子供の頃の遊びといえば、「コマ」の他に「ダンチン」があります。「ダンチン」とは恐らく方言で、「ビー玉」のことです。
2人でも大勢でも遊べます。
いくつかの遊び方がありました。
1つ目は、基本2人対戦型。名称は覚えていません。
こぶし大の穴を掘って、穴の手前に深さが少しある横1本の線を入れます。
そして、その線からさらに1mくらい離れたところから、ダンチンを穴に投げ入れます。
ダンチンは戦う2人がそれぞれ5個づつくらい出し合って、合計10個くらいです。
遊び方は、じゃんけんで先行を決め、ダンチン全部を同時に穴に投げ入れます。
1コも穴に入らなければ、攻撃権が相手に移ります。相手が投げなおします。
穴に入らなかったダンチンがある場合、投げ入れた場所から自分所有のダンチン(テシと呼びます)を投げ、当てれば勝ちです。
当たらなかった場合は、攻撃権が相手に移ります。
ただし、テシや当たった後のダンチンが他のダンチンや穴に落ちたら負けです。他のダンチンに当たることを「びく(動詞)」と呼びます。
穴に入らなかったダンチンが複数ある場合、当てるべきダンチンを相手が指定します。
例えば、前後や左右に近いダンチンがあれば、難しいです。
前後のダンチンの場合、前を指定されたら当たったら左右に散る当て方を狙い、後ろを指定されたら遠めに狙います。
左右に近い場合は、左右にぶれないように狙います。
全部穴に入ってしまうと、自分所有のダンチンを穴に投げ入れ、穴からダンチンを1個だけ出せば勝ちです。
このとき、投げ入れたダンチンが穴にはまってしまうと負け。
また、1個も出なかったり、2個以上出た場合は、攻撃権が相手に移ります。
また、穴の手前の線上にダンチンが止まったら負け。
線上に届かないダンチンがある場合は、そのダンチンにテシを当てて、それとテシ両方が線から穴側に出さないと負けです。
テシは、大きさに制約はなく、場面に応じて大きいものや小さいものを使ってOK。
テシが死んだ場合(穴に落ちたり、線上に止まったり、他のダンチンに当たった場合等)、テシも相手に獲られますが、代わりのビーダマを1個渡せば、テシは返してもらえます。
上級者になると、穴に入らないタマを1個だけ作り、簡単に当てて勝負がつきます。
そこで、穴に細工し、穴の中の側面に棚を設けたり凹みを作って、運の要素を取り入れました。
この穴作り自体も結構楽しいものでした。
2つ目は、穴を5個使います。複数人数で遊べます。遊び名称は「インキョ」。なんでこの名称かは不明ですがたぶん「隠居」なんでしょうね。
穴は1個を中心にそれぞれ5mくらい離して、東西南北に掘ります。(位置関係がわかりやすいように書きましたが、方角は関係ないです)
穴は入れるのが難しいように直径4センチほどしかありません。
競技者は穴から15mくらい離れたところからスタートし、南の穴から中央、西、中央、東、中央、北、と進みます。
それぞれの穴に名称がありますが、北を「天」と呼ぶ以外は、忘れてしまいました。
ゲームは、早く天まで進むこと。天に入ると「インキョ」したと呼び、無敵になり、当てられると負けです。
負けると、あらかじめ決められたビーダマ数を勝者に渡します。
「インキョ」するまでは、ゲートボールとほぼ同じルールです。相手ビーダマを当てたら、次の穴に進めます。
チーム戦ではありません。インキョ者が出ると、穴そっちのけで逃げ回るので、別な遊びになってしまいます(笑)。
3つ目は砂場を利用した、スマートボールみたいなものです。
砂場にコースを作り、スタート地点からビーダマを転がします。
途中、指定の窪みに止まったら、3コとか5コとか、窪み毎に決められた個数がもらえます。
割竹を使った橋を渡ったりして、最後まで行くと10コとか。
コース側が損するようでしたら、中断して修正したりします。
トンネル作ったり、コース作りも楽しかったです。砂場を半分使った、巨大コースなどもありました。
1日で壊して帰りますが、土台が残っているので、翌日も作りやすかった。
ただ、毎日作るのが、だんだん億劫になっていき、4つ目になります。
4つ目は板に釘とゴムを利用した、スマートボール盤です。
これなら、一度作ってしまえば、毎回使えます。
これも作るのが楽しいのですが、お客さんが来なければ、何をしているのかわからない状態になりました。
こうして、ダンチンは卒業しました。
ダンチンをたくさん所有しましたが、遊ばなくなると無用の長物。
その後、どうしたか覚えていませんが、パチンコ(Yの字の木にゴムを張ったもの)の玉にしたのかなぁ。
畑でビーダマを見つけるとそんな気がします。
2人でも大勢でも遊べます。
いくつかの遊び方がありました。
1つ目は、基本2人対戦型。名称は覚えていません。
こぶし大の穴を掘って、穴の手前に深さが少しある横1本の線を入れます。
そして、その線からさらに1mくらい離れたところから、ダンチンを穴に投げ入れます。
ダンチンは戦う2人がそれぞれ5個づつくらい出し合って、合計10個くらいです。
遊び方は、じゃんけんで先行を決め、ダンチン全部を同時に穴に投げ入れます。
1コも穴に入らなければ、攻撃権が相手に移ります。相手が投げなおします。
穴に入らなかったダンチンがある場合、投げ入れた場所から自分所有のダンチン(テシと呼びます)を投げ、当てれば勝ちです。
当たらなかった場合は、攻撃権が相手に移ります。
ただし、テシや当たった後のダンチンが他のダンチンや穴に落ちたら負けです。他のダンチンに当たることを「びく(動詞)」と呼びます。
穴に入らなかったダンチンが複数ある場合、当てるべきダンチンを相手が指定します。
例えば、前後や左右に近いダンチンがあれば、難しいです。
前後のダンチンの場合、前を指定されたら当たったら左右に散る当て方を狙い、後ろを指定されたら遠めに狙います。
左右に近い場合は、左右にぶれないように狙います。
全部穴に入ってしまうと、自分所有のダンチンを穴に投げ入れ、穴からダンチンを1個だけ出せば勝ちです。
このとき、投げ入れたダンチンが穴にはまってしまうと負け。
また、1個も出なかったり、2個以上出た場合は、攻撃権が相手に移ります。
また、穴の手前の線上にダンチンが止まったら負け。
線上に届かないダンチンがある場合は、そのダンチンにテシを当てて、それとテシ両方が線から穴側に出さないと負けです。
テシは、大きさに制約はなく、場面に応じて大きいものや小さいものを使ってOK。
テシが死んだ場合(穴に落ちたり、線上に止まったり、他のダンチンに当たった場合等)、テシも相手に獲られますが、代わりのビーダマを1個渡せば、テシは返してもらえます。
上級者になると、穴に入らないタマを1個だけ作り、簡単に当てて勝負がつきます。
そこで、穴に細工し、穴の中の側面に棚を設けたり凹みを作って、運の要素を取り入れました。
この穴作り自体も結構楽しいものでした。
2つ目は、穴を5個使います。複数人数で遊べます。遊び名称は「インキョ」。なんでこの名称かは不明ですがたぶん「隠居」なんでしょうね。
穴は1個を中心にそれぞれ5mくらい離して、東西南北に掘ります。(位置関係がわかりやすいように書きましたが、方角は関係ないです)
穴は入れるのが難しいように直径4センチほどしかありません。
競技者は穴から15mくらい離れたところからスタートし、南の穴から中央、西、中央、東、中央、北、と進みます。
それぞれの穴に名称がありますが、北を「天」と呼ぶ以外は、忘れてしまいました。
ゲームは、早く天まで進むこと。天に入ると「インキョ」したと呼び、無敵になり、当てられると負けです。
負けると、あらかじめ決められたビーダマ数を勝者に渡します。
「インキョ」するまでは、ゲートボールとほぼ同じルールです。相手ビーダマを当てたら、次の穴に進めます。
チーム戦ではありません。インキョ者が出ると、穴そっちのけで逃げ回るので、別な遊びになってしまいます(笑)。
3つ目は砂場を利用した、スマートボールみたいなものです。
砂場にコースを作り、スタート地点からビーダマを転がします。
途中、指定の窪みに止まったら、3コとか5コとか、窪み毎に決められた個数がもらえます。
割竹を使った橋を渡ったりして、最後まで行くと10コとか。
コース側が損するようでしたら、中断して修正したりします。
トンネル作ったり、コース作りも楽しかったです。砂場を半分使った、巨大コースなどもありました。
1日で壊して帰りますが、土台が残っているので、翌日も作りやすかった。
ただ、毎日作るのが、だんだん億劫になっていき、4つ目になります。
4つ目は板に釘とゴムを利用した、スマートボール盤です。
これなら、一度作ってしまえば、毎回使えます。
これも作るのが楽しいのですが、お客さんが来なければ、何をしているのかわからない状態になりました。
こうして、ダンチンは卒業しました。
ダンチンをたくさん所有しましたが、遊ばなくなると無用の長物。
その後、どうしたか覚えていませんが、パチンコ(Yの字の木にゴムを張ったもの)の玉にしたのかなぁ。
畑でビーダマを見つけるとそんな気がします。
コメントありがとうございます。
>いんきょは大昔中国の都とゆう意味
>殷居からきてました。
そうなんですか。しりませんでした。
自分は北九州市の響灘に近い地域です。
>多分中国労働者が多くおりその子供らから教えてもらいました。
わわわ、すごいですね。
自分はその頃、一緒に遊んでいる人がどんな人か、親がなにしてるかとか、一切気にせず遊んでいました。
教えてくれる人はいませんでした。
>ダンチンはその他にジャラとゆうタイプの遊びもありました。
手に握っているダンチンを手の甲に乗せ変えて、甲に乗ったダンチンを残さず再度手に握りなおす遊びでは?
それなら、自分は不得意でしたヨ。^^
>またぱっちん、或いは軍沈(ぐんちん)もよくあそんでましたね。
ぱっちんはメンコかな?
ぐんちんはわかりません。
当方、昭和34年生まれです。
殷居からきてました。
私は北九州の炭鉱のある地域で育ち、多分中国労働者が多くおりその子供らから教えてもらいました。
ダンチンはその他にジャラとゆうタイプの遊びもありました。
またぱっちん、或いは軍沈(ぐんちん)もよくあそんでましたね。
昭和37年生まれ。
あー、中央の穴は「マン」!確かそうでした!
「ヒョウ」は思い出せません。
穴めぐりしている間は、ゲートボールと似た感じでスリリングでしたが、インキョ者が出たら、公園中を逃げ回ってつまらなくなるのが残念でした。
自分は、二人の対戦型が一番多かったかな。
ズボンのひざを汚すので、よく叱られてました。
半世紀後に再びインキョをやってみると・・・
rテンに昇る前に腰をやってしまいそうです。^^
中央の穴は「マン」、「テン」と反対側の穴は「ヒョウ」と呼んでいたような記憶があります。
ルールの種類はいくつか有ったのでしょうが、ゲーム中どこかのステージで、「マン」→「ヒョウ」→「マン」をクリアすると「ヒョウ帰り」にバージョンアップ出来たように思います。
半世紀前の少年が集まって、隠居でなく再びインキョをやてみたいものですねぇ (^^;
コメントありがとうございます。
暗くなるまで遊んでいたら、母がすごい形相で迎えにきたものでした。(笑)
それでも懲りずにまた遊びました。
楽しかったです。
H28年 現在 52歳
インキョは小学校1~2年生のころ
土に穴を掘って
外が真っ暗になるまで遊びました。
懐かしいです。