![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/0e/6d45533769482721aafa3dea52b4d285.jpg)
(オンマ谷)
初めて歩いた夏山の思い出ということで、榛名山の記事をアップしました。文体が現在とはやや異なる所がありますが、若い頃書いた記事ということでご了承ください。
夏、通常の登山者の行動パターンであればこの時期はアルプス詣でをするところなのであろうが、自分にはそのための装備や資力がないので、関東の近場の山に出撃である。色々検討した結果、日帰りで行けてなおかつ不測の事態に陥ったときに親類を呼べる山ということで、榛名山を歩いてみることにした。榛名山は前年の秋に歩いた妙義山と共に上州三山に数えられ、標高差の少ない外輪山歩きが人気の山である。
公共交通機関を使って榛名山へ行くには鉄道駅からバス利用ということになるが、今回は高崎駅から榛名湖へ向かうバス便を利用する。高崎駅からバスに乗り込むが、利用者は上武大学の学生さんくらいで、榛名湖まで向かったのは私と二十歳くらいのカップルだけであった。群馬県が車社会であることを窺わせる光景である。榛名湖バス停に着くと結構雲が出ている。榛名も雷が有名な山域なので、天候が気になる。今日の予定は天神峠から天目山・相馬山・二ツ岳・水沢山と歩くつもりであったが、どことなく天候が怪しいので天目山はパスして相馬山から歩き始めることにした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/25/dc99109dc77fa006aaa25e37a2f951e2.jpg)
(榛名湖と遊覧船)
榛名湖畔の車道を鬢櫛山や烏帽子岳・榛名富士などを眺めながら20分で松之沢峠に差し掛かる。峠から磨墨(するす)峠を経て相馬山へ行こうかと思っていたが、どうも登山口が夏草で覆い隠されている。まだ藪道は歩きなれていないので出来れば避けたい。地形図を見ると更に先のヤセオネ峠から相馬山へ登ることもできるようなので、ヤセオネ峠まで歩いてしまうことにする。何か山歩きに来たのに車道ばかり歩いているなぁ。真夏の太陽を浴びながら車道を歩くこと30分。ようやく相馬山登山口に到着。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/01/c7d25f9ac0e820f8a061389e4e226e06.jpg)
(鬢櫛山と烏帽子ヶ岳)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/79/391023bdee431382dee1bcc05ace4142.jpg)
(榛名富士)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/08/d01503ffb45a9b0d27a24cee098844e1.jpg)
(松之沢峠西側)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/5b/3d5f5d6e574b4b638c36be9b7bcc22e1.jpg)
(藪道になっている 今なら構わず進んだのだろう)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/0b/b344b689f787fb2134552ddc2d2cbd65.jpg)
(磨墨岩 二度目に訪れたときはこの岩を登った 岩の上からの眺めが良い)
こちらの道はよく歩かれているためか夏草に覆われておらず、歩きやすくなっている。三連の鳥居を潜り、緩やかな道を登っていく。途中立派な石造りの仏像もあり、信仰の山という雰囲気が漂う。再び鳥居を潜る辺りから石段が組まれた急傾斜の道となる。天然の石で積まれた登山道には大きな鎖も掛かっており、修験道の道場に来たかのようだ。この鎖場自体は鎖がなくても上がれそうだが、次の鉄梯子はなかなか手強そうである。傾斜がきつくない分却って登り難いように感じる。梯子を登りきった先で休んでいるとほら貝の「ブォー」という音が聞こえる。修験者が吹いているのであろうか。また鳥居を潜り鎖場を登ると相馬山(1411)の山頂である。山頂には立派な社があり、修験者の方が儀式を執り行っている最中であった。社の先には石塔と仏像が立ち並ぶだけで、山頂からは展望がない。仏像の先にはかつて道が付けられていたが、死亡事故が発生した関係で閉鎖されている。休憩するにも居心地が悪いので往路を戻ることにする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/37/fd1f2be1f17f3a129499c1a37d809b41.jpg)
(登山口 この先に鳥居が並ぶ)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/c8/5e2c1c6e1a901338de2179f95b0d46f9.jpg)
(易しい鎖場)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/a7/fc932155d545cfa019d7535232f4fe82.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/10/8298519f8877a0d642b65925265fadd8.jpg)
(鉄梯子 意外と難しい)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/94/aabacdcec59121dbebfc95d7cd42c135.jpg)
(鳥居の後の鎖場)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/f2/0db68efd4713c26403e7245be990a6e1.jpg)
(相馬山頂上 見晴らしはない)
サクサクと登山口に戻ると車道をヤセオネ峠方面に向かう。ヤセオネ峠バス停を越え、電力施設?の脇を通ってオンマ谷へ。クネクネと舗装路を下ると駐車スペースに沢山の車が停まっている。どうも市民憩いの広場となっているようで、家族連れが沢山居る。駐車スペースからは二ツ岳とオンマ谷への道が分岐している。二ツ岳も登ってみたいところだが、時間の余裕もないのでオンマ谷を真っ直ぐ下ることにする。オンマ谷は看板によると榛名火山の寄生火山の爆裂口で、かつての硫気口から風が吹き付けているとのことで、涼しい風が吹き抜ける。家族連れの間をすり抜けながら進むと人気のない森歩きとなる。近年熊が出没している地域なので熊鈴を付けて先へ進む。日の光が差し込む森は美しいの一言。所々木道が渡してあるが、歩き難いところも少なく、アップダウンもないのでスイスイと進める。つつじが峰を過ぎると上り坂となり、通常の登山道の雰囲気に戻る。ビジターセンターへの道を分けると間もなく車道に降り立つ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/8d/61f68e870dc683fd1f98f70010a25434.jpg)
(オンマ谷 夏なのに涼しい風が吹き抜ける)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/47/58944c6914d21ed7f62ad47cd3f39954.jpg)
(若干歩きにくい所も)
車道の向かい側に水沢山への登山口がある。道標を見ると熊出没注意の張り紙が…。まあ鈴を信じて進むことにしよう。最初緩やかな道だが、直ぐに岩がゴロゴロした急斜面を登る。歩きづらい道だが、最後のピークなのでここが踏ん張り処。一旦傾斜が緩んでまた急傾斜を登ると水沢山(1194.4)の山頂に飛び出す。それほど広くない山頂からは噂通り360°の展望が楽しめる。夏場ということもあり、遠望は望めないが、小野子三山や榛名の外輪山である相馬山・二ツ岳が見える。赤城山は見えないが、渋川市街地から広がる関東平野を一望できる。直ぐ下に見えるピークは水沢観音への途中にある小ピークのようだ。登山者は他に一人だけで静かな山頂である。遅い昼食を取ってから下山に取り掛かる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/62/0be9ddf250ffdb6a93f6686f5f722b03.jpg)
(山頂付近から小野子三山)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/37/40a21f37e2cc24240a31919c8295214e.jpg)
(相馬山と二ツ岳)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/e3/fb214949d922ca5954c0b1276af7ce8c.jpg)
(水沢山頂上)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/78/8f2bc124f842b99b99186acdaa7dcebc.jpg)
(渋川市を望む)
水沢山からの下りは、最初石地蔵が立ち並ぶ所までは緩やかである。この石地蔵があるところが山頂から見えた小ピークであろう。ここからも渋川市街の展望がある。小ピークからは樹林帯の急坂を延々と下りる。踏み跡を忠実に下れば迷うことはないと思うが、右にトラバースする辺りで間違って真っ直ぐ下ってしまいそうになった。ここだけは唯一気をつけたほうが良さそうだ。小ピークから30分ほどでお休み石。道標によるとここでちょうど半分。お休み石からもきつい下りを下ると15時を過ぎて登ってくる人が居る。流石観光地である。でもこれから登ると下山地によっては真っ暗になってしまうのではないだろうか。あまり感心できない。お休み石から40分で水沢観音に到着。ここまで来ると随分人が多い。六角堂を回したり、わらじ形のお守りを買ったりしてのんびりする。境内を出てバス停の時刻表を見るとまだ伊香保温泉へ向かうバスがある。水沢うどんは高いから今日はパスしてバスに乗る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/af/e348996ef2b13fa1bb62fe8f0fba73dd.jpg)
(石地蔵)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/a7/cc2ab50543ccee6ffef25931310867e1.jpg)
(水沢観音)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/d1/f1c848e2e443ee15b385ae623c2c4f62.jpg)
(六角堂 通常回す人はお経を読んだことになるのだが、ここでは回る様子を見ている人にも功徳がある)
伊香保温泉バス停に降りると客引きのオバチャンが声を掛けてくる。ゴメンネ、今日は入る暇はないんだ。石段街への道のりを教えてもらい石段の下に出ると、いやあ~、人が多いねぇ。石段を上がると源泉が流れる様子なども見ることができる。ここで湯の花饅頭を土産に買う。これで後は帰るだけだ。渋川駅へ向かうバスに乗るべくバス停に向かうと、駅までの小銭が足らない。観光協会で両替できないか頼んでみるとなんと断られる。これだから群馬の観光は嫌なんだよなぁ。那須なんかはちゃんと両替してくれたんだけどねぇ。仕方ないのでグリーン牧場まで下ってバスに乗ることができた。渋川駅に着くと榛名山と赤城山がそれぞれ見える。電車が来るまでその光景をぼんやりと見ていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/e0/4f7cd225fddf97b2fa38991e05840305.jpg)
(伊香保温泉の石段街)
DATA:
高崎駅(群馬バス85分)榛名湖9:54~ヤセオネ峠~相馬山の肩~11:36相馬山~相馬山の肩~12:07ヤセオネ峠~12:47オンマ谷~つつじヶ峯~13:40水沢山登山口~14:05水沢山~15:31水沢観音(関越交通バス15分)伊香保温泉(関越交通バス25分)渋川駅
地形図「榛名湖」「伊香保」
バス 群馬バス:高崎駅~榛名湖(1310円) 関越交通バス:渋川駅~伊香保榛名口(570円)
なお、榛名湖~ヤセオネ峠間のバスもあります(群馬バス伊香保バスターミナル行)
初めて歩いた夏山の思い出ということで、榛名山の記事をアップしました。文体が現在とはやや異なる所がありますが、若い頃書いた記事ということでご了承ください。
夏、通常の登山者の行動パターンであればこの時期はアルプス詣でをするところなのであろうが、自分にはそのための装備や資力がないので、関東の近場の山に出撃である。色々検討した結果、日帰りで行けてなおかつ不測の事態に陥ったときに親類を呼べる山ということで、榛名山を歩いてみることにした。榛名山は前年の秋に歩いた妙義山と共に上州三山に数えられ、標高差の少ない外輪山歩きが人気の山である。
公共交通機関を使って榛名山へ行くには鉄道駅からバス利用ということになるが、今回は高崎駅から榛名湖へ向かうバス便を利用する。高崎駅からバスに乗り込むが、利用者は上武大学の学生さんくらいで、榛名湖まで向かったのは私と二十歳くらいのカップルだけであった。群馬県が車社会であることを窺わせる光景である。榛名湖バス停に着くと結構雲が出ている。榛名も雷が有名な山域なので、天候が気になる。今日の予定は天神峠から天目山・相馬山・二ツ岳・水沢山と歩くつもりであったが、どことなく天候が怪しいので天目山はパスして相馬山から歩き始めることにした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/25/dc99109dc77fa006aaa25e37a2f951e2.jpg)
(榛名湖と遊覧船)
榛名湖畔の車道を鬢櫛山や烏帽子岳・榛名富士などを眺めながら20分で松之沢峠に差し掛かる。峠から磨墨(するす)峠を経て相馬山へ行こうかと思っていたが、どうも登山口が夏草で覆い隠されている。まだ藪道は歩きなれていないので出来れば避けたい。地形図を見ると更に先のヤセオネ峠から相馬山へ登ることもできるようなので、ヤセオネ峠まで歩いてしまうことにする。何か山歩きに来たのに車道ばかり歩いているなぁ。真夏の太陽を浴びながら車道を歩くこと30分。ようやく相馬山登山口に到着。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/01/c7d25f9ac0e820f8a061389e4e226e06.jpg)
(鬢櫛山と烏帽子ヶ岳)
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(榛名富士)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/08/d01503ffb45a9b0d27a24cee098844e1.jpg)
(松之沢峠西側)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/5b/3d5f5d6e574b4b638c36be9b7bcc22e1.jpg)
(藪道になっている 今なら構わず進んだのだろう)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/0b/b344b689f787fb2134552ddc2d2cbd65.jpg)
(磨墨岩 二度目に訪れたときはこの岩を登った 岩の上からの眺めが良い)
こちらの道はよく歩かれているためか夏草に覆われておらず、歩きやすくなっている。三連の鳥居を潜り、緩やかな道を登っていく。途中立派な石造りの仏像もあり、信仰の山という雰囲気が漂う。再び鳥居を潜る辺りから石段が組まれた急傾斜の道となる。天然の石で積まれた登山道には大きな鎖も掛かっており、修験道の道場に来たかのようだ。この鎖場自体は鎖がなくても上がれそうだが、次の鉄梯子はなかなか手強そうである。傾斜がきつくない分却って登り難いように感じる。梯子を登りきった先で休んでいるとほら貝の「ブォー」という音が聞こえる。修験者が吹いているのであろうか。また鳥居を潜り鎖場を登ると相馬山(1411)の山頂である。山頂には立派な社があり、修験者の方が儀式を執り行っている最中であった。社の先には石塔と仏像が立ち並ぶだけで、山頂からは展望がない。仏像の先にはかつて道が付けられていたが、死亡事故が発生した関係で閉鎖されている。休憩するにも居心地が悪いので往路を戻ることにする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/37/fd1f2be1f17f3a129499c1a37d809b41.jpg)
(登山口 この先に鳥居が並ぶ)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/c8/5e2c1c6e1a901338de2179f95b0d46f9.jpg)
(易しい鎖場)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/a7/fc932155d545cfa019d7535232f4fe82.jpg)
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(鉄梯子 意外と難しい)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/94/aabacdcec59121dbebfc95d7cd42c135.jpg)
(鳥居の後の鎖場)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/f2/0db68efd4713c26403e7245be990a6e1.jpg)
(相馬山頂上 見晴らしはない)
サクサクと登山口に戻ると車道をヤセオネ峠方面に向かう。ヤセオネ峠バス停を越え、電力施設?の脇を通ってオンマ谷へ。クネクネと舗装路を下ると駐車スペースに沢山の車が停まっている。どうも市民憩いの広場となっているようで、家族連れが沢山居る。駐車スペースからは二ツ岳とオンマ谷への道が分岐している。二ツ岳も登ってみたいところだが、時間の余裕もないのでオンマ谷を真っ直ぐ下ることにする。オンマ谷は看板によると榛名火山の寄生火山の爆裂口で、かつての硫気口から風が吹き付けているとのことで、涼しい風が吹き抜ける。家族連れの間をすり抜けながら進むと人気のない森歩きとなる。近年熊が出没している地域なので熊鈴を付けて先へ進む。日の光が差し込む森は美しいの一言。所々木道が渡してあるが、歩き難いところも少なく、アップダウンもないのでスイスイと進める。つつじが峰を過ぎると上り坂となり、通常の登山道の雰囲気に戻る。ビジターセンターへの道を分けると間もなく車道に降り立つ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/8d/61f68e870dc683fd1f98f70010a25434.jpg)
(オンマ谷 夏なのに涼しい風が吹き抜ける)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/47/58944c6914d21ed7f62ad47cd3f39954.jpg)
(若干歩きにくい所も)
車道の向かい側に水沢山への登山口がある。道標を見ると熊出没注意の張り紙が…。まあ鈴を信じて進むことにしよう。最初緩やかな道だが、直ぐに岩がゴロゴロした急斜面を登る。歩きづらい道だが、最後のピークなのでここが踏ん張り処。一旦傾斜が緩んでまた急傾斜を登ると水沢山(1194.4)の山頂に飛び出す。それほど広くない山頂からは噂通り360°の展望が楽しめる。夏場ということもあり、遠望は望めないが、小野子三山や榛名の外輪山である相馬山・二ツ岳が見える。赤城山は見えないが、渋川市街地から広がる関東平野を一望できる。直ぐ下に見えるピークは水沢観音への途中にある小ピークのようだ。登山者は他に一人だけで静かな山頂である。遅い昼食を取ってから下山に取り掛かる。
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(山頂付近から小野子三山)
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(相馬山と二ツ岳)
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(水沢山頂上)
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(渋川市を望む)
水沢山からの下りは、最初石地蔵が立ち並ぶ所までは緩やかである。この石地蔵があるところが山頂から見えた小ピークであろう。ここからも渋川市街の展望がある。小ピークからは樹林帯の急坂を延々と下りる。踏み跡を忠実に下れば迷うことはないと思うが、右にトラバースする辺りで間違って真っ直ぐ下ってしまいそうになった。ここだけは唯一気をつけたほうが良さそうだ。小ピークから30分ほどでお休み石。道標によるとここでちょうど半分。お休み石からもきつい下りを下ると15時を過ぎて登ってくる人が居る。流石観光地である。でもこれから登ると下山地によっては真っ暗になってしまうのではないだろうか。あまり感心できない。お休み石から40分で水沢観音に到着。ここまで来ると随分人が多い。六角堂を回したり、わらじ形のお守りを買ったりしてのんびりする。境内を出てバス停の時刻表を見るとまだ伊香保温泉へ向かうバスがある。水沢うどんは高いから今日はパスしてバスに乗る。
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(石地蔵)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/a7/cc2ab50543ccee6ffef25931310867e1.jpg)
(水沢観音)
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(六角堂 通常回す人はお経を読んだことになるのだが、ここでは回る様子を見ている人にも功徳がある)
伊香保温泉バス停に降りると客引きのオバチャンが声を掛けてくる。ゴメンネ、今日は入る暇はないんだ。石段街への道のりを教えてもらい石段の下に出ると、いやあ~、人が多いねぇ。石段を上がると源泉が流れる様子なども見ることができる。ここで湯の花饅頭を土産に買う。これで後は帰るだけだ。渋川駅へ向かうバスに乗るべくバス停に向かうと、駅までの小銭が足らない。観光協会で両替できないか頼んでみるとなんと断られる。これだから群馬の観光は嫌なんだよなぁ。那須なんかはちゃんと両替してくれたんだけどねぇ。仕方ないのでグリーン牧場まで下ってバスに乗ることができた。渋川駅に着くと榛名山と赤城山がそれぞれ見える。電車が来るまでその光景をぼんやりと見ていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/e0/4f7cd225fddf97b2fa38991e05840305.jpg)
(伊香保温泉の石段街)
DATA:
高崎駅(群馬バス85分)榛名湖9:54~ヤセオネ峠~相馬山の肩~11:36相馬山~相馬山の肩~12:07ヤセオネ峠~12:47オンマ谷~つつじヶ峯~13:40水沢山登山口~14:05水沢山~15:31水沢観音(関越交通バス15分)伊香保温泉(関越交通バス25分)渋川駅
地形図「榛名湖」「伊香保」
バス 群馬バス:高崎駅~榛名湖(1310円) 関越交通バス:渋川駅~伊香保榛名口(570円)
なお、榛名湖~ヤセオネ峠間のバスもあります(群馬バス伊香保バスターミナル行)
山についてはよく分からなかったのですが、
榛名神社が静かでよい神社だと聞いていたので。
帰りに温泉街に寄って――なんて思っていました^^
こんな素敵な山があるんですね。
ネット上で疑似体験できて、楽しませていただきました^^
1つ上の曲紹介の記事も、野老の里さんらしい穏やかな語りで、とてもよかったです。
実は榛名神社から榛名湖というルートがありまして、やはり夏に歩いたことがあります。沢が綺麗で広葉樹の多いルートでした。榛名神社へは榛名湖行きのバスで行くことができます。
>こんな素敵な山があるんですね
榛名はがんばって登る山というよりも遊ぶ山という印象が強いです。榛名湖まで楽して上がったら、山をひとつくらい登るとかして、あとは榛名湖温泉か伊香保温泉でのんびりっていうのが良いんじゃないでしょうか。