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棋界四強を比較。真は藤井王位・棋聖の一強か。

2021-03-10 09:32:53 | 将棋

おはようございます。

必ず行政書士と司法書士事務所を開設する千葉県茂原市茂原市在住の山本 徹です。

将棋界において、その格を表す指標としては、タイトル保持者、タイトル経験、段位、また、順位戦のクラスとその順位、棋戦優勝回数、棋士番号など多くの指標があると思いますが、今回、今誰が一番将棋で強いのか、現在のタイトルホルダー4名から、選ぶ試みをしました。

 4名とは渡辺明名人(棋王・王将)、豊島将之竜王(叡王)、藤井聡太王位・棋聖、永瀬拓矢王座です。

 ちなみに藤井王位・棋聖(八段)を除けば、全員段位は九段です。順位戦は、渡辺さんは当然名人、豊島さんはA級、永瀬さんは、B級1組で、来期のA級入り候補です。藤井さんは、B級2組で来期はB級1組となりました。竜王戦では、当然豊島さんが竜王、永瀬さんは1組在席、渡辺さんと藤井さんは2組です。しかし、渡辺さんは20歳に竜王位を獲得し、竜王獲得11期の永世竜王資格者です。全棋士参加の一般棋戦優勝回数ですが、渡辺さんが10回、豊島さんが3回、永瀬さんが0回、藤井さんは、4回です。

 これらのデーターから従来の順番では、渡辺明名人が最強、豊島将之竜王がそれに続き、藤井聡太王位・棋聖、永瀬拓矢王座は同列ぐらいとの個人的印象です。

 では、まず4名の今年の勝率(対戦相手をタイトルホルダー+B級1組以上の実力者に限定)をみますと、次の結果です。

 渡辺名人:15勝12敗(0.556)、豊島竜王:27勝16敗(0.628)2持将棋(引き分け)、藤井王位・棋聖:28勝6敗(0.824)、永瀬拓矢王座:33勝22敗(0.600)2持将棋(引き分け)

 この結果から、藤井王位・棋聖の勝率の高さが際立っています。

 最後に将棋連盟 棋士別成績一覧(レーティング)です。これは、「平均的な対局者のレートを1500」としている。2001年4月から開始、全員のレートを1500として計算を行なっています。新四段についても、レートは1500を初期値としています。また、対戦結果とその相手と自分のレーティングによって変動する指標です。(低レーティングの棋士に勝利しても1~2点しかもらえず、レーティング差が100点以上の下位者に負けると10点以上のマイナスとなります。

 本日の(非公開対局を除き)レーテイングのベスト5は以下のとおりです。

 1位:藤井王位・棋聖(2014点)、2位:豊島竜王(1938点)、3位:渡辺名人(1934点)、4位:永瀬王座(1924点)、5位:斎藤慎太郎八段(1837点)です。確かに、四強は全員1900点を超え、抜けています。名人挑戦者になった好調な斎藤八段ですら、4位の永瀬王座に大きく離されています。よって棋界四強は間違いありません。しかし、藤井王位・棋聖がずぬけています。正に四強ではなく真は一強ではないかと思うのです。

 ちなみに藤井王位・棋聖レーティングの推移を以下に示しました。すごい成長です。

・第1局(2016.12.24)(対加藤一二三九段戦):1500点

・2017.4.1時点:1561点

・2018.4.1時点:1796点

・2019.4.1時点:1881点

・2020.4.1時点:1944点

・2021.3.9時点:2014点



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