《7/4読了 学研新書 2008年刊 【仏教】 しゃく・てっしゅう(1961~)》
ちょっと生真面目な"学者のようなお坊さん"が、
老若男女から寄せられた硬軟さまざまな質問に答える1冊。
世俗的な部分と仏教とのバランスが整っていて、何のけれん味もない素朴な実直さが魅力です。
帯には「仏教の白石さん」と宣伝されていますが、
機転を利かして投げを打つ白石さんはむしろ ひろさちや に近いかもしれないです。
やっぱりこの人は学者や評論家ではなくお坊さんなんだなぁと感じたのは、
常に自分の受け答えを相手がどう感じるか、そこを重点的に配慮しているようにみえるところです。
言って言いっ放しではないんですね。
そもそも僧侶はカウンセラーとしての機能も備えているわけで、
そのあたりの経験が本書で「聞き上手な語り手」という不思議な雰囲気を醸し出しているのだと思います。
わたしは老練な"お坊さんのような学者"ひろさちやの愛読者なので、
この若い僧侶の誠実さがとても新鮮でした。
ちょっと生真面目な"学者のようなお坊さん"が、
老若男女から寄せられた硬軟さまざまな質問に答える1冊。
世俗的な部分と仏教とのバランスが整っていて、何のけれん味もない素朴な実直さが魅力です。
帯には「仏教の白石さん」と宣伝されていますが、
機転を利かして投げを打つ白石さんはむしろ ひろさちや に近いかもしれないです。
やっぱりこの人は学者や評論家ではなくお坊さんなんだなぁと感じたのは、
常に自分の受け答えを相手がどう感じるか、そこを重点的に配慮しているようにみえるところです。
言って言いっ放しではないんですね。
そもそも僧侶はカウンセラーとしての機能も備えているわけで、
そのあたりの経験が本書で「聞き上手な語り手」という不思議な雰囲気を醸し出しているのだと思います。
わたしは老練な"お坊さんのような学者"ひろさちやの愛読者なので、
この若い僧侶の誠実さがとても新鮮でした。