なせば成る

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スローライフのたまごの思い出

2004年07月11日 | スローライフ
gooスローライフのスローライフ日誌「スローライフのたまご」を読んで思い出しました。

小学生で島に住んでいた頃、にわとりのつがい(夫婦)を買っていた時期がありました。
チャボという種類のにわとりでした。
両親の知り合いの人が、近所迷惑(鳴くとうるさい)なので、周りが
空き地だらけの私の家にくれたそうです。


私が飼育係りになりました。にわとり小屋を父と作り、2羽を育てました。
初めてでしたが、百科事典を見ながら育てました。しばらくすると、卵を産みました。
茶色い小さな(Sサイズぐらい)卵でした。
だいたい、2日に一回産んでくれました。そこで、母が卵を一個30円ぐらいで買ってくれました。
1ヶ月に15個ぐらいですから、450円になるわけです。えさ代がちょうど400円/月ぐらいかかったので、自給自足できました。
(母が計算してくれたのでしょうね。)

えさは農協で売っている飼料でとうもろこしや大豆などでできていたと思います。
私は、良い卵を産んでもらうために、いろいろ工夫しました。

・食べ終わったあさりを砕いて飼料に混ぜてやる。
・昆虫(バッタやカマキリなど)を捕まえて餌にする。
・裏の空き地で放し飼いにして、運動を十分にさせる。
・にわとり小屋の糞をこまめに掃除してやる。(これが大変)
(糞は父の植木や植物の肥料としました)

他にもいろいろ試したと思います。その甲斐があったかどうかわかりませんが、2日に1回卵を産み続けてくれました。

そんなチャボ達とも別れの日が来ました。
2年~3年飼ったと記憶してますが、隣や裏の空き地に次々と家が立ち並び、周りに人が住むようになりました。
このチャボのオスは、朝だけでなく昼間もかなり大きな声で鳴きました。
近所の迷惑になったようです。


私は泣いて反対しましたが、両親は山の中に住んでいる知り合いの人にチャボを譲ることを決めました。
つがいで譲ることになりました。オスだけでも良かったのですが、
仲の良い夫婦で引き離すのがかわいそうだったからです。

あの日以来、にわとりは飼ったことはありません。
茶色い小さな卵を見る度に、2羽のつがいのチャボを思い出します。