快読日記

日々の読書記録

「命がけの証言」清水ともみ

2021年07月26日 | ノンフィクション・社会・事件・評伝
7月11日(月)

「命がけの証言」清水ともみ(ワック 2021年)を読了。

この本、ベストセラーになって欲しい。
わたしは図書館でたまたま見て、
そのタイトルにちょっと特殊な引きを感じて借りたんですが、
これは買わねばなりません。

東トルキスタンのウイグル人に対する中国共産党の非道(虐待、殺戮、臓器狩りなど)はここまでひどいんですね、読んでて震えがきます。

日本では“中国の新疆ウイグル自治区での人権侵害”という表現にとどまった報道しかされず、
詳細はほとんど知られていない気がします。
民放で昼にやってる生放送のニュースで、
“この件は中国当局からの圧力があって報道できない”と発言したアナウンサーが変なタイミングで急にいなくなった(他番組に異動)というエピソードがこの作品でも紹介されていますが、
なんで日本は中国に対してこんなに気を遣うんでしょうか。謎すぎる。
彼らの犯罪行為は決して許されるものではない。
ナチスドイツ以下の非道、という表現はおおげさではないと思います。