三崎亜記さんの『失われた町』を読みました。4月に…。
どうも私は三崎さんの作品が好きなようです。基本、リアリティのない作品は少々苦手なんですけど、三崎さんの作品は好き。全体に穏やかなトーンで語られ、登場人物たちの心の動きが丁寧に描かれているから共感できる部分もかなりあったりして、「また読みたい」ってなるのです。今回も「三崎さんのものが読みたいな~」という気分になって手にしたのでした。
30年ごとに起こるとされる、ひとつの町の消滅。町の姿は残っても、そこに暮らす人々が「消滅」してしまうのだ。この現象は意思を持った「町」が起こすもので、残された人の「悲しみ」を察知するとその範囲を広げるため、人々は悲しむことを禁じられる。この現象に対抗するべく組織された管理局と残された人たちが、近く起きようとしている「消滅」に対して戦いを挑む。
町の消失に関わる、もしくは関わった人々それぞれの話が重なり、最後にはひとつに集結します。
それぞれの人たちは消滅から何を思って生きてきたのか……。消滅を完全なものに仕上げるために動く「町」の強い意思を象徴する「歪んだ月」が印象的に描かれていて、消滅することの恐怖を不気味な雰囲気を持って表しています。
重く暗くなる要素ばかりなのですが、この作品がとても素敵なのは、誰もが希望を失わずに前進している姿を描いているところだと思いました。理不尽なものに立ち向かわなければならないのに、希望を絶対に捨てていない。こんな力強いことってあるでしょうか!
そして町の消失への対抗策が「芸術」であるところもグッとくるポイントでした。音楽や絵画や写真……。人間って凄いものを生み出すことができるんですね。
凄い長編小説を読んだという満足感で満たされました。凄味がジワジワ感じられました。
どうも私は三崎さんの作品が好きなようです。基本、リアリティのない作品は少々苦手なんですけど、三崎さんの作品は好き。全体に穏やかなトーンで語られ、登場人物たちの心の動きが丁寧に描かれているから共感できる部分もかなりあったりして、「また読みたい」ってなるのです。今回も「三崎さんのものが読みたいな~」という気分になって手にしたのでした。
30年ごとに起こるとされる、ひとつの町の消滅。町の姿は残っても、そこに暮らす人々が「消滅」してしまうのだ。この現象は意思を持った「町」が起こすもので、残された人の「悲しみ」を察知するとその範囲を広げるため、人々は悲しむことを禁じられる。この現象に対抗するべく組織された管理局と残された人たちが、近く起きようとしている「消滅」に対して戦いを挑む。
町の消失に関わる、もしくは関わった人々それぞれの話が重なり、最後にはひとつに集結します。
それぞれの人たちは消滅から何を思って生きてきたのか……。消滅を完全なものに仕上げるために動く「町」の強い意思を象徴する「歪んだ月」が印象的に描かれていて、消滅することの恐怖を不気味な雰囲気を持って表しています。
重く暗くなる要素ばかりなのですが、この作品がとても素敵なのは、誰もが希望を失わずに前進している姿を描いているところだと思いました。理不尽なものに立ち向かわなければならないのに、希望を絶対に捨てていない。こんな力強いことってあるでしょうか!
そして町の消失への対抗策が「芸術」であるところもグッとくるポイントでした。音楽や絵画や写真……。人間って凄いものを生み出すことができるんですね。
凄い長編小説を読んだという満足感で満たされました。凄味がジワジワ感じられました。
ちょっと…いや結構!心配しました。
やっぱキッチリしてる人がプッツンしてると、それなりの理由なんだろうなーと思ってさー
いや、復活してくれたならいいんです。
ハイ、私が文句いえたもんじゃないです。
ところで、ちょいと質問なんですが、
なんかねgooブログ使いづらく(投稿しづらく)なってない?
私だけ?
ご心配をおかけしてしまい、まことに申し訳ございませんでした
諸々あったとはいえ、放置しちゃいけなかったな~って、反省しておりますです
「ところで」のことですけど、投稿するに際して、とくに使いづらくなったと感じることはないかも。
コメント欄に書きこむときのカーソルが、たまに「動かない&消える」ってことはある。
大丈夫か、goo?