写 真 散 歩

特別じゃなくて、普段の散歩のときに見つけた
モノを写真で綴る、ページです。

オリンパスプラザに偵察に行ってきました。

2013-09-15 | 機材考察など

9/14に大阪方面に行くついでがあったので、オリンパスプラザに例のヤツを偵察に逝ってきました。


こんな感じで、実際に手にとって確かめられます。


大きすぎずちぃさすぎず、絶妙の大きさでした。本体はマグネシュームのダイキャスト整形で、

ダイヤル関係は、無垢の金属削りだしだそうで、持った感じも軽いのですがずっしりしています。

変な表現ですが、見た目がちぃさいので頭の中で想像していた軽さと、実機とののギャップがあるから

だと思います。E-M5のときよりグリップは広く場所がとられていて窮屈感が相当緩和してます。


裏面です。グリップの処の造形がよく分かりますね。十字キーの位置が上の方に移動してます。

ただ、再生ボタンとか位置が変わってしまったので慣れるまで、この辺の配置はそろそろ固定化して

欲しいところですね・・・機種ごとにレイアウト換えるのはボディを複数台混ぜて使うとき、間違います。(^_^;)



バッテリーグリップを外した状態は、なかなか軽快な感じで、私的にはこの状態で使いたいですネ。


グリップの握りは、気に入りました。親指を置くところが盛り上がっていて、

シャッターボタンも少し傾斜が付けられていて、指の掛かりも丁度良い感じです。また、下側に行くほど

太くなっていく感じでコレも好みです、




レンズも、リクエストに応えてくれて、スキなレンズを装着して試せます。

今回の感心事の一番は、やはりフォーサーズレンズを付けたときどこまで、実用になるのかというのが

一番気がかりだったので、ZD ED12-60 SWDを付けて貰って確かめてきました。

結論から言うと、完璧では無いが気にならないレベルまで、行ってます。SWDの特性で距離環ののぞき窓を見ていると

停止時にびたっと止まらずにリバウンドみたいな動作をしているのが見て取れるのですが、コレはSWDレンズの動作特性

上のことで完全に押さえるのは難しいみたいですね。SWDレンズ以外の時はこんな動作は見られず、フォーサーズのボディ

でフォサーズのボディでAFをしているのと同じ様に動作してました。早さとか精度は、感覚的なモノでしか有りませんが、

わたしは、違和感を感じませんでした。十分実用に足と思います。

撮像素子による位相差用AFセンサーは、これから更に改良が進むと思いますが、コントラストAFとお互い補完し合うことで

スピードと精度の向上が見込めると思うので、これからも目が離せませんね。




このレンズ、発売当初から目を付けていたのですが、実際に覗かせて貰いましたが、やっぱり良いですね。



隣のスペースで写真の展示がされてました。モノクロで1:1画角新鮮でした。

 


Four Thirds Lenses Joint Catalog 2010.09

2010-10-13 | 機材考察など
オツネントンボ         E-3   ZD ED50mm F2 MACRO + EC-20   (100mm F8.0  -0.3  1/640 ISO800)

このカタログは、現在のフォサーズのレンズを象徴していますね。
カタログの構成は、
デジタルの明日を拓き続ける力。と言う見出し・・・
マイクロフォサーズの説明。
マイクロフォーサーズのレンズ群(16本)
フォサーズのレンズ群(27本)

ォーサーズの27本の内訳は・・・
オリンパス  19本  (SHG 6本 HG 6本 SD 7本)
パナソニック 4本
SIGMA        4本

広角ズーム(4本)
  ZD ED7-14mmF4.0
  ZD ED9-18mmF4.0-5.6
  ZD 11-22mm2.8-3.5
  SIGMA 10-20mmF4-5.6 EX DC HSM
標準ズーム(8本)
  ZD ED12-60mmF2.8-4.0 SWD
  ZD ED14-35mmF2.0 SWD
  ZD ED14-42mmF3.5-5.6
  PanaLEICA VE14-50mmF2.8-3.5
  PanaLEICA VE14-50mmF3.8-5.6
  ZD14-54mmF2.8-3.5II
  PanaLEICA VE 14-150mmF3.5-5.6
  ZD ED18-180mmF3.5-6.3
望遠ズーム(5本)
  ZD ED35-100mmF2.0
  ZD ED40-150mmF4.0-5.6
  ZD ED50-200mmF2.8-3.5 SWD
  ZD ED70-300mmF4.0-5.6
  ZD ED90-250mmF2.8
単焦点マクロ(3本)
  ZD35mmF3.5 MACRO
  ZD ED50mmF2.0 MACRO
  SIGMA 150mmF2.8 MACRO EX DG HSM
単焦点(7本)
  ZD ED 8mmF3.5 Fisheye
  PanaLEICA 25mmF1.4
  ZD25mmF2.8 
  SIGMA 30mmF1.4 EX DC HSM
  SIGMA 50mmF1.4 EX DG HSM
  ZD ED150mmF2.0
  ZD ED300mmF2.8

こうして並べてみると、シグマのレンズが激減ですね。わずかに4本・・・標準・望遠系のレンズがばっさり
ディスコンに成っちゃっています。パナソニックにしても、フォーサーズは新レンズの供給は絶望的。。。
この現状で、もうレンズは十分と言ったオリンパスのコメントを見ると情けなくなります。
他力本願で、まかなっていたオリンパスのレンズラインナップの穴はあまりにも大きいですね。

とくに、マクロは、わずかに3本、SIGMA100mmF2.8MACROもディスコンですね。
 幻のZD100mmF2 MACROを出してほしかったですね・・・
SIGMAから新しく発売されるSIGMA 150mmF2.8 MACRO EX DG HSMの新型は、
防塵・防滴仕様でしかも手ぶれ補正機構を内蔵しています。
しかし、リリース予定にはフォーサーズの名前は挙がっていません・・・悲しいですね。
これのフォーサーズマウントが出たら、間違いなく買っていたのはずなのに・・・
まさにE-1にぴったりですよね。防塵・防滴でしかもレンズ内手ぶれ補正機構付きですから・・・

望遠にいたっては、300mm以上の焦点距離のレンズは一本も無し・・・
最長の焦点距離の300mmに至っては、SHGのZD ED300mmF2.8ZD ED70-300mmF4.0-5.6
あまりにも極端過ぎます。この中間のレンズが本来無いといけないはずなんですが・・・

全体としてみると、SIGMAレンズのディスコンが特に目立ちますね。
パナソニックも事実上新しいボディ出していないし、現在販売しているレンズの供給がいつまで
続くかは不透明ですね。
この状態で、オリンパスのレンズ開発凍結宣言ですから・・・現実は本当に厳しいですね。
本当に・・・ここまでとは思いませんでした。
結局のところ、フォーサーズの新レンズを作るところは、全く存在しなく成ってしまったと
言うことです。

わたしも、冬場の野鳥撮影用にと、最近オークションで手に入れたニコンの300mmF4は、
結局手放してしまいました。ニコンのレンズですから結構期待していたのですが、
解放で使い物にならず、あんなに色収差が多いとは思いませんでした。
絞ると多少ましになりましたが、絞って使うのであれば、F4の解放口径が生かせません、
解放から当たり前のように使えるのは、限られたレンズだけだと言うことをすっかり忘れていました。
300mm~400mmクラスの手持ちで使える重量のF4クラスのレンズで何か良いレンズは、
無いでしょうか・・・


E-5の画質について・・・

2010-09-25 | 機材考察など
撮像素子、がらみでいろいろと考えてみて・・・
今度のE-5は、本当に画質が向上しているのか・・・デジタルカメラの場合は、
やはり自社で撮像素子を調達できるところの製品が,本当に有利なんだと思いますね。
オリンパスの場合も、自社で生産ができないのなら,複数の入手ルートを確保するべきだと思いますが、
じっさいは、E-400を最後にコダックのセンサーを積んだ機種は出ていません。
その後は,現在に至るまでパナソニック製の撮像素子しか採用していません。
今回の、E-5の発売時も、本来ならそのときに持てる最新・最強の撮像素子を用意してほしかったところですが、
バナのDMC-GH2に搭載された最新の1600万画素は、見送りでした、
私的には、フォーサーズに高画素の撮像素子をいたずらに求めても、ノイズの面とかダイナミックレンジの
面で、ネガも多くなりますから、あまり多い画素数は、望みませんが・・・
他社が1600や1800万画素を投入してくると見劣りするのは,やはり残念です。
特に、ズイコーデジタルのレンズ群が 当初より2000万画素を達成したときにレンズの解像度がこの要求に答える
ために、自ら高いハードルを設定して,これをクリアーしてきたはずです・・・
ですから、噂で最後のフォーサーズボディとも言われるE-5のボディが,最初1230万画素と聞いたとき、
これで、E-SYSTEMのボディは最後までレンズの限界性能を発揮させることができなかったのだと落胆しました。
相対的に,過度の要求スペックで作り込まれたズイコーデジタルのレンズは、フォーマットの割に無用に大きなレンズ群で
あったという事になってしまいそうです。これでは,優秀なレンズ群(SHG)が本当に可哀想です。

撮像素子を選定するときに本当に他に選択肢はなかったのかと思いますが・・・
今更、ユーザーがこんなところで愚痴を書いていても始まりませんが、たとえばSIGMAのフォビオントか、
フジのスパーCCDハニカムとか、第1章の世代の時のコダックとか・・・フォーサーズ企画に協賛している会社が
ありながら、結局はやはりパナソニック製の撮像素子が選定されてしまいました。
別に、私はパナソニックが嫌いでも何でもなく、現にE-510、E-3と続けてパナソニックの撮像素子を積んだ機種を
使ってきましたが、何も問題がないと思います。APSゃフルサイズの撮像素子と比較すると撮像素子の大きさからくる
絶対的な差は残ります。これは同じ画素数を作り込んだときには、ちぃさな素子サイズを選んだフォーマットは、
自ずと画素一つ当たりの面積が小さくなり、ダイナミックレンジ・S/N比で不利となります。
その代わり、フォサーズは、他より小さな撮像素子サイズをあえて選び、その撮像素子に対して最適なレンズを用意する
ことで、画質的な不利な条件を乗り換えてきたと思うのです。2倍換算と言うことで望遠レンズに至っては、
手持ちで超望遠がとり回せるほどシステムを小型にしました。残念ながら、それを生かし切るレンズは最後まで出ません
でしたが・・・広角レンズに至っては設計が難しいと言われながら,優秀なレンズも多くあります。ただ、見事にズーム
レンズのみでしたが・・・いけませんね・・・すでに文章が過去形になっちゃっていますね。。。。>汗

実際問題として、フラッグシップに積む撮像素子は、素性をしっかりと把握していて、どんな時でも破綻しない
安定した画質を要求されますから、現状ではパナソニック以外の撮像素子を選択するギャンブルはできなかったと思いますね。
惜しむらくは、DMC-GH2に積まれた撮像素子がほしかったというのが本音ですが・・・。。。
会社間でいろいろと事情があると思うのですが、本当に残念な結果です。

画質の面では、今回のE-5では、1230万画素と大きくは画素アップはしなかったですけど、
その代わりに、ローパスフィルターの効きを弱め、レンズの解像力を引き出すと言うことですが、
このファインディティル処理というのを、どの時点で行うのかによって結果が変わってくると思うのですが、

わたしが、オリンパスプラザで聞いた情報だと、撮像素子から取り込んだデーターを使ってRAWファイルを作成する時に
使用すると説明を受けました。ですからRAWファイルが完成した時点で、すでに処理はカメラ内で完了していると聞きました。
ですから、家でパソコンを使ってファイルを開いても、他社の現像ソフトを使っても,ファインディティルの処理後の
データーであると・・・

ところが後日、全く違う情報が出てきました。
内容としては,私が聞いたのと真逆でオリンパス製のRAW現像ソフトでファイルを開いた時に処理されるとのこと。
つまり他社製のRAW現像ソフトを使用したときには、この処理は全く行われず、そのソフトに内蔵された機能で、
ローパスフィルターを薄くしたことによる弊害として、発生するであろう偽り色の発生・モアレの処理を含めて行うと
いうことです。

オリンパスの発表によると、解像感を高める処理というのは、そうすると何が担うのかと言うことが、大きく疑問です、
ファインディティルが解像感をあげる処理をしないのなら、残るは薄くしたローパスフィルターだけが、この解像感アップの
為に働くことになりますが、そうするとE-5の本体では一体何をするために,画像処理エンジンを2台積んだのか、
必要性が分からなく成りました。動画とアートフィルターに適応するためだけであったなら・・・
まさかそんなことが理由とは,考えたくありませんが・・・実際のところはどうなんでしょう・・・

わたしは、画質向上のためと思っていたのですが、後で出てきた情報が真実であったなら、ファインディテールは
RAWファイルの作成には関与していないことになります。そうすると・・・
以下のことが,大きく疑問に感じます。

RAWファイルで取り込んだ情報と言うのは、仕様を見るとRAW(12bit ロスレス圧縮)となっています。
これは撮像素子から取り込んだアナログデータをA/D変換して12bitのデジタル信号に圧縮変換したと言うことです。
ロスレスと記載されていますのでJpegの非可逆圧縮とは異なり、可逆圧縮と言うことになるのでしょうか・・・
それでも、RAWファイルになった時点で、12bitのデーター以外は不要と成って捨てられたと言うことを意味します。
と言うことは、1200万画素の12bitデータの中に、1600万画素や1800万画素の情報が本当に再現できるのか
とても疑問に思えたのです。
実際に1200万画素の撮像素子であっても実際は,ローパスフィルターで高域の成分をぼかしていたために、
現実的には、1200万画素より遙かに下の解像度しか持たず、今回のローパスフィルターを薄く、ほとんどないに等しい
ぐらいに弱めたことで,ようやく1200万画素の本来の解像度が得られた。
だから、今回の新型の1230万画素の撮像素子は、以前の撮像素子の1230万画素を凌ぎ、1600万~1800万画素(ローパス
フィルターを持つ。)撮像素子に匹敵する解像感を達成したということですか・・・
だから、解像度とはあえて言わず・・・ 解像感と表記していると言うことですか。
たしかに、E-3と比べて確実に解像感は向上していますが、何とも微妙な心持ちになりますね。
ということは、実際問題としてSHGのレンズの本当の解像度にはまだまだ開きが大きいと言えますね。
今回のE-5で本来の1200万画素の実力を出し切ったとするなら、
オリンパスの言う、SHGレンズの性能を出し切ったというのは、単なるリップサービスでないかと、
思えてきました。2000万画素と1200万画素では,まだまだ開きが大きいと思います。

改良型で、E-3の正常進化したモノのはずですが・・・自分が欲しい機能に進化が認められなかったら
やはり、購入をためらいますよね・・・結局はいつかは手に入れるかもしれませんが、
慌てて手に入れるほどのモノではないかもしれません。

正確な情報が待たれるのですが・・・
わたしは、 フォーサーズの概念は今でも正しいと思っています。E-3を使ってきて
私のカメラ使用状況にとてもマッチしています。私が撮る対象が主にMACROと野鳥だからかもしれませんが、
ほかでは、なかなか代用ができないすぐれたシステムだと思っています。
最近の会社トップの考えと、製品そのものを作る人たちのギャップがあるのが問題だと思います。
マイクロに軸足を移した事は、もう明白ですが・・・

芯のぶれない理念・理想を貫き通してほしいと思います。
企業ですから売れる物を作らねば成らないのは理解します、でも理念も理想もない製品には「夢」がありません
わたしは、夢のない製品には、愛着が持てないです。
これからも夢のあるとんがった製品をリリースしてくれるなら、この先、私もオリバカをつづけられます。

複眼-2

2010-09-25 | 機材考察など
シオカラトンボ
トンボ目 トンボ亜目 トンボ科 トンボ亜科

E-3  
ZD ED50mm F2 MACRO + EC-20
100mm F8.0 1/320 ISO200

長くなってきたので・・・一端切ってしまいましたが、もう少し続きます・・・

ベイヤー配列は、以下のように画像を演算で補完処理して、欠損したデーターを求めます。

Rの素子の数は、 縦1500×横2000 ×4倍 =  12,000,000ピクセル  
Bの素子の数は、 縦1500×横2000 ×4倍 =  12,000,000ピクセル
Gの素子の数は、 縦3000×横2000 ×2倍 =  12,000,000ピクセル
全部併せて                   36,000,000ピクセルです。

自分でも、何を書いているのか良く分からなく成ってきましたが、
本来ほしいのは、1画素の中に
R 0~255
G 0~255
B 0~255
と言う3つのデーターのはずなんですよね。これがあれば画素毎にフルカラーの発色が
得られるはずです。これが最終的な出力形態だと思います。
ところが、撮像素子のスペックで言うところの画素というのは、意味合いが異なるようで
ピクセルで呼んでみたり、ドット、画素と呼んでみたり、非常にややこしいですね。

オリンパスのE-5では、総画素数1310万画素(RAW4032×3024)となっていますね。
有効画素数では、1230万画素となっていますね。
撮像素子の1素子はあくまで、一つの色の信号しか受けとらないはずで、
先ほどのRGBそれぞれの信号を作るには、最低でも3素子必要なはずなんですよ、
単純に考えると、1200万画素を得るためには、4000×3000×3素子=3600万個の素子が必要。
でも、ベイヤ配列の撮像素子は、単板の4000×3000で、合計1200万個の素子から演算により
足りない分を補って1200万画素の画像を作るわけです。
フォビオンは、演算ではなく実際に、4000×3000×3層で、実際に3600万個の素子を用意して
1200万画素の画像を作るというわけです。

補完演算の仕方は、私も詳しくは知りませんが、隣り合う同じ種類の画素から導き出すようです。
一般的な,周波数の低い画像では、周りの画素をつなぎ合わせて、何となく元の形が分かるように
補完するのは、今の技術では可能だと思いますが・・・イメージが適切かどうか分かりませんが・・・

すだれ越しの画像を見たときに、すだれに邪魔されて見ることができない部分があっても、見えている部分の
情報から、足り無い部分を頭の中で推測して過去の経験から、補完画像を作り出すと言ったところでしょうか・・・
では、同じ事を高周波の成分を含んだ、細かい繰り返しのパタンの絵を見たときはどうでしょうか???
すだれ越しで,同じように頭の中で補完画像を作ろうとしても、すだれに邪魔されて見えない部分と
見えている部分の大きさが等しいぐらいにだったとしたら・・・画像を頭の中で組み立てるのは、
困難では、無いでしょうか・・・何が見えているのか分からなく成ってしまいそうですよね。

ベイヤータイプの撮像素子がもっとも嫌うのが、市松模様の様な細かい連続パタンでは無いでしょうか・・・
あと、レースのカーテンとか・・・
ある程度の大きさまでは、何とか再現できますが、これが細かく(周波数が上がるほど)境目の輪郭を正確に
とらえるのができなくなってくるのです。そうすると、画像を復元処理したデーターに誤った演算処理が多発します。
モノクロのばあいは、だだ単に演算誤差があったとしてもノイズとして片づける事もできるのですが、
問題はカラー画像を得る為に,RGBで3枚の画像を演算により求めるわけです。
この3枚の画像がぴったりと重なってくれたら問題は起こらないのですが・・・現実は,ぴったりとは
重ならないのです。先ほど、市松模様の場合と言いましたが,この模様がたとえば白と黒だったとしても、
ぴったりと重ならなかった部分は、信号が誤って載っています。この誤ったデータの為に,本来そこに存在しない
色の信号が発生してしまうのです。これが偽り色が発生する原理です。
色のノイズとして、画像の輪郭の周辺に発生します。
モアレについては、光学的な要素でも干渉縞が原因で発生する場合もあるので、もっと複雑ですが・・・
3枚のRGBの画像を重ねたときに食い違った部分に、本来の画像にないバタンが浮かび上がる現象です。

では、このような不具合をどうやって解消するのか、カメラ内の演算装置では、複雑な計算式を組み合わせれば
ある程度は、緩和することができますが、これとて搭載できるCPUの能力に限度があります。
そこで、考え出されたのがローパスフィルターです。このフィルターは,純粋に光学的なフィルターで
撮像素子の前に,赤外線カットフィルターとともに、装着されて、撮像素子に入る光のうち、高周波の成分
を取り除いていたわけです。
このフィルターを通ることで、高周波の成分は市松模様の様に明暗のはっきりしたモノから、色や形がぼかされて
灰色のぼんやりとしたモノに変えられてしまいます。
こうすることで、偽り色とか。モアレの元になる成分を撮像素子に取り込まなくなるために、
後の処理が非常に楽になるわけです。
ただし、この副作用として解像度は、明らかに後退します・・・それは、細かい部分ほどぼかしているのですから、
当たり前の結果ですよね。そのために解像度を高めるためには、撮像素子の画素ピッチをどんどんと細密にしていった
訳です。こんどは、細密化による他の問題も浮上してくるのですが・・・こっちの話は、また機会がありましたら
書いてみたいと思います。

結局のところ、このローパスフィルターのさじ加減と画像処理エンジンの味付けによって,同じ画素数を持つカメラでも
画質に差が出てくると言うわけです。

ようやくこれで本題に入れますが・・・(石を投げないで
E-5の画質向上の鍵となる本命の部分だと思っているのですが、例のファインディティル処理というのが、
新しく搭載された画像処理エンジンの「TruePicV+」に組み込まれているのですが、上の記事でくどくどと・・・
書いてきた様なことを,一手に引き受けて、薄くしたローパスフィルターと組んで、解像感を向上させた
と、言う今回のオリンパスのキャッチフレーズな訳ですが・・・

実際のところは、まだ製品が発売されていないので,見ることができるのはサンプル写真だけであり
非常に情報源が乏しい中で、いろいろと自分なりにああでもない・・・こうでもないと考えているのでした・・・

もうすこしつづきます・・・

複眼

2010-09-24 | 機材考察など
この目玉、一体どんな風に世界が見えているのだろうと・・・
大きな目ですが、中空のボウルの様な構造の頭の表面に無数のちぃさな目が並ぶのは、
いつ見ても不思議です。レンズを通してみると、幾何学的な模様というか,規則正しいバタンが見えますね・・・

ナツアカネ
トンボ目 トンボ亜目 トンボ科 アカトンボ亜科

E-3  
ZD ED50mm F2 MACRO + EC-20
100mm F8.0 -0.3 1/60 ISO400


E-5の発表からようやく10 日ですが・・・
その間にいいろな噂やら、否定のコメントやら、そのときの一言がまたも衝撃的だったり・・・
慌ただしい10日間でした。ようやく一呼吸置いて,冷静に考えられそうです。

その中で、やはり疑問に思うのは、E-5の解像感の話です。
オリンパスの発表では、1230万画素の撮像素子を用いて他社の1230万画素機をしのぎ、
1600万画素から、1800万画素の撮像素子を持つ機種に並ぶほどの解像感を達成しています。と、いう事です。

ここで、語られるのは,あくまで解像感で会って解像度ではないことです。
このすぐれた解像感を得るために,要素技術としては、ローパスフィルターの効きをほとんど無いのと
同じぐらいに弱め、そのことで今までローパスフィルターで,カットしていた高周波の成分が、そのままに撮像素子に
届き、解像度を損なうことなく取り込むことが可能になる。そのために同じ1230万画素でも,他社と同じ解像では無いと
いう説明でした。
ところでこのローバスフィルターですが一体、何のために付いていたかと言うことです。
読んで字のごとくなのですが、低い周波数成分はそのままで通しますが、高周波の成分は、ここで阻止をするわけです。
阻止と行っても光を全く通さないのでは無くて、フィルターを通るときに水晶の屈折を利用して、高周波の成分だけを
屈折により散乱させてぼかすのです。これによりモアレとか、偽り色の発生を抑制するのです。
では、なぜモアレとか偽り色が発生するかは、これは撮像素子の仕組みに根本があります。
よくベイヤー配置の撮像素子というのを聞いたことがあると思うのですが、一般的に売られている撮像素子は、ある一部を
除いて、みんなこのタイプの素子です。では、一部というと何かと言うことなのですが、SIGMAが開発している
フォビオンと言われる撮像素子です。あとは、フジの開発しているスーパーCCDハニカムの撮像素子がありますね。
まあ、この二つはとりあえず横に置いておいて・・・
ベイヤー配列の撮像素子に話を戻しますが・・・
では、なぜ折角レンズで大変なコストを掛けて、焦点面に集光した光をローパスフィルターで高周波の成分をぼかす
様なことをしないといけないのかと言うことです。ぼかすということは、もちろん解像度を得ようとする行為と全く
逆の行為をしているわけです。
ここで、ベイヤ配列の撮像素子の構造を見てみると、この撮像素子の構造的な欠点を補うために、必要悪として
導入されたモノがローパスフィルターだったのです。
ベイヤータイプの撮像素子は、この4つの素子で1画素を形成しています。

R-G
G-B

撮像素子というのは、本来モノクロでカラーを感知することはできないので、
カラーの信号を得るために、R・G・Bそれぞれの色フィルターを素子の前に置いて、カラーの信号を得ているのでです。
Gの素子だけが2つ有るのは、人間の目の感度が 緑の色の周波数に対して特に敏感なため、解像度を高めるために
RとBの倍の素子数を配置しているらしいです。

撮像素子の表面は、この順でびっしりと覆われています。
ここで、見てほしいのは、Rの素子に注目すると・・・
Rの素子の右隣はGの素子があってRの情報が無いのです。そして、Gの隣に次のRの素子があります。
下を見ると,すぐ下の列には、Rの情報が全く無いのです。そして、次の列になって
ようやくRの素子が現れます。
早い話が、横方向は、1つおきに,縦方向は1列おきにしかRの情報が無いのです。
Bの素子もRと全く同じ状況です、横方向は、1つおきに,縦方向は1列おきです。
Gの素子は、R・Bと比べると2倍の素子の数をを持ちますが・・・それでも、縦・横一つおきにしか情報がありません、

たとえば、縦3000×横4000ピクセルの撮像素子の場合は、1200万画素ですが・・・
Rの素子の数は、縦1500×横2000 = 3,000,000ピクセル
Bの素子の数は、縦1500×横2000 = 3,000,000ピクセル
Gの素子の数は、縦3000×横2000 = 6,000,000ピクセル
全部併せて            12,000,000ピクセルです。

一般に、ベイヤー配列の場合は、縦3000×横4000の撮像素子は、1200万画素と言うことになりますが、
何かおかしな事に気がつかれたのでは無いでしょうか・・・
本来、画素といった場合は、R・G・Bの3つのデーターを持つ最小単位を、1画素と定義していたはずです。
本当の意味での、1200万画素の場合は、

(縦3000×横4000)×3 = 36,000,000ピクセル必要です。

見事に計算があいませんよね・・・
で、ここで先ほどのベイヤー配列は、演算によりこの足りないドットを補うのです。

Rの素子の数は、 縦1500×横2000 ×4倍 =  12,000,000ピクセル  
Bの素子の数は、 縦1500×横2000 ×4倍 =  12,000,000ピクセル
Gの素子の数は、 縦3000×横2000 ×2倍 =  12,000,000ピクセル
全部併せて                  36,000,000ピクセルです。

R・Bの素子の場合、わずか1/4のデータから、残りの3/4のデータを作り出すわけです。
Gの場合は、1/2から、残りの半分を演算により求めるわけです・・・ちょっと驚きですよね。
ここで、もう一つ・・・
この補完演算をする前の撮像素子のドット数を数えてみると、
R-Bは、それぞれ300万素子、Gで600万素子の情報量しか有りません。解像度を語るときに
ベイヤー配列の素子は、これだけの元情報しか持たないと言うことです。

ここで、先ほどのフォビオンの撮像素子の場合は、たとえベイヤ配列の撮像素子と同じ
画素数であっても、全く同様の解像度とは言えないと思いますね。
なぜなら、フォビオンのばあいは、3層構造として、本来必要な素子が実際に存在するからです。
つまり、各層毎に単独で1200万個の素子があるのですから、解像度では大差が付きますよね。
ベイヤー配列のばあいは、同一の画素数では、ありますが,必要な素子の1/3しか実際の
素子を持たず、残りの2/3は演算により補完処理されるのですから・・・

SIGMAのSD-1の発表時のコメントに4600万ピクセル(3200×4800×3層)の表記がありましたが、
画素数で書くと、1536万画素と言うことになります。
とても紛らわしい表現だと思いますが・・・3200×4800×1層のベイヤー配列の撮像素子と、
同じ1536万画素と同列として扱われたくなかった、SIGMAの気持ちは、よく分かります・・・

ちと、長くなってきましたので・・・ここで一端切ります。
すいませんが、もう少し続きます。

E-5の後ろ側

2010-09-17 | 機材考察など
前から見たら、ほとんど区別が付かなかったのですが、後ろ側は、いろいろと変わっています。

グリップの部分を見てもらったら分かるのですが、新しく付いた液晶パネルのために・・・
全体的に握るスペースが狭くなっています。特に十字ボタンが、親指の腹の部分に近づきすぎて、
グリップを握ったままで操作するのは、困難です。親指を浮かさないと操作ができないのは困りものですね。
感じとしては、普通に握った感じで親指の付け根の腹の部分が十字キーの右側のボタンに触っている状態です。
それと、ISのボタンが省略されてしまいました。。。>汗
設定を変えるには、スーパーコンパネで十字キーでボタンを何度か押して変えるか、Fnボタンにこの機能を割り付けるか
しか方法が無いみたいです。今回のモデルチェンジで、機能は大幅に増えましたが、結局のところ
ボディの金型を変えたのは、後ろの半面だけで、前側とトップカバーは、全くの流用の様です。
E-3の操作体系は、モードダイヤルを持たないので、「ボタン操作」+「十字キー」の操作で、すべて設定を行うので
機能が増えた分、設定の階層が増えて、使いこなすのはなかなか大変そうな感じですね・・・

デザイン的に気になったのは・・・液晶パネルの縁の下段の位置です。
E-3では、この部分は、消去・INFO・MENU・ライブービューのボタンが並んで居たところです。
この場所は、ボタンの位置が一段くぼんでいて、ガードがなされていました。
このガードの部分で液晶のパネルの部分も守られていた訳です。
E-5では、液晶パネルに追い出されてボタンは違う場所にそれぞれお引っ越しと相成りました。
それと、少し気になるのが液晶パネルを収納した状態で、液晶の枠の部分がボトムで一番出っ張った部分になってしまうこと。
そうです、この部分は首や肩にストラップでカメラを掛けたときに、長めのレンズをつけているとカメラがお辞儀をすると
体の部分にこすれる部分でも有るわけです。その部分が液晶の枠の部分になるわけで・・・
そこで以前、E-3で問題になった液晶パネルの枠の強度不足が頭をかすめるわけです・・・
もちろん、この部分に掛かったストレスは、もろに液晶のヒンジに掛かるわけです・・・
大丈夫なのかと、少し心配になりました。
縦グリをつければ問題が無いのかもしれませんが・・・
私的には、縦グリは重量が増すだけなので端から装着する気は毛頭無いのですが・・・

それと、記録メディア室のフタも変わりましたね。この部分はグレードダウンですね。解放用のラッチが無くなって
一端、手前に引き出して、それから外側に開ける方式で、使っているうちにカチッと閉まらなくなるのではと・・・
そういう予感がします。この部分は、E-1の潜水艦のハッチみたいな方式から、明らかに退化していますね。残念です。

今回のE-5に関しては、位相差AF とイメジャーAFの両用が可能になりました。
ライブビューの時にE-3の時のように、ミラーがパタパタして位相差AFで併せて、という動作が無くなって
ミラーアップしたままで、すべてのレンズで撮像素子によるイメジャーAFで撮影が可能になったので、格段に使い勝手が
向上しました。わたしは、このイメージャーAFの搭載機を持っていないので、なかなか新鮮でした。

液晶も明らかに、繊細で綺麗な表示と成っていました。流石92万ドットのパネルです。
これは、新型機が出るたびに言われていた部分ですが・・・ようやく実現ですね。
室内でしか見てないので、屋外での視認性はなんとも判断できませんが、この改良は本当にありがたいですね。

今回のE-5では前から見たら、E-3と遠目で見分けるのが本当に困難ですね、前から分かるのはE-5のロゴの部分見ないと
分からないぐらいですね。この外観が変わらないことで助かる人も大勢居そうですが・・・
外観とハード的には、そんなに変わらないみたいですが、今回のモデルチェンジで変わったのは、
電子回路とソフトの面ですね。

印象としては、割と好印象を持てましたが・・・いつか買うかと思いますが・・・今すぐ予約で買うか、
それとも、1年後か・・・
もうしばらく情報を集めてからですね。


偵察に行ってきました。

2010-09-17 | 機材考察など
見たまんまですね。
大阪のオリンパスプラザに逝って参りました。
目的は、わかりきったことでございますが・・・E-5を握りに行ってきました。

これまでの発売に至る経過からすると手放しで喜べる状況ではなく、
E-3のマイナーチェンジと言ってしまえば終わりのような気がします。
ただ、言えることは、この状況で何とか製品として出してくれたことに感謝すると言うことです。
会社の方針としては、誰がどう見てもマイクロ・フォーサーズに重心が完全に移ってしまったこと、
会社としても今後、フォーサーズに開発リソースを裂くことは積極的には無いことです。

係の人と、いろいろと話していたのですが、今後のレンズの開発は続くのか・・・質問してみました。
この問いに関しては、非常に残念な答えでした。例の開発中と成っていた望遠MACROについて
ストレートに聞いてみました。
係の人は、答えずらそうにしておられましたが、嘘を言うわけにはいかないと・・・
正直に答えてくださいました。開発は打ち切りに成ったと・・・つまり、フォーサーズで発売予定の
レンズは、現状で一本も無いそうです・・・残念ながら、これが現状の状態です。
わたしは、まだレンズのラインナップの中で、空白地帯が有るのにと問いかけましたが、
フォーサーズレンズの新規の開発は未定との事です。また、現行のレンズのSWD化とかの予定は全くないとも
言っておられました。。。。>絶句

結局のところ、フォサーズのレンズの進歩は止まったと言うこと。現状維持がどれぐらいの期間続くかは分かりませんが
新規のレンズのリリースがないと言うことは、本当に残念で成りません。出ているレンズはどれも優秀だとおもいますが、
まだまだ足りないレンズが有ると言うのにのに・・・
結局のところ、メーカーも商売ですから、売れるものを作って市場に供給しないと、事業を継続するのは困難なこと、
オリンパスとしては、フォーサーズとマイクロの2本柱で行きたいと、言っていたはずですが、現状は片方に開発リソースを
裂くと反対側は、見事にやせ細ってしまいました・・・こうなることは、うすうす気がついて居たはずなのですが・・・。。

とりあえずは、新製品でE-5が出たことで、このE-5が部品供給がストップするまで、後7~10年ぐらいは使い続けることが
できるはずです。レンズも故障しても、この期間は修理が効くと思われます。

ここで、係の人にもう一つ質問を・・・E-5のターゲットはどのようなユーザーを想定しているのか・・・
今回の主要なスペックだけで比較すると、他社のユーザーにアピールできる要素が有るか、競争力が有るのか・・・
答えとしては、使ってもらったら分かるとおっしゃっていましたが、カタログスペックだけでは、
さすがに厳しいのは、明白でした。
ただ、画質に関しては力説しておられました。今回のE-5は、間違いなく過去のどのフォーサーズより画質が良いと、
解像感・対ノイズに関して画像処理エンジンの進歩と、ローパースフィルターの効きを弱めたことで、
ぎりぎりまで解像力を引き出し、なおかつディティールを残したままで、ノイズを消すのではなくて、
バランスのよい絵づくりを目指したと言っておられました。
サンプルの画像の一部を引き延ばした写真を見てきましたが、確かに他社の1200万画素の同じ画素数の撮像素子を採用した
ものより、解像感、コントラストで勝っていました。1800万画素の撮像素子と比べると、さすがに細部のキレというか、
解像感は負けますが、物の質感とかコントラストでは良い勝負をしていました。
あと、低照度の夜間撮影のカットも有りましたが、ISO1600でノイズの発生はほとんど気にならないレベルでした。
この状態で、ノイズをベタっと塗りつぶしたのではなくて、細かな部分のディティルはよく残っていました。
まあ、この辺の比較写真は、レタッチでいろいろといじることで、どうとでも成る部分ですので・・・
話半分としておいて・・・それでも確実にISO1600(3200?)がE-3のISO800を上回る事だけは確実の様です。

E-5発表

2010-09-14 | 機材考察など
いろいろと、記事を読んでみましたが・・・
どうひいき目に見ても、E-3nですね。
E-3が出てから、発売してきた新機能をすべて詰め込みましたというだけでしか無い感じですね。
確かに、今現状では十分かもしれないが、この機種で今後、フラッグシップとして数年使えるスペックかというと
全く足りないと思います。
フラッグシップだから、地道な改良も良いのですが、持つ喜びを感じられるか、と言ったら、
今回の機種には、それが明らかに欠けて居ると思います。
ワクワク感が足りません。

この機種なら、すぐに手を出すことは無いですね。
E-3が使える間は、継続してE-3を使うと思います。価格も予想していたより高めですね。
フルモデルチェンジならいざ知らず・・・マイナーチェンジでこの価格設定。
1年後に値段がこなれて、今のE-3の価格程度に下がってくるまで、買わないのではないかとと思います。
新レンズも何かコメントが有るかと期待していましたが、マイクロのレンズのみ・・・
フォーサーズの閉塞感は、最高潮に達したようです。>涙

ローパスフィルターの効きを極弱くして、解像度を稼ぎ、ローパスフィルターを弱めた弊害を画像処理エンジンで
押さえ込む感じですが、サンプルの画質は確かに、すごい解像感は出ていましたが、フラッグシップにアートフィルター
を積んでくることを始め・・・一体、何がしたいのでしょうか???

呆れて、怒りがこみ上げてくるので・・・この辺でやめておきます・・・

E-3  
ZD ED50mm F2 MACRO + EC-20
100mm F5.6 1/100 ISO400

興味深い機種が発売されました。

2010-08-24 | 機材考察など
α55とα33がSONYより発売されるみたいです。
内容を見て驚きました。
一眼レフであってミラーは有るがペンタプリズムが無い機種を出してくるとは・・・
この大胆さに本当に驚きました。
ミラーが固定の半透過ミラーで、撮像素子に常時光を送る点は
ミラーレス一眼と同じですが、固定の半透過ミラーに光を分岐して送るのはAF用の位相差センサーに
送る為だけなんですよね・・・
これで何が得られたかは、ミラーが固定と成った為にAFセンサに全く途切れる事なく
光が入射し続けるのでC-AFでの10コマ秒の高速連射。それにミラーが固定と成って居るのでミラーを連射の為に
動かす機構部が要らなく成る。またミラーの下側に納められていたAFセンサが、本来ペンタプリズムの有ったところに
組み込まれているので、さらにコンパクトに成っています、素晴らしい発想です。
この方式なら、光学ファインダーが全く無いので、ファインダーからの逆入光もアイピースシャッターすら必要有りません。

ファインダーは、光学式ではなくてEVFを採用しています。これは、常時撮像素子に入る画像を表示するので、
常時ライブビューなので、パナのG1とかの方式と同じですね。

分類的には、ミラーレスの一眼とミラーが有る一眼レフの良いとこどりをした感じですが、写真で見ると中々小型に見えます。
従来のレンズが太く大きく見えるので、マウントのサイズから考えてみると小型化は相当頑張っているみたいです。
実際従来機種より体積で20%以上ほど減らしているらしいのでかなりいい感じだと思いますね。

この方式で、価格も相当抑えて10万以下でとうに有するみたいですから、これは売れそうな予感がしますね。
しかし、本当にSONYはマーケッティングがうまいですね。ミラーレスを出してその後、αのマウントはどうなるのかと
思っていましたが、この機種を出す事で、SONYの意思がはっきりと伝わりました。

この方式は、まだまだメリットが有ると思いますので、しばらく目が離せないと思いますね。
記事を読んでいると、高速連射の機能を生かしてHDR画像を生成したり、注目は手持ち夜景モードと名付けられた
時間分割多重露出・・・要は、スローシャッターを切ったときに普通だと手ぶれするのを手ぶれしないシャッター速度で
6枚に分けて撮影し、その露出アンダーの画像を6枚を合成してブレ無い写真を作り出すそうな・・・

これらの技術は、確か今は閉められてしまいましたが以前「Zuiko-FourThirds あれこれ」で断片的に紹介されていた
技術の数々でしたが現実に製品としてまとめて出してきたSONYの技術力に舌を巻きました。

こういう尖った機種はオリンパスから出てほしかったですけど・・・
今の現状を見ると先を越されたと言ったところですね。。
本当に残念です。

ホシミスジ
チョウ目 タテハチョウ科 タテハチョウ亜科

E-3
ZD ED50mm F2 MACRO + EC-20
100mm F8.0 -0.3 1/800 ISO400

最近の噂話・・・

2010-07-18 | 機材考察など
掲載の写真とは全く関係がない話なんですが・・・
オリンパスの最近の動向は、どうしても理解出来ません。
漏れてくるのはうわさ話ばかりで、肝心のオリンパスからのコメントが無いです。
また、以前に社長が会見で語っていた内容と、実際の動向のギャップが気になります。
今後、マイクロ・フォーサーズに移行するにしても、現状のフォーサーズユーザに対して、
なにがしかのコメントが有って当たり前だと思うのですが・・・
ユーザーが自分が使っているカメラのマウントに対して将来性に不安を抱かせるのは
カメラーメーカーとしては有っては成らない事のはずなのに・・・

噂によると、今度出るE-5が最後のフォーサーズ機になるかもということですが、
新規のボディもレンズも出てくる事が無いとしたら、進化はそこで止まってしまうわけで、
OMの時と同じ終焉を迎えるのは目に見えています。

E-3が出たときの様な期待感は持ってはいけないのでしょうか・・・
E-5が出たとしても、現在持っているレンズ資産を無駄にしない為であり、
ひどく後ろ向きな導入と成りそうですね。

モジュール式の合体式のカメラの噂が出ていますが・・・
私は、このタイプでカメラが小型・軽量に成る事は無いと考えていますので、
あまり魅力を感じていません、OMが出る前に同じ様なモジュール式のカメラも検討
されていたみたいですが、接続部の強度・防水・防塵を考えると小型化は難しいと思います。
専用機でも、E-3のサイズに成ったのですから・・・
E-620の様な小型ボディにISを組み込んだ実装技術は進歩しているとは思いますが、
それでも、限度が有ると思います。
フラッグシップ機は、信頼性とタフさが重要と考えますから、E-3以上のタフさを持たなければ
モジュール式のカメラは要らないと考えます。

まあ、どっちにしても噂の段階ですから、オリンパスの正式なコメントが待たれます。
今の状態は、本当に良くないと思います、早くこのイライラが解消出来ると良いのですが・・・

モンシロチョウ
チョウ目 シロチョウ科 シロチョウ亜科

E-3
ZD ED50mm F2 MACRO + EC-20
100mm F9.0 -0.3 1/1000 ISO400