「ごめんなさい」の基準

「悪いことをしたときはごめんなさい」
よく親から言われたし、私も子供たちに常々そう言っている。
でも、ごめんなさいを言う基準や悪いことの基準って何だろう。
当然、社会的にみてやってはいけないことは「悪いこと」で「ごめんなさい」だろう。
誰かに迷惑をかけたり、悲しませたり、すべて「悪いこと」で「ごめんなさい」だと思う。
でも、故意ではない場合はどうだろう。

私はわざとではなく、たとえ偶然でも結果的に誰かに迷惑をかけたり、
悲しませたりした場合には謝るべきだと思っているし、子供にもそう教えている。
今日、それを否定され、かなり落ち込んだ。
わざとではないのだから、謝れと言うのはおかしいと。
本当に私が間違っていたのだろうか？
わざとでないなら、自分の行動に責任をとる必要はないのか？

確かに人それぞれ価値観も違うし、基準も違うだろう。
謝罪を強制するのは間違っていたかもしれない。
しかし、その行動によって確かに悲しんだ気持ちは
どこに行けばいいのだろう。
大人になるとなかなか言い出せないかもしれないが、
軽くてもいい、「ごめん」の一言で救われることもあるのを
わかってほしいと思うのは間違いなのだろうか？
子供にはどう教えていけばいいのだろう。