I~これが私~

風の吹くまま,気の向くまま,ありのままの自分で。

距離

2004-12-22 23:22:19 | つぶやき
人は他人との距離を測りながら生きているし、個人差があるのは当然だと思う。
初めてあった人とでも、近い位置で話せる人がうらやましいと思うときがある。

私の場合、他人とつき合うのが苦手だ。それが大人に限らず子供でも同様だった。
1m以上離れている場合には割と愛想よく話もできるし、安心していられる。
これが1mをきるあたりから落ち着かなくなり、相手の顔もまともに見られなくなる。
会食や狭い車内などは最悪で、できるだけ端っこの席に座り、隣の人から少しでも離れるべく
小さくなって、話どころではなくなってしまう。
肩や手が偶然触れるだけでも硬直した。
酒席で故意に触れられたときなどはたとえ手でも怒りに震えてしまうほどである。
別に相手を嫌っているわけではなく、とにかく触れるのが嫌なのだ。
何とかしようにもこればかりはどうにもならなかった。

ただ、自分の子供に対しては大丈夫のようで、それがわかったときには心底ほっとした。
距離が0mから始まる関係だからかもしれない。
大きくなるにつれ、腕や肩など手以外のところに触られてつい邪険に手を払ってしまい、
情けなくなることも多くなった。
しかしこちらから抱きしめることは平気なので、代わりにできるだけ抱きしめたりしている。
フォローになってないかもしれないが。

私は自分の周りに高い壁を張っているのかもしれない。
あまりにも臆病で、他人に触れることで変わる自分が怖くて。
こうして自分を考えることで、少しでも変わっていけたらと思う。

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