快読日記

日々の読書記録

読書中『昭和芸人 七人の最期』笹山敬輔

2016年10月11日 | ノンフィクション・社会・事件・評伝
10月10日(月)

笹山敬輔『昭和芸人 七人の最期』(文春文庫)を半分くらい読む。
いわゆる“お笑い”芸人の「最期」に着目した本で、エノケン・ロッパ・エンタツなどの7人。
どれも筆者(1979生)にとってはリアルタイムで見たことがない人たちだ(わたしにとっても)。

こういう「芸人本」はこれまでもたくさん出ている。
小林信彦や高田文夫、吉川潮などなど。
みんな生で舞台を見たりテレビやラジオでその芸に触れたり、実際に交流があった人もいる。
そういう中で、79年生まれの人に何が書けるのか、あるいは何が書けないのか、それを知りたかった。

今のところの印象を言うと、生真面目によく調べて書き上げた卒論みたい。
そこに筆者の含蓄や人生観みたいなものが滲み出てくるまでにはまだ少しかかりそうな雰囲気だ。
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夜、図書館で借りた『「鬼畜」の家 わが子を殺す親たち』(石井光太/新潮社)を読み始める。

わずか3歳の子供をアパートの室内に監禁・放置し、2年後に死亡。白骨化した遺体がその7年後に発見された事件の「犯人」である父親の「そもそも子供が死ぬとかってよくある話なのに、なんで俺だけこんなニュースになるんすか」という発言にビビり、胸がザワザワして怖くなったので寝る。

『物乞う仏陀』の人だから、ただの実録モノではないことを期待。