「自分の感情(自分を)を感じてはいけない」というビリーフについて考えてみる。
このビリーフがあると、
自分の感情に忠実であることは(欲求を感じることは)
いけないこと
わがままなこと
として、
自らを裁き、自分を感じることを否定し我慢するようになる。
さらに「我慢すること」を美徳とする考えを用いて、自分の欲求を感じることに罪悪感を持たせ、自分を感じることを禁ずるようになる。
このようにして、どこまでも我慢する自分を作り上げる。
「我慢することは良いこと」という考えを美徳とし、自分の感覚を麻痺させることで、「我慢」をベースにした人生(ドラマ)が展開される。
例えば
身体を我慢する現実
身体に関して我慢せざるを得ない現実をつくる。
例えば、自分にとって負担のかかる労働を強いる現実を引き寄せ、身体に対して我慢せざるを得ない状況下に身を置き自らを苦しめる。
お金を我慢する現実
お金に関して我慢せざるを得ない現実をつくる。
例えば、自由にお金が使えない現実を引き寄せ、経済的に我慢せざるを得ない状況下に身を置き自らを苦しめる。
仕事を我慢する現実
仕事に関して我慢せざるを得ない現実をつくる。
例えば、自分の望まない仕事をする現実を引き寄せ、仕事に対して我慢せざるを得ない状況下に身を置き自らを苦しめる。
人間関係を我慢する現実
人間関係に関して我慢せざるを得ない現実をつくる。
例えば、自分の望まない人間関係を結ぶ現実を引き寄せ、人間関係において我慢せざるを得ない状況下に身を置き自らを苦しめる。
恋愛関係に我慢する現実
恋愛関係に関して我慢せざるを得ない現実をつくる。
例えば、自分の望まない恋愛関係を結ぶ現実を引き寄せ、恋愛関係において我慢せざるを得ない状況下に身を置き自らを苦しめる。
親子関係に我慢する現実
親子関係に関して現我慢せざるを得ない現実をつくる。
例えば、自分の望まない親子関係の現実を引き寄せ、親子関係において我慢せざるを得ない状況下に身を置き自らを苦しめる。
このベースにある「我慢」を解除するためには、自分が自分に対して禁止令を解くことだ。それができるのは自分しかいない。
他人にどうにかしてもらおうとしているうちは、我慢のドラマは永遠に繰り返される。
今の自分が我慢している自分に対して声をかけ、苦しみから解放してあげるしか方法はない。
「もう我慢しなくてもいいよ。感情は我慢するものではなく感じるものなんだから。自分を否定している許せない感情を無理に無くそうとしなくてもいい。許せない感情も自分の大切な感情だからそのまま感じてもいいんだよ。きっと許せないって思わざるを得ないことがあったんだよね。許せない感情が湧き上がってくることは当然のことだったんだよ。罪悪感を用いて自分を責めることはもうやめにしよう。許せないない感情やその他のあらゆる感情を無くそうとすればするほど苦しくなるから、もうそれはやめようね。どんな感情も自分の大切な感情だから、これからは全ての感情をそのまま素直に感じていこうね。」
静かに自分を感じてみよう。
自分の中で何を感じる?
どんな気持ちになるだろうか?
自分と心が通じたのなら、全て終わる。
ドラマの人生は幻想の中へと消え去り、全ては過去になる。