あ可よろし

「あきらかによきこと」は自分で見つける・おもしろがる
好奇心全開日記(不定期)

神様の居場所

2015-10-13 | 散歩
先日、東五反田まで行くことがあり、少し時間に余裕があったので、雉子(きじ)神社をお参りしてきました。お伺いするところに行く途中にあり、ちょっと気になる雰囲気だったので、はじめましてのご挨拶を。

雉子神社は、1469年から87年の頃の創建と考えられている古い神社で、かつては「雉子丿宮」の名で親しまれていたこの辺りの鎮守さま。祀り神は日本武尊。神徳は、文運上達・出世・開運招福・除災厄除。徳川三代将軍・家光が鷹狩りをしていたとき、一羽の白雉がこの神社に逃げ込んで見えなくなったことから、神社の名を「雉子丿宮」と呼ぶよう命じた、と伝えられているそうです。
…という歴史がある神社ですけど、その見た目は非常に新しい。狭い敷地にコンパクトにまとめられている印象です。
何でも、平成6(1994)年に表通りに面した敷地内にオフィスビルが建ち、社殿はその奥の部分で改築されたのだとか。その昔は境内にカエデの木が多く茂って、紅葉の季節になると多くの見物人で賑わった、ということですけど、多分その面影はないのでしょう。

 


ビルの一部になった神社と言えば、先日行った虎ノ門の金毘羅さんもそうでしたが、都心の神社はそのような形になるしかないのでしょうか。仕方のないことなのかもしれません。都心では神様の住宅事情も深刻なように思いました。
それでも地域の人々から愛されている神社であることには違いなく、この日お参りさせていただいたときも、私以外に複数名の方がいらしていました。少し前にはお祭りもあったようで、立派なお神輿もあったし、やはり見た目は新しくても、例えビルの陰にある神社とは言っても、歴史のある神社なのですね。
散歩の楽しい時期に出会えたことに感謝いたします。

 

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