関帝廟

七夕の土曜日、横浜・中華街に遊びに行きました。中華街には何度も行っていますが、ここのところちょっとご無沙汰をしていまして、５年越しに「行きたい！」という気持ちが叶いました。
以前は渋谷から桜木町に出て、JRに乗り換えて石川町で降りるのが中華街へのアクセスでした。しかし今は渋谷から乗り換えなしで「元町・中華街」駅へ。桜木町駅がなくなってしまったのは寂しいですが、都内から中華街までとても行きやすくなりました。

この日の散歩の同行者は金猫（かねっこ）ちゃん(以下、かねちゃん)。彼女とは駅で13時に待ち合わせをしていましたが、私は久しぶりの中華街に、遠足を楽しみにしている小学生と同じように朝早く目が覚め、軽く家事をすませてから出かけました。渋谷からは特急にも乗れたおかげで、元町・中華街駅に着いたのは11時50分。…早すぎます…。
１時間ちょっとの間、先に私ひとりで先に散歩をすることにしました。やはり中華街に来て「三国志」ファンであるのなら、行かねばならぬところがあります。関帝廟です。

関帝廟には、関羽が祀られています。関羽は、信義や義侠心に厚い武将として知られています。さらに、民衆に慕われていた武将であり、後の王朝によって神格化されました。その関羽を祀ったのが関帝廟です。
関帝廟は、もう随分前に入ったことがあります。
末の弟が高校に入学する前の春、こちらに遊びに来ました。中華街に行って美味しい中華料理を食べたいと言う弟を連れて行ったとき、関帝廟にもお参りしました。
弟は幼い頃からファミコンで遊んでいましたので、三国志もゲームで知っていました。主神の関羽像を見て「関羽だ、関羽だ！」とやたらと喜ぶ弟を、まだ三国志を読んでいなかった姉は「何がそんなに嬉しいのだ？」と「さっぱり意味がわからぬ」の視線を浴びせておりました。

かねちゃんとの待ち合わせ時間までの間、関帝廟に行き、関羽に挨拶してきました。
『今日一日、こちらで楽しく過ごさせていただきます。宜しくお願いします』
関帝廟を出て、駅に向かう途中、美味しそうな肉まんを見つけてしまい、思わず買ってしまいました。食べつつ歩いて時計を見ると、もうすぐ13時です！　急いで駅まで戻ります。かねちゃんと会ってからの中華街の話は、また次回！