神話とは、当時の象徴的な出来事を表現したものだという側面がある。
日本では日本書紀、古事記が有名な神話であるが、日本書紀は天武天皇が編纂させた、天皇制を正当化するための書物にほかならない。現在、安倍政権が同じように事実を歪め神話を創り出しているかのようである。
森友学園問題、加計学園問題を巡る安倍政権の世論誘導に関する手法が、過去の神話の作成と似ていると考えられる。
・事実関係
安倍総理が迫田財務省理財局長(当時、現国税庁長官)あるいは萩生田官房長官に対し、安倍晋三の思想に近い森友学園の教育を広めるため、森友学園に対し国有地の格安売却を財務省理財局に指示した、あるいは国家戦略会議において、腹心の友である加計理事長の要望通り、加計学園が今治市において獣医学部を新設するよう指示し、それは、いずれも実現した。
・安倍総理等の弁明
財務省は一貫して資料がない、記録が無い、記憶が無いと主張し、安倍昭恵夫人は沈黙。事実を明らかにしようとしなかった。そして、安倍総理は「森友学園への国有地の売却問題については、すでに会計検査院が検査に着手をしており、政府としては全面的に協力をしてまいります」と弁明。
加計学園問題については、「国家戦略特区は民間メンバーが入り、諮問会議や専門家を交えたワーキンググループにおいて議論を進め、決定されていきます。議事はすべて公開しています」「半世紀ぶりの獣医学部新設についても、審議に携わった民間議員のみなさんも審議に一点の曇りもないと断言されておられます」などと弁明している。
安倍総理の弁明を見れば、事実関係とは全く異なる様相が呈されているのがわかる。妻の安倍昭恵さんが名誉校長になっていた事実や、文部科学省で「総理のご意向」という文書や萩生田官房副長官からの圧力を示した文書が見つかったことなど全く無視されているのである。
事実を否定し、政権にとって都合のいい事ばかり書いているのが神話である。
この神話も作成された当時は神話では無く、政治的文書であったかもしれない。その当時の知識レベルから見れば、事実を検証しようとか、エヴィデンス・ベースで確認しようなどということは全く考えられないことである。支配者が作成し、それを信じろと言われれば信じたのが当時のレベルでの真実であろう。
今の時代、知識レベルが奈良時代、平安時代と同じであれば、安倍総理の弁明は民に受け入れられ、新たな神話になるのかもしれないが、海外メディアも見ている状況の中で受け入れられるはずがない。受け入れられないと信じたい。
しかし、受け入れられるのであれば、安倍総理の言葉、安倍政権の弁明、安倍政権の嘘は真実として受け入れられ、歴史上の事実となるのである。知識を有する日本人としては、歴史的な屈辱であるが、知識のない日本人にとっては大切な神話になるのである。
日本では日本書紀、古事記が有名な神話であるが、日本書紀は天武天皇が編纂させた、天皇制を正当化するための書物にほかならない。現在、安倍政権が同じように事実を歪め神話を創り出しているかのようである。
森友学園問題、加計学園問題を巡る安倍政権の世論誘導に関する手法が、過去の神話の作成と似ていると考えられる。
・事実関係
安倍総理が迫田財務省理財局長(当時、現国税庁長官)あるいは萩生田官房長官に対し、安倍晋三の思想に近い森友学園の教育を広めるため、森友学園に対し国有地の格安売却を財務省理財局に指示した、あるいは国家戦略会議において、腹心の友である加計理事長の要望通り、加計学園が今治市において獣医学部を新設するよう指示し、それは、いずれも実現した。
・安倍総理等の弁明
財務省は一貫して資料がない、記録が無い、記憶が無いと主張し、安倍昭恵夫人は沈黙。事実を明らかにしようとしなかった。そして、安倍総理は「森友学園への国有地の売却問題については、すでに会計検査院が検査に着手をしており、政府としては全面的に協力をしてまいります」と弁明。
加計学園問題については、「国家戦略特区は民間メンバーが入り、諮問会議や専門家を交えたワーキンググループにおいて議論を進め、決定されていきます。議事はすべて公開しています」「半世紀ぶりの獣医学部新設についても、審議に携わった民間議員のみなさんも審議に一点の曇りもないと断言されておられます」などと弁明している。
安倍総理の弁明を見れば、事実関係とは全く異なる様相が呈されているのがわかる。妻の安倍昭恵さんが名誉校長になっていた事実や、文部科学省で「総理のご意向」という文書や萩生田官房副長官からの圧力を示した文書が見つかったことなど全く無視されているのである。
事実を否定し、政権にとって都合のいい事ばかり書いているのが神話である。
この神話も作成された当時は神話では無く、政治的文書であったかもしれない。その当時の知識レベルから見れば、事実を検証しようとか、エヴィデンス・ベースで確認しようなどということは全く考えられないことである。支配者が作成し、それを信じろと言われれば信じたのが当時のレベルでの真実であろう。
今の時代、知識レベルが奈良時代、平安時代と同じであれば、安倍総理の弁明は民に受け入れられ、新たな神話になるのかもしれないが、海外メディアも見ている状況の中で受け入れられるはずがない。受け入れられないと信じたい。
しかし、受け入れられるのであれば、安倍総理の言葉、安倍政権の弁明、安倍政権の嘘は真実として受け入れられ、歴史上の事実となるのである。知識を有する日本人としては、歴史的な屈辱であるが、知識のない日本人にとっては大切な神話になるのである。