なんか信長をモチーフにした作品がやってますよね。
大河ドラマなんかでも最近は信長・秀吉・家康の三傑が出ないと戦国ものは当たらないと思われてるとかで、とにかく無理矢理にでも信長をねじ込んできますね、はい。
織田信長に30年くらい前からスポットを当て続けていたコーエーってすごいのかもしれない…
そんな織田信長さん、色々な作家によって小説になったり、漫画になったりしているわけですが、その中でも一番スケールが大きい活躍をされた作品があります。
それが今回ご紹介する『夢幻の如く』です。
作者は以前、『男一匹ガキ大将』で紹介した本宮ひろ志氏、サラリーマン金太郎の作者として知られていますよね。
世界の果てジパングに強大なる王あり かの蒙古の王チンギスハンを上回る英知と勇気を身につけ
その王の名 織田信長と称するなり・・・・・・チンギスハンをはるかに上回る人物にして残忍な魔王と断じらるる
と、このような説明とともに物語は本能寺の変から始まります。そういえば、原哲夫氏の『いくさの子』もたしか本能寺の変から始まったような気がします。
紅蓮の炎の中で豪快に笑う織田信長公
信長本能寺に斃れるの報は備中高松城攻めの最中である羽柴秀吉の元へと届きます。
どうやらこの本能寺の変は秀吉と光秀の共謀によるものだったようです。
もっとも、秀吉は冗談のつもりだったようで、光秀が真に受けて本当にやっちゃったってことになっていますw
ここで本年の大河ドラマの主人公も登場
秀吉に天下を取るよう具申します
つまり、「光秀を裏切ってお前が謀反人の光秀討って天下取っちゃえばいいんじゃね?」とおっしゃるわけですよ。
はい、その後はみなさんご存知のとおり、山崎の合戦にて秀吉が光秀に大勝利!
光秀は落ち延びる途中、落ち武者狩りに遭ってしまいます。
まあ、信長を討てただけでも満足だったようです。
光秀を討ち、得意満面で姫路へと凱旋する秀吉。
もう、天下を取ったような顔です。
そんな秀吉に向かって大声でサル呼ばわりする者が…
この豪快に笑う人物は…まさか!
無礼な奴と秀吉の兵はこの男を斬ろうとしますが、官兵衛に制止され、引っ立てろと命令されますが、男は官兵衛を睨みつけ「この俺を誰か知っとってとぼけようってか」と言い放つと同じような身なりをした若者とともに何処かへ去っていきます。
秀吉たちは男の正体が信長であること、その供が森蘭丸であることを確信し、城内へ迎え入れ暗殺することを決意します。
しかし、信長を慕う秀吉の正妻ねねによって計画は失敗、信長は自分を死んだことにしたまま、秀吉に天下を取るよう命令します。
果たしてその意図は?
それは秀吉の名で日の本を統一する裏で、自分が世界へ打って出る準備をするためでありました。
よく、信長がもし生きて天下を取っていたら世界へ進出していたのでは?と言われることがあります。
この作品の信長は本当にそれをやろう考えちゃうわけです。
ええ、これまでの信長作品とはスケールが違いますね(;´∀`)
さて…世間では一つ事件が起こると何故か似たような事件が連鎖する傾向があります。
最近ですと、女児誘拐・拉致事件が記憶に新しいですね。
この物語も例外ではないようで、なんとあの男も生き延びていました。
山崎合戦の後、小栗栖で討たれたかと思われていた明智光秀は、家康の名を受け駆けつけた服部半蔵によって介抱され、家康の配下になっていました。
有名な光秀=天海大僧正説をここで使ってきましたね。
そして家康は、清州会議に蘭丸が現れたという噂と、本能寺で信長の死体が上がらなかったことから信長の死に疑問を抱き、光秀にその捜索を命じます。
信長がもし生きていたら…己の全てを投げ打った本能寺の変が無意味になってしまう。
光秀はすぐさま信長の生存を確かめる為に旅立つことに。
一方、清州会議で信長の嫡男信忠の遺児、三法師を後継者に立てた秀吉とそれに敗れた柴田勝家の溝は深くなり、一色触発の機運が高まります。
信長は天地夢ノ助という名で秀吉の一大将として参陣、秀吉子飼いの武将(のちの賤ヶ岳の七本槍の七人)を預かることになります。
信長指揮の元、岐阜から賤ヶ岳への大返しによって合戦は秀吉の勝利に終わり、そのまま勝家の本拠・北ノ庄へと攻め込みます。
そして落城まであと僅かという中、信長は勝家の前へ姿を現します。
涙を流して喜ぶ勝家に向かって刀を振り下ろす信長。
果たしてその真意は?
そして、北ノ庄陥落後、信長は再び蘭丸を伴って下野します。
そんな信長を本来の主人である秀吉以上に慕う加藤清正ら賤ヶ岳の七本槍の面々。
僅かな期間であったが、彼らの心を完全に掴んでしまった信長はさすがという他ありません。
そして、そんな信長だからこそ、官兵衛は必ず殺さなければならないと決意してしまいます。
官兵衛の命を受け、刺客が信長たちを襲う!
毒の塗られた手裏剣を背中に浴びた信長は、谷底へと真っ逆さまに落ちていく!!
果たして信長の運命は如何に?
というわけで続きはまた次回に(´∀`)
大河ドラマなんかでも最近は信長・秀吉・家康の三傑が出ないと戦国ものは当たらないと思われてるとかで、とにかく無理矢理にでも信長をねじ込んできますね、はい。
織田信長に30年くらい前からスポットを当て続けていたコーエーってすごいのかもしれない…
そんな織田信長さん、色々な作家によって小説になったり、漫画になったりしているわけですが、その中でも一番スケールが大きい活躍をされた作品があります。
それが今回ご紹介する『夢幻の如く』です。
作者は以前、『男一匹ガキ大将』で紹介した本宮ひろ志氏、サラリーマン金太郎の作者として知られていますよね。
世界の果てジパングに強大なる王あり かの蒙古の王チンギスハンを上回る英知と勇気を身につけ
その王の名 織田信長と称するなり・・・・・・チンギスハンをはるかに上回る人物にして残忍な魔王と断じらるる
と、このような説明とともに物語は本能寺の変から始まります。そういえば、原哲夫氏の『いくさの子』もたしか本能寺の変から始まったような気がします。
紅蓮の炎の中で豪快に笑う織田信長公
信長本能寺に斃れるの報は備中高松城攻めの最中である羽柴秀吉の元へと届きます。
どうやらこの本能寺の変は秀吉と光秀の共謀によるものだったようです。
もっとも、秀吉は冗談のつもりだったようで、光秀が真に受けて本当にやっちゃったってことになっていますw
ここで本年の大河ドラマの主人公も登場
秀吉に天下を取るよう具申します
つまり、「光秀を裏切ってお前が謀反人の光秀討って天下取っちゃえばいいんじゃね?」とおっしゃるわけですよ。
はい、その後はみなさんご存知のとおり、山崎の合戦にて秀吉が光秀に大勝利!
光秀は落ち延びる途中、落ち武者狩りに遭ってしまいます。
まあ、信長を討てただけでも満足だったようです。
光秀を討ち、得意満面で姫路へと凱旋する秀吉。
もう、天下を取ったような顔です。
そんな秀吉に向かって大声でサル呼ばわりする者が…
この豪快に笑う人物は…まさか!
無礼な奴と秀吉の兵はこの男を斬ろうとしますが、官兵衛に制止され、引っ立てろと命令されますが、男は官兵衛を睨みつけ「この俺を誰か知っとってとぼけようってか」と言い放つと同じような身なりをした若者とともに何処かへ去っていきます。
秀吉たちは男の正体が信長であること、その供が森蘭丸であることを確信し、城内へ迎え入れ暗殺することを決意します。
しかし、信長を慕う秀吉の正妻ねねによって計画は失敗、信長は自分を死んだことにしたまま、秀吉に天下を取るよう命令します。
果たしてその意図は?
それは秀吉の名で日の本を統一する裏で、自分が世界へ打って出る準備をするためでありました。
よく、信長がもし生きて天下を取っていたら世界へ進出していたのでは?と言われることがあります。
この作品の信長は本当にそれをやろう考えちゃうわけです。
ええ、これまでの信長作品とはスケールが違いますね(;´∀`)
さて…世間では一つ事件が起こると何故か似たような事件が連鎖する傾向があります。
最近ですと、女児誘拐・拉致事件が記憶に新しいですね。
この物語も例外ではないようで、なんとあの男も生き延びていました。
山崎合戦の後、小栗栖で討たれたかと思われていた明智光秀は、家康の名を受け駆けつけた服部半蔵によって介抱され、家康の配下になっていました。
有名な光秀=天海大僧正説をここで使ってきましたね。
そして家康は、清州会議に蘭丸が現れたという噂と、本能寺で信長の死体が上がらなかったことから信長の死に疑問を抱き、光秀にその捜索を命じます。
信長がもし生きていたら…己の全てを投げ打った本能寺の変が無意味になってしまう。
光秀はすぐさま信長の生存を確かめる為に旅立つことに。
一方、清州会議で信長の嫡男信忠の遺児、三法師を後継者に立てた秀吉とそれに敗れた柴田勝家の溝は深くなり、一色触発の機運が高まります。
信長は天地夢ノ助という名で秀吉の一大将として参陣、秀吉子飼いの武将(のちの賤ヶ岳の七本槍の七人)を預かることになります。
信長指揮の元、岐阜から賤ヶ岳への大返しによって合戦は秀吉の勝利に終わり、そのまま勝家の本拠・北ノ庄へと攻め込みます。
そして落城まであと僅かという中、信長は勝家の前へ姿を現します。
涙を流して喜ぶ勝家に向かって刀を振り下ろす信長。
果たしてその真意は?
そして、北ノ庄陥落後、信長は再び蘭丸を伴って下野します。
そんな信長を本来の主人である秀吉以上に慕う加藤清正ら賤ヶ岳の七本槍の面々。
僅かな期間であったが、彼らの心を完全に掴んでしまった信長はさすがという他ありません。
そして、そんな信長だからこそ、官兵衛は必ず殺さなければならないと決意してしまいます。
官兵衛の命を受け、刺客が信長たちを襲う!
毒の塗られた手裏剣を背中に浴びた信長は、谷底へと真っ逆さまに落ちていく!!
果たして信長の運命は如何に?
というわけで続きはまた次回に(´∀`)
やっぱり色々と惹きつける要素があるんですかねえ?