![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/6e/bd4373e89433cc9965a118bab29b9b82.jpg)
(日向山頂上)
今年は11月以降忙しく、年末まで山歩きはおあずけの予定だった。ところが平日の午後急遽休みが取れることになったため、どこか山へ紅葉を見に行こうと考えた。奥武蔵で落葉樹林のある所で比較的短時間で周れる山というと柏木山や龍ヶ谷城跡などがあるが、今回は横瀬の日向山を歩くことにした。何度も歩いている山で道はよくわかっているし、遅くなっても車道が山頂近くまでやって来ているのでそれほど危険ではないだろうと考えたのだ。
芦ヶ久保駅に降りると太陽はすっかり西に傾いている。お昼過ぎから山歩きなんて人には絶対薦めないのだが、11月は今日しか休めないので致し方が無い。休業中の売店の隣からは日向山の山頂とその周辺の集落の様子を一望することができる。ここから見ると日向山の山頂はそれなりに遠そうな感じだが、以前母と兄を連れて行ったときには1時間ちょいで行けたので、今日も14時半までには着けるだろう。
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(芦ヶ久保駅下の休業中の売店脇からの眺め 左に芦ヶ久保大観音 中央に日向山 どちらも芦ヶ久保駅ホームからも見える)
石段を下り、国道を渡ると交番と郵便局がある。その先が最初に目指す源寿院別院への道だ。今回は芦ヶ久保大観音のある源寿院別院から風の道を登って琴平神社に行き、そこから日向山山頂に至る予定だ。帰りは母たちと訪れて以来久しぶりに農村公園へ寄って行こうと思う。傾斜のきつい車道を登っていると早速じんわりと汗をかき始める。一応山シャツとシェルジャケットを着ているが、ジャケットを脱ぐことにする。民家の庭先にいる犬の猛烈な歓迎を受ければ源寿院別院はすぐそこだ。高台の上に出れば芦ヶ久保駅のホームからも良く見える芦ヶ久保大観音とご対面だ。観音様の視線の先には横瀬川の流れる谷が見下ろせ、芦ヶ久保駅もよく見える。谷の奥に見える尾根はカバ岳や七曲り峠辺りのようだ。
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(源寿院別院からの眺め)
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(源寿院別院の芦ヶ久保大観音)
観音様の右脇に道標があり、道なりに行くと沢を渡って尾根道を行くようになる。ここが風の道だ。3年前、新緑の頃に歩いた道で、落葉樹が多かった印象がある。尾根を登り始めると早速黄色く色付いた木々がお出迎えだ。若干紅葉には早いのかまだ青い所も目立つ。それでも手軽に紅葉を楽しめるのは有難いことだ。休耕地のような所からは武甲山が綺麗に見えるはずなのだが、西日では逆光になってしまって冴えない。休耕地を過ぎると傾斜の緩やかな尾根となり、色付きの進んだ紅葉の林をのんびりと楽しめる。
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(風の道の紅葉)
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(休耕地からの武甲山)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/cf/c89c484f06078032ab5c3a084c13b58c.jpg)
(この辺りで道が一旦右に折れる)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/77/0569c12a30198af45dc41b078eeced94.jpg)
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(傾斜の緩やかな尾根 この辺りが一番紅葉が美しい)
整備された農地が現れると琴平神社下に出る。真っ赤に色付いたツツジ並木の車道を上がると農地越しに展望が得られる。神社下には東屋とトイレがあり、体が冷えたこともあってトイレで用を済ませていく。近くにはイノシシ小屋があり、獣の臭いが漂ってくる。東屋脇の石段を上がると琴平神社に着く。道は神社の左脇に付いており、神社を回り込むように上がると日向山山頂から西に延びる尾根に上がるまで土留めの木段が設けられた急斜面を登っていかなくてはならない。唯一の慰めは木段脇の紅葉が美しいことであろう。
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(農地脇から車道に出る)
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(琴平神社下からの眺め)
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(琴平神社)
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(土留めの木段を登る)
木段を登りきると獣除けの網越しに日向山の山頂がチラッと見える。道標のある尾根に出ると山頂へ向かって小さなアップダウンがある。紅葉が進んだ尾根道を行くと山頂周辺には赤く色付いた木が多い。足下の笹原との対比がなかなか見事だ。日向山(633)頂上には展望台が設けられ、その脇にはモミジの木が赤く色付いていた。展望台に上がると二子山や武甲山などの見慣れた光景が広がるが、それ以上に山を染め上げる紅葉が見物だ。惜しむらくはやや空が曇っていて色が冴えないことか。
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(ここに来ると山頂もチラッと見える)
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(山頂へ向かって)
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(足下に笹が茂ってくれば山頂はすぐそこ)
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(山頂の紅葉)
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(日向山の展望台)
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(展望台からの眺め)
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(下界の紅葉が美しい)
山頂は風が強く、シェルジャケットを羽織っても寒い。時間も心配なので、名残惜しいが早々に下ることにする。山頂から東へ尾根を下ると山の花道と呼ばれる山野草をテーマにした公園に出る。今の時期、花は無いが、紅葉は美しい。西日の降り注ぐ日当たりの良い尾根道を下ると大きな駐車場のある木の子茶屋に着く。しいたけ狩りやジビエを使った料理が楽しめる所ではあるが、平日だったせいかお店は開けていないようだった。
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(東の尾根を下る)
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(山の花道は日当たりが良い)
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(山の花道から二子山を望む)
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(山の花道の紅葉)
木の子茶屋から西へ車道を少し下る。丸山南東尾根の先端にあるピークの辺りがまだらに紅葉していて美しい。一色に染まらないのが日本の紅葉の美しさだろう。南に延びる尾根道を下ると果樹園の脇に出る。果樹園の側に立つ黄色く色付いた大木に西日が当たる。何故か子供の頃のことを思い出させる光景だ。
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(木の子茶屋付近からの眺め)
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(南に延びる尾根を下る)
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(西日の当たる大木)
再び車道に出ると公衆トイレがある。その近くには今は使われていないと思われる休憩所がある。10年近く前に母と兄を連れて訪れたときは山車が置かれ、話好きな小父さんが休憩所を営んでいたことを思い出す。今はトイレの側に立つモミジだけが旅人を出迎えている。休憩所の前の道を下っていくと農村公園だ。上段には東屋とトイレがあり、管理人らしき人が出入りしていた。ローラー滑り台の管理でもしているのだろう。落葉樹が植えられた園内は紅葉が見頃を迎えていて、ここを訪れるだけでも十分に楽しめる。
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(公衆トイレ脇のモミジ)
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(農村公園への道)
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(農村公園上部 左下は公衆トイレ)
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(農村公園の様子)
園内にある池の先に金属製の橋があり、その先にも道が続いているようだ。橋を渡ると二反沢を見下ろす位置に出るが、道は山の上へと戻ってしまう。奥武蔵登山詳細図(吉備人出版)で確認してみるとこの道は上へ戻るか風の道に合流するかの選択しかなく、二反沢に沿って歩くことはできない。公園に戻るとローラー滑り台の裏に道が付いていて、尾根へと上がれるようだ。尾根に登り返し、道なりに下ると果樹園に出る。たわわに実ったキウイのトンネルを潜ると車道に下り立つ。ここから先はもう車道を下りて駅へ下るだけなので、もう危険な所は無い。二子山の紅葉を眺めつつ、車道を下り、国道を渡って道の駅あしがくぼへと寄って行く。平日の午後ともなると観光客も少ないものかと思ったのだが、意外と売店が混んでいた。芦ヶ久保駅のホームに上がると次の電車が来るまでまだ30分ほどある。う~ん、下の食堂で何か温かいものでも食べてくればよかったな…。日向山山頂にあったモミジの木が真っ赤に紅葉しているのがホームからも見える。2時間弱の軽い山歩きだったが、美しい紅葉も見られて良い山旅だった。今後はこうした軽い山歩きを増やしていくのも良いかもしれない。
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(二反沢の紅葉)
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(農村公園から尾根へ上がった所の紅葉)
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(果樹園から二子山方面を望む)
DATA:
芦ヶ久保駅13:25→13:37源寿院別院(芦ヶ久保大観音)→14:04琴平神社→14:21日向山→14:37山の花道(木の子茶屋)→14:51農村公園14:58→15:12道の駅あしがくぼ→芦ヶ久保駅
地形図 秩父
トイレ 琴平神社下 山の花道 休憩所近く 農村公園 道の駅あしがくぼ
交通機関
西武池袋線 小手指~芦ヶ久保 463円(往復)
手軽なハイキングコースではありますが、風の道は本格的な登山道で傾斜もやや急です。最低でもスニーカーなどの運動靴、出来ればトレランシューズや山靴が望ましいでしょう。
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平成26年5月4日 丸山を歩く
平成27年5月6日 ツツジ山から丸山
今年は11月以降忙しく、年末まで山歩きはおあずけの予定だった。ところが平日の午後急遽休みが取れることになったため、どこか山へ紅葉を見に行こうと考えた。奥武蔵で落葉樹林のある所で比較的短時間で周れる山というと柏木山や龍ヶ谷城跡などがあるが、今回は横瀬の日向山を歩くことにした。何度も歩いている山で道はよくわかっているし、遅くなっても車道が山頂近くまでやって来ているのでそれほど危険ではないだろうと考えたのだ。
芦ヶ久保駅に降りると太陽はすっかり西に傾いている。お昼過ぎから山歩きなんて人には絶対薦めないのだが、11月は今日しか休めないので致し方が無い。休業中の売店の隣からは日向山の山頂とその周辺の集落の様子を一望することができる。ここから見ると日向山の山頂はそれなりに遠そうな感じだが、以前母と兄を連れて行ったときには1時間ちょいで行けたので、今日も14時半までには着けるだろう。
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(芦ヶ久保駅下の休業中の売店脇からの眺め 左に芦ヶ久保大観音 中央に日向山 どちらも芦ヶ久保駅ホームからも見える)
石段を下り、国道を渡ると交番と郵便局がある。その先が最初に目指す源寿院別院への道だ。今回は芦ヶ久保大観音のある源寿院別院から風の道を登って琴平神社に行き、そこから日向山山頂に至る予定だ。帰りは母たちと訪れて以来久しぶりに農村公園へ寄って行こうと思う。傾斜のきつい車道を登っていると早速じんわりと汗をかき始める。一応山シャツとシェルジャケットを着ているが、ジャケットを脱ぐことにする。民家の庭先にいる犬の猛烈な歓迎を受ければ源寿院別院はすぐそこだ。高台の上に出れば芦ヶ久保駅のホームからも良く見える芦ヶ久保大観音とご対面だ。観音様の視線の先には横瀬川の流れる谷が見下ろせ、芦ヶ久保駅もよく見える。谷の奥に見える尾根はカバ岳や七曲り峠辺りのようだ。
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(源寿院別院からの眺め)
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(源寿院別院の芦ヶ久保大観音)
観音様の右脇に道標があり、道なりに行くと沢を渡って尾根道を行くようになる。ここが風の道だ。3年前、新緑の頃に歩いた道で、落葉樹が多かった印象がある。尾根を登り始めると早速黄色く色付いた木々がお出迎えだ。若干紅葉には早いのかまだ青い所も目立つ。それでも手軽に紅葉を楽しめるのは有難いことだ。休耕地のような所からは武甲山が綺麗に見えるはずなのだが、西日では逆光になってしまって冴えない。休耕地を過ぎると傾斜の緩やかな尾根となり、色付きの進んだ紅葉の林をのんびりと楽しめる。
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(風の道の紅葉)
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(休耕地からの武甲山)
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(この辺りで道が一旦右に折れる)
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(傾斜の緩やかな尾根 この辺りが一番紅葉が美しい)
整備された農地が現れると琴平神社下に出る。真っ赤に色付いたツツジ並木の車道を上がると農地越しに展望が得られる。神社下には東屋とトイレがあり、体が冷えたこともあってトイレで用を済ませていく。近くにはイノシシ小屋があり、獣の臭いが漂ってくる。東屋脇の石段を上がると琴平神社に着く。道は神社の左脇に付いており、神社を回り込むように上がると日向山山頂から西に延びる尾根に上がるまで土留めの木段が設けられた急斜面を登っていかなくてはならない。唯一の慰めは木段脇の紅葉が美しいことであろう。
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(農地脇から車道に出る)
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(琴平神社下からの眺め)
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(琴平神社)
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(土留めの木段を登る)
木段を登りきると獣除けの網越しに日向山の山頂がチラッと見える。道標のある尾根に出ると山頂へ向かって小さなアップダウンがある。紅葉が進んだ尾根道を行くと山頂周辺には赤く色付いた木が多い。足下の笹原との対比がなかなか見事だ。日向山(633)頂上には展望台が設けられ、その脇にはモミジの木が赤く色付いていた。展望台に上がると二子山や武甲山などの見慣れた光景が広がるが、それ以上に山を染め上げる紅葉が見物だ。惜しむらくはやや空が曇っていて色が冴えないことか。
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(ここに来ると山頂もチラッと見える)
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(山頂へ向かって)
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(足下に笹が茂ってくれば山頂はすぐそこ)
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(山頂の紅葉)
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(日向山の展望台)
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(展望台からの眺め)
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(下界の紅葉が美しい)
山頂は風が強く、シェルジャケットを羽織っても寒い。時間も心配なので、名残惜しいが早々に下ることにする。山頂から東へ尾根を下ると山の花道と呼ばれる山野草をテーマにした公園に出る。今の時期、花は無いが、紅葉は美しい。西日の降り注ぐ日当たりの良い尾根道を下ると大きな駐車場のある木の子茶屋に着く。しいたけ狩りやジビエを使った料理が楽しめる所ではあるが、平日だったせいかお店は開けていないようだった。
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(東の尾根を下る)
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(山の花道は日当たりが良い)
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(山の花道から二子山を望む)
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(山の花道の紅葉)
木の子茶屋から西へ車道を少し下る。丸山南東尾根の先端にあるピークの辺りがまだらに紅葉していて美しい。一色に染まらないのが日本の紅葉の美しさだろう。南に延びる尾根道を下ると果樹園の脇に出る。果樹園の側に立つ黄色く色付いた大木に西日が当たる。何故か子供の頃のことを思い出させる光景だ。
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(木の子茶屋付近からの眺め)
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(南に延びる尾根を下る)
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(西日の当たる大木)
再び車道に出ると公衆トイレがある。その近くには今は使われていないと思われる休憩所がある。10年近く前に母と兄を連れて訪れたときは山車が置かれ、話好きな小父さんが休憩所を営んでいたことを思い出す。今はトイレの側に立つモミジだけが旅人を出迎えている。休憩所の前の道を下っていくと農村公園だ。上段には東屋とトイレがあり、管理人らしき人が出入りしていた。ローラー滑り台の管理でもしているのだろう。落葉樹が植えられた園内は紅葉が見頃を迎えていて、ここを訪れるだけでも十分に楽しめる。
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(公衆トイレ脇のモミジ)
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(農村公園への道)
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(農村公園上部 左下は公衆トイレ)
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(農村公園の様子)
園内にある池の先に金属製の橋があり、その先にも道が続いているようだ。橋を渡ると二反沢を見下ろす位置に出るが、道は山の上へと戻ってしまう。奥武蔵登山詳細図(吉備人出版)で確認してみるとこの道は上へ戻るか風の道に合流するかの選択しかなく、二反沢に沿って歩くことはできない。公園に戻るとローラー滑り台の裏に道が付いていて、尾根へと上がれるようだ。尾根に登り返し、道なりに下ると果樹園に出る。たわわに実ったキウイのトンネルを潜ると車道に下り立つ。ここから先はもう車道を下りて駅へ下るだけなので、もう危険な所は無い。二子山の紅葉を眺めつつ、車道を下り、国道を渡って道の駅あしがくぼへと寄って行く。平日の午後ともなると観光客も少ないものかと思ったのだが、意外と売店が混んでいた。芦ヶ久保駅のホームに上がると次の電車が来るまでまだ30分ほどある。う~ん、下の食堂で何か温かいものでも食べてくればよかったな…。日向山山頂にあったモミジの木が真っ赤に紅葉しているのがホームからも見える。2時間弱の軽い山歩きだったが、美しい紅葉も見られて良い山旅だった。今後はこうした軽い山歩きを増やしていくのも良いかもしれない。
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(二反沢の紅葉)
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(農村公園から尾根へ上がった所の紅葉)
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(果樹園から二子山方面を望む)
DATA:
芦ヶ久保駅13:25→13:37源寿院別院(芦ヶ久保大観音)→14:04琴平神社→14:21日向山→14:37山の花道(木の子茶屋)→14:51農村公園14:58→15:12道の駅あしがくぼ→芦ヶ久保駅
地形図 秩父
トイレ 琴平神社下 山の花道 休憩所近く 農村公園 道の駅あしがくぼ
交通機関
西武池袋線 小手指~芦ヶ久保 463円(往復)
手軽なハイキングコースではありますが、風の道は本格的な登山道で傾斜もやや急です。最低でもスニーカーなどの運動靴、出来ればトレランシューズや山靴が望ましいでしょう。
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