建物探訪な散歩

久しぶりにお茶の水へ。JRの駅改修工事が進んでいて、聖橋口が綺麗になっていました。聖橋の方はどんどん開発が進んで、かなり雰囲気が変わってきています。
それとは反対に、お茶の水橋口の方はほぼ印象が変わりません。楽器屋さんがワチャワチャあって、大きな病院がいくつもあって、変わらず画翠LEMONやお気に入りのパン屋さんも変わらず健在です。
このときは、お茶の水橋口から水道橋方面へ。山の上ホテルの近辺で行く用があり、いつも通り「用が済めば界隈を散歩」となりました。
この辺り、知ってはいるけれどじっくり歩いたことはこれまでになかったように思います。神保町も徒歩圏内なので、仕事の行き帰りに通過していただけでした。もう何十年も前から馴染みのある町なのに。
実はお茶の水界隈にはこういうクラシカルな雰囲気の建物がそこここにあります。古くからの歴史的建造物などを見ながら散歩ができる町だったりします。

ます、歩いている途中で出会ったのが旧文化学院の建物。
文化学院は1921年(大正10年)に創立された専修学校で、2018年(平成30年)に閉校となりました。西村伊作、与謝野晶子、与謝野鉄幹らによって創設され、国の学校令によらない自由で独創的な学校に、という新しい教育理念を掲げ、日本で初めての男女平等教育、共学を実現したところです。しかも当時は和装が当たり前の時代だったのに生徒のほとんどが洋服を着ていたのだそうで、文化学院はオシャレの代名詞となっていたそうです。
現在この建物には日本BS放送（BS11）が入っています。♪ぶんぶんイレブン、イレブンぶんぶん♪のあの会社が入っているのはちょっと複雑な気持ちになりましたが、建物をちゃんと保存してくれるなら、よろしくお願いしましたよ。

さてここから年内は「じっくりお茶の水散歩」になるのかしら。どうかしら？