アイドル時代の松田聖子さんについて、記憶をたどって思うがままにつらつらと書いてみます。
アイドル路線の中で彼女だけが当時ダントツで売れて、今でも唯一現役ママドル歌手として活躍しています。他にもアイドル歌手は沢山いました。ヒット曲を多数連発し、本業歌手で作詞作曲も手掛け、フローレスセイコ自由が丘を展開するなど、今でも芸能界で現役歌手として大活躍しているのは聖子さんだけでしょう。ディナーショー価格は、相当お高いのではないでしょうか。
「聖子ちゃんカット」は早見優、松本伊代、柏原芳恵など他の同期アイドルも真似していました。そもそも聖子ちゃんカットの考案者は誰なんですかね? 聖子ちゃんカットは聖子さんがデビュー前にしていたヘアスタイルなのです。聖子さんのデビュー前にこの髪形をしていた芸能人はいませんでした。聖子さんがショートカットに変えたら、他のアイドルもショートカットに変えました。それほどアイドル業界内でも注目されてたようです。一般人も聖子ちゃんカットを真似したバック聖子が沢山いましたよね。
「ブリッコ」という言葉の仕掛け人は誰なのでしょうか? 可愛い子ブリッコを短縮して、ブリッコ又はブリッ子。可愛さを露骨にアピールするしぐさ・表情をしてました。これは演出ですね。この露骨さからきたのでしょうか? お笑い芸人が「カワイコブリッコ」とか言って聖子さんをネタにしてたような。そういえば、山田邦子さんも物真似で「ブリブリッ子」とか言ってたような。
「涙が出ない泣き」というのはどういうことなのでしょうか? これは相当話題になりました。TVザ・ベストテンのサプライズで、お母さんからお弁当を作ってもらって、テレビカメラに向かって「おかあさ~ん」と泣き顔で叫んでいるのに涙が出てない。本当に涙が出ないのか否か真相はいかに。本当は涙が出ます。
アイドル時代のコントやトーク番組を見ると、彼女の個性がうかがえます。志村けんさんやあのねのねとのコントはかなり笑えます。あの喋りまくる明石家さんまのトークにも対等に渡り合えるのはスゴイ。ハキハキとした流ちょうなトークには、頭の良さが感じられます。腹の座ったしっかり者という貫録もあります。アイドルなのに「ガハハ」系に笑う自由奔放・天真爛漫さがいいですね!
話題の尽きない聖子さんですが、彼女は素晴らしい歌唱力を持ったエンタテイナーであるということは疑う余地がありません。ただ、役者としての魅力はありません。本人自身が好きだと言っている「おでこ」は見せない方がよいです。幻滅です。おでこを隠しているヘアスタイルが彼女には似合っています。
ミスセブンティーンコンテスト九州地区大会で優勝して、純真無垢の愛らしさと歌唱力がCBSソニーのディレクターの目に留まりました。お父さんは大変厳格な方のようで芸能界入りには大反対され、全国大会には出れませんでした。お父さんにひっぱだかれて吹っ飛んだそうです。それでもCBSソニーから別の形でスカウトされて、晴れて芸能界入りしました。お父さんもその後は応援してくれました。所属事務所は、かの有名なサンミュージックですね。
後日談ですが、ミスセブンティーンコンテスト応募の動悸には、歌手になりたかったのとは別に、コンテスト優勝者には、西海岸ディズニーランドご招待特典があり、大好きなミッキーに会えるというのもありました。
世間一般的に「聖子VS明菜」という見方がされていたようですが、明菜さんは聖子さんにあこがれて歌手になりました。TV番組などで一緒になると、聖子さんを見てウットリしていた、というのをご存知ですか。明菜さんは聖子さんの大ファンであり、尊敬している歌手であり人物なのです。
さて、聖子さんの楽曲について書いてみます。
1980年「裸足の季節」がデビューソングです。この曲はなんのインパクトもありません。
2枚目シングル「青い珊瑚礁」がアイドル歌手としての本領発揮の始まりです。そして、同じ曲調の3枚目シングル「風は秋色」も彼女にピッタリの曲です。この2曲はインパクトがありいいですね。彼女の魅力と歌唱力を大いに引き出している曲だと思います。
続いて4枚目シングル「チェリーブラッサム」5枚目シングル「夏の扉」はアップテンポでノリはよいのですが、アイドル歌手としての魅力は出ていません。ただ元気一杯というだけの印象です。
6枚目シングル「白いパラソル」は曲調をミドルテンポに変えてアイドル歌手としての彼女に修正しています。この曲は聖子さん的には嫌いで、本当は歌いたくなかったという逸話があります。歌いたくない曲が大ヒットしてしまいました。
7枚目シングル「風立ちぬ」、8枚目シングル「赤いスイートピー」もさらに曲調を変えて、シックなバラード風な曲です。当時、二十歳になっていたのかな。この辺りからアイドルでありながらも、大人の女性を意識した曲に変わってきます。アイドル路線が悪いというのではなく、年齢成長に応じた曲に変えていく必要があります。
15枚目シングル「SWEET MEMORIES」、16枚目シングルA面「瞳はダイアモンド」B面「蒼いフォトグラフ」などはアイドルから大人の女性として本格的歌手へと路線を変更しています。アイドル路線は、18枚目シングル「時間の国のアリス」までかな。
では、歌手松田聖子の真骨頂的な曲は何かと問われたら、「Only My Love」イチオシです。アイドル時代に、平塚市民ホールのコンサートでこの曲をアンコールで歌っていたのを覚えています。ホール全員での大合唱には驚いてしまいました。聖子ちゃんカットの女の子が沢山いて超不気味でした。
「Only My Love」は聖子さんのアイドル性と歌唱力を思う存分発揮した名曲中の名曲です。三連スローロックのバラード風の曲調もいいですね。コンサートでは当時の定番アンコールソングです。彼女の担当ラジオ番組のエンディングでも流していたかな。本人もお気に入りの曲の一つではないでしょうか。この曲はシングルカットではなく2枚目のオリジナルアルバム「North Wind」のB面に収録されています。
「Only My Love」は You Tube にアップされているので是非ご覧ください。バック演奏はオリジナルとは異なるベースとドラムを前面にフューチャーしたアレンジです。キーはオリジナルから二つ下げています。圧倒的な歌唱力とさりげない振り付けは超感動ものです。特に「オッホホッホ」の首の振りがなんともよいです!
では、歌手松田聖子の「ブリッ子」の真骨頂ソングは何かと問われたら、「Eighteen」イチオシです。あの振り付けと表情は彼女しかできないでしょう。また、他のアイドル歌手が真似してもあそこまで「ブリッ子」になりきれないでしょう。この曲は3枚目シングル「風は秋色」のB面に収録されています。両A面ということでリリースしていました。
「Eighteen」も You Tube にアップされているので是非ご覧ください。この振り付けは、正統派「ブリッ子」聖子さんしかできません。
ここまで書いたものの、肖像権、著作権の制限により写真も音源もご紹介できないのがとても残念です。
私は、現在、バンドでドラムを叩いたりベースを弾いたりしています。松田聖子さんは、私の音楽感性にプラスの影響を与えてくれたアーティストの一人です。いろんなジャンルやアーティストの曲を聴いてきましたが、聖子さんのアイドル時代の曲は相当聴き込みました。楽曲よし、歌唱力バツグン、作詞作曲は大御所、ツアーミュージシャンはフュージョン系の一流アーティスト。アルバム・シングルは発売即購入してました。
とにもかくにも、聖子さんは偉大なエンタテイナーであり、抜群の歌唱力を兼ね備えたスーパーアイドルです。そして、ビックアーティストです。彼女を超えるアイドルはこの先出てこないでしょう。
私の中では、聖子さんはアイドル時代で止まっています。それ以降はないのです。故に永遠のアイドルなのです。
この記事を書いて気が付きました。もしかして、私って「聖子オタク」??? (-_-)/~~~ピシー!ピシー!
以上、記憶を頼りに書いているので、事実との相違はご容赦くださいませ。松田聖子さんに関する情報を正確に知りたい方は、お手数ですがインターネットなどでお調べください。You Tube にも沢山アップされていますよ!