心よりご冥福をお祈り申し上げます。
野村克也さんは、プロ野球の南海で三冠王を獲得され
いずれも歴代２位となる、通算２９０１安打、６５７本塁打を放ち、
監督としても歴代５位の通算１５６５勝を挙げました。
しかし選手としての功績が記憶に残っている人はさほどおられません。
「ON(王・長嶋)がヒマワリなら、オレはひっそりと咲く月見草」
の名言のとおり、当時人気のないパリーグの弱小チームだったため、
何をやっても取り上げてもらえず自らを月見草と揶揄されてました。
この月見草こと野村さんと師弟関係にあたり、
阪神や大リーグのメッツなどで活躍された
新庄剛志さんも、ヒマワリ的な存在で華のある選手でした。
この全く正反対のタイプとなる師弟の二人が
とても面白く不思議な関係なのです😬
ヤクルト時代に野村監督から見た新庄選手のイメージは
チャラチャラした感じで、野球一生懸命やっているのかと、
言いたくなる嫌いなタイプだったらようです😒
そして阪神の監督に就任され野村監督から新庄選手に
『バッティングはな、こうだこうだ』と言い出して2～3分たった所で、
『僕ばかなのでたくさん言われると頭に入らないので、
また次回お願いします』と言ったようで、監督とコーチから
『こんな選手は初めてやぞ』と言われたようです。
新庄さんとしては、全てを聞いたら野村さんと接する
次の機会がなくなるんじゃないかなと思ったからといいますが、
野村さんから「もうええわ。教えんわ」と言われたため、
「交通事故に8回遭って、頭良くなったんですよ」など言い
話しているうちに「かわいらしいな」と
気に入られるようになりました。
また野村監督が新庄選手に「野球はな下半身が大切だから
もっとトレーニングや走り込んで鍛えろ」と言われると
下半身を鍛えると足が太くなってジーパンがはけなくなるじゃないですか…
と野村監督の頭にはない発想を次々と言う
新庄選手に対して『宇宙人』とあだ名がつけられました👾
選手としてのポテンシャルは素晴らしいけど、
結果が出ず伸び悩んでいた新庄選手に対して野村監督より
「お前は何番だったら野球を真剣にやってくれるんだ？」
との質問に「そりゃ4番ですよ」と新庄選手は答えました。
その次の日から4番に起用され、その年プロ野球人生最高の
成績をあげられそれが決め手となりメジャーに行けたようです。
その他にも野村監督から新庄選手に贈られた面白い言葉があります。
🌟「新庄お前はファンに愛されるカッコつけて野球をやればええんや」
🌟「選手に自由に野球をやりなさいって指導したのはお前だけや」
🌟「お前は悔しいくらい可愛いな」
また昨年より48歳の新庄さんがプロ野球復帰を目指すと
宣言をされたことに関して、報道陣に野球センスを
「天才だよ」と改め絶賛した上で「代表的なアホや」
人間が絶対に勝てないものは時代と年齢。
年には勝てないよ。無理だ。
目標はいくらでも作れるけど、現実は難しいと発言しました。
この発言に対し、新庄選手は自身のインスタグラムで
「野村克也お父さん」と親しみのある書き出しで投稿。
「時代と歳に勝てないって弱気な発言に対して
今度会ったら４５分間ウエスティンホテルで説教」とつづり、
「でも野村さんは昔から大好き」と師匠への愛をにじませました。
野村監督と言えば超理論派で研究を欠かせないタイプですが、
それとは真逆で、新庄選手はいつも才能や感性で突き進み、
それなりの成績を残されてきました！
一見水と油とも思われますが、あの人なっこい性格と
独特な話し方とあの笑顔が憎めず可愛かったのでしょうね。
自分とは正反対のタイプを肯定できるところが
野村監督の凄さであり器の大きさだったと改めて思います。
さて新庄さんのプロ野球復帰は叶うのか？
天国から野村克也さんと野村沙知代さんが
笑いながら見守ってますよ😀
プロ野球開幕が待ち遠しいですね🙆
