平成27年6月30日に食道除去・胃上部1/3除去・胃による食道再建手術を行いました。
手術前精密検査ではステージⅡでしたが、手術後の検体等検査により、浸潤あり
リンパ節転移8個以上有りでステージⅢ~Ⅳと言われました。
でも、経過は良好です。
平成27年6月30日に食道除去・胃上部1/3除去・周辺リンパ節郭清(取ってしまうこと)
胃による食道再建・胆のう除去手術を行い、早くも2ヶ月が経過してます。
おかげ様で順調に回復しているので、参考事例をかねてまとめました。
今までの経過を簡単にまとめると以下のとおりです。
■平成27年2月頃から、水分ないご飯などを大食いするとつまりやすかった。舌が白く、食欲不振な丈太であった。
■4月地元病院で胃カメラ検査を実施、当日は「逆流性食道炎」との診断でしたが、
その後の検体病理検査で「がん細胞あり」の診断結果--ステージⅢ~Ⅳとのことでした。
>>>埼玉と都内の大手病院の紹介をいただき、都内の病院の方が食道がん(腹腔鏡手術)の実績が多いので
ここに決めました。
※参考出典;”信頼度No.1のがん実用誌!がんサポート”12.2013Vol.129\1,200円
発行:株式会社エビデンス社
発売:創英社/三省堂書店 TEL03-3291-2295 FAX03-3292-7687
■6月1日 手術を前提に精密検査入院(約1週間)
■6月30日手術
手術は、開胸手術ではなく、腹腔鏡・胸腔鏡手術でした。
朝8:00手術着に着替え、8:30看護師の案内で手術室へ
当日は手術日で、かなり多くの手術患者様と並んで手術室へ入りました。
かえって、にぎやかなので恐怖心はありませんでした。
いざ、手術ベットに横になり、麻酔グループの先生方と何か話をしていましたが、
その後の記憶は、手術が終わり麻酔が切れるまで、全くなし。
その日の午後10時半ごろ・・・
目はあかないけど、妻・息子の声がよく聞こえた。
後で聞いたところ、手術時間は約12時間かかったそうです。
(先生方、長い時間、本当にありがとうございました。)
■ICU治療室で4日間(翌日より、自分で洗面・歩行訓練した)
■手術後5日目より、一般病棟で療養(7日目まで点滴にて栄養補給)
■7日目にゼリー食から、一週間後に徐々に「全がゆ食」となりました。
ただし、手術後約10日間は、手術時に腸に栄養剤が入れられるように管から
点滴栄養剤も充填していました。体の栄養がちゃんと取れるようにするための
工夫のようです。ここの病院の特徴のようです。
■手術後、14日目でやっと自宅に戻れました。
手術後の切り傷跡は、開胸手術よりかなり小さく、体へのダメージもかなり少なく、
そのおかげで早く退院できたと思います。
非常にありがたかったです。
記念にパンツ姿で失礼かと存じますが、58歳の手術後の写真を掲載します。
■手術後2週間で退院し、手術後1ヶ月目で外来診療を受けました。
手術のとき採取した「食道」「胃の上部」「リンパ節」の検体検査結果を聞きました。
私の場合、食道下部の胃との付け根部分の線がんでしたので、その周辺とリンパ節にがん細胞が発見されまして、
ブロック別分析の結果、範囲・数と浸潤程度により、最終的にはステージⅢ~Ⅳと診断されました。
手術前の精密検査では、ステージⅡといわれたので、
心の中では、「長生きできそうだ」と思いましたが、
今回のステージダウンについては、心の中で
今までの自分のあり方を反省するとともに、
家族に申し訳ないと考えるようになり、
ちょっとだけ、沈み込んでしまった時期がありました。
---でも、明るい妻のはげましで、気持ちが変わり、
「よし、家族のためにも元気でがんばるのだ!!」
という前向きな気持ちに変化しました。
■手術後1.5ヵ月後より、術後の予後のため抗がん剤(TS-1)の服用を開始しました。
目に見えないがん細胞があるかもしれないので、根治するための予防措置です。
小さな錠剤2粒で、飲みやすく、特記されているような副作用(下痢・口内炎など)もなく
今のところ続けています。
■平成27年8月31日---手術後2ヶ月目
手術後、先生からの指導で運動をたくさんしてください。といわれていたので
地元の病院がやっているスポーツジムに通い、散歩で補えない筋肉の強化に取り組んでいます。
■今後の課題
せっかく、大手術が成功し現在も仕事復帰できていますが、
手術前の体重=78kg
手術直後の体重=74kg(-4kg)
手術後2ヶ月目の体重(現在)=67kg(-11kg)
先生の話では、まだ減ると思いますが、食事の工夫により
体重を維持できたらいいなと思います。
■体の復帰状態は
8月10日に新潟へ法事のため長距離運転できた。(ただし、妻と交代運転)
8月17日より、仕事復帰できた。
■先生からのアドバイス
-食道がん手術後2ヶ月目-先生から「もっと運動しなさい」と言われた
空せきは手術後3~6ヶ月間は続く、運動は早足1時間で7000歩を目標に、
運動により、肺の活性化(空せき改善)・食欲増進・体の健康維持改善
となることをご指導いただきました。