吾、未だ、足るを知らず

九十九里地方の出来事や、日常のこと、世間のこと、読書、映画鑑賞などをブログにしたいと思います。

川内康範原作 七色仮面を観る

2013年02月12日 19時58分49秒 | 読書、映画鑑賞
七色仮面
原作川内康範、漫画は一峯大二
ドラマは主演 蘭光太郎(七色仮面)役、波島進
重厚で貫禄十分な役者さんで原作が川内康範氏の作品なので子ども向けというより、むしろ大人でも楽しめる作品。第一部から第四部までは、蘭光太郎を波島進が演じることになる。以後は新七色仮面として千葉真一が引き継ぐ。
川内康範氏の月光仮面からのテーマである、「憎まず、殺さず、赦しましょう!」の精神を兼ね備えた月光仮面の要素+多羅尾伴内の子供版として描いた作品。キャッチフレーズは、七つの顔を持つ正義の人、それが七色仮面である。
第一部コブラ仮面
第二部キングローズ
第三部レッド・ジャガー
第四部スリー・エース
第七部では「日本は狙われている」これが完結編となるが川内康範氏らしいテーマで日本を狙う外資の内容となっている。これは七色仮面だけでなくレインボーマンなどの作品にも見られる。川内康範氏は、このような作品を手がける一方で、「おふくろさん」など作詞家としても素晴らしい業績を残された。
一部((コブラ仮面)
コブラ仮面が、戦争時の財宝を狙い、毒蛇コブラを操り殺人や誘拐を引き起こす。
1 蛇笛殺人事件
2 悪魔の哄笑
3 呪われた秘密
4 意外な証言
5 恐るべき復讐
6 七色仮面登場
7 死の追跡
8 迷探偵出動
9 ホクロの謎
10 魔の陥し穴
11 深夜の大爆発
12 南海の凱歌


妖のある話 陳 舜臣 (著) を読んで

2013年02月01日 20時19分29秒 | 読書、映画鑑賞
妖のある話 陳 舜臣 (著) を読んで

陳舜臣さんの作品が好きで、小説十八史略、唐代伝奇などいろいろな作品を愛読させていただいております。
(妖のある話)の妖とは、あやしい【妖しい】(まどわす)
妖しい姿 ⇒【色っぽい】 
このような意味らしい。
類語実用辞典(三省堂)参照
傾国の美女西施は、妖しいまでに呉王夫差を惑わして骨抜きにし、呉衰亡の原因を作った越の伝説的美女を始めとして本作品は、中国史上の女性をいろいろと取り上げたエッセイです。
歴史上とはいっても日本ではあまり馴染みのない人物も多く出てきますが、
男心をかき立てる「妖女」の魅力とは?
男を刺激し翻弄する、妖しくも愛すべき女たちの姿が、少女や醜女の心根、病身美人の良さなど、
いろいろな角度で書かれていて興味の出る人物が多く出てくる面白い作品と思いました。
柔道関係者の一連の事件といい 女の人は、妖があるのかな?

JIN―仁を読む

2013年02月01日 18時19分02秒 | 読書、映画鑑賞
JIN―仁― 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
クリエーター情報なし
集英社


ドラマ放映されたが原作は文庫本。
南方仁は大学附属病院に勤める脳外科医で、彼が頭部裂傷の緊急手術を執刀した患者が、病院を脱走しようとするうちに患者と揉みあい仁は幕末動乱の時代にタイムスリップをするお話。タイムマシンに乗り未来や過去に行く話しはいくらでもあるが、この作品は、医療というものを題材にした重くて貴重な作品。
現代医学に慣れきった医師が、電気も抗生物質もない世界で、生きるための戦いが始まるわけだが、漫画も面白さや内容などドラマと引けをとらない素晴らしさです。
ドラマも演技力のある役者さんたちで、見事な作品ですが、原作がやはり良く描かれています。医療が題材だけに「JIN―仁」にされたと思いますが、それにふさわしい内容と描写力と思います。