野鳥にまつわるお話

野鳥に関するいろいろな情報を個人的に調べ、掲載しています。

野鳥だより

2023年03月10日 | 野鳥
皆さんがお住まいの地域で見られた生き物の情報をおよせください。

2024(令和6)年
2月15日(木)服部利也
暖かくなってきたこの頃ですが、石川河川公園自然内でウグイスが囀り練習しているのをこの春初めて聞きました。

聞きなし

2023年03月10日 | 野鳥
 「聞きなし」とは「聞き做(な=作)し」で、鳥の声を、人間に
とって何らか意味のある文句に置き換えて聞きとることをいう。
 たとえばフクロウの声を、「ゴロスケホーホー」と聞くのは鳥
の声の音連鎖(おんれんさ)を文節して聞き分けているにすぎず、
「ボロ着て奉公(ほうこう)」とか「五郎助(ごろすけ)奉公」など
と意味をつけて聞くことが「聞きなし」とよばれている。

アオジ…『清し 切った ツリー、今日来た』(服部利也)
イカル…「お菊、二十四」・「四六二十四」(NHKラジオ「自然の
命」)
    「赤(あけ)べべ着いー」
    「蓑笠(みのかさ)着いー」「身の敵(かたきー)」
    「爺(じい)茸(たけ)食えい」
    「ひーこーきー(飛行機)」
    「いいこと聞いたア」「月日星」(三好宏明)
    『ゆっくりとしー、そーかねー、そーかねー』<急がんで
ええ、急がんでええ>(服部利也)
    『イイトコ、ホーシーィ』(服部利也)
イソヒヨドリ…『イッソヒヨードリ』<まるで自分の名を呼んでい
るようだ>(服部利也)
イワヒバリ…『~イワヒバリー』<囀りにイワヒバリーと聞こえる
部分がある>(服部利也)
ウグイス…「法、法華経(ほけきょう)」
     仏教が熱心に信仰されなくなった今日、ウグイスもだん
だんとお経を忘れたのか、『ホー、ホットケーキ』『ホー、
チョキキョ』『ホー、ホテチュー』(河内長野市岩湧山)
『ホー、ホケキキョ』(羽曳野市石川河川敷)などと鳴くよ
うになってきたのではないか?(服部利也)
     『おー、尾瀬林業(おぜりんぎょう)』<国立公園尾瀬の
ウグイス>(服部利也)
     『Di,division(ディ、ディビジョン)』英語圏の人なら
こう聞こえるかも…(服部利也)
谷渡りは『キィツケ、キィツケ、…』(服部利也)
     『ジットシ、ジットシ、…』(服部利也)
ウズラ…「アッジャッパー」(不明)
エゾセンニュウ…「じょっぴん(北海道で鍵のこと)かけたか?」<ホ
トトギスの鳴き方に少し似ている>(NHK「季節の
命」安西秀明)
エゾムシクイ…『ヒー、ツーキー(日、月)』(服部利也)
オオヨシキリ…「行々子(ぎょうぎょうし)」(NHK「朝の小鳥」蒲谷鶴
彦)
       「長光寺(ちょうこうじ)、長光寺、草履(ぞうり)片足
なんだんだい、斬(き)らば斬れ、斬れ斬れ斬れ」<長
光寺の寺男が、坊さんの草履片足を落とし、打ち首に
され、オオヨシキリに変身したという民話(柳田国男)>
カワラヒワ…「ビール」(NHK「朝の小鳥」蒲谷鶴彦)
キビタキ…『ピィピュィ(鉄砲音)、突撃・突撃・突撃…』(服部利也)
     「ツッツクホーシ、ツッツクホーシ、…(蝉のツクツクボウ
シに似る)」
  『ピッコロロ、ピッコロロ(ピッコロの音のよう)、うれし
いね、ツッツクホーシ、ツッツクホーシ』(服部利也)
     『ピィピヨ、言い切った、言い切った、ピッピコー、ピッ
ピコー』(服部利也)
クロツグミ…『きよこ、きよこ』(服部利也)
      「ひややっこ」(NHK「季節の野鳥」安西秀明)
コオリガモ…「青、青菜(あお、あおな)」(NHK「朝の小鳥」蒲谷鶴彦)
コジュケイ…「ちょっと来い、ちょっと来い」で、近づくと『グッドバ
      イ、グッドバイ』(服部利也)
      「チョッコボール」(三好宏明)
コノハズク…「仏法僧(ぶっぽうそう)」<【三法(さんぽう)の声を一鳥
(いっちょう)に聞く】と言われて尊ばれている。>(NHK
「朝の小鳥」蒲谷鶴彦)
サシバ…「天気(てんき)エエ、天気エエ」「キッスミー」(NHK「季節の野
鳥」安西秀明)
サンコウチョウ…「月、日、星、ホイホイホイ」
        「四十七里(しじゅうしちり)、ホイホイ、七里、ホイ
ホイホイ」
        「吉次(きちじ)、ホイホイ」
シジュウカラ…「一杯、一杯」「キッス、キッス」(三好宏明)
ジュウイチ…「十一」
      「慈悲心(じひしん)」(NHK「朝の小鳥」蒲谷鶴彦)
センダイムシクイ…「焼酎(しょうちゅう)一杯(いっぱい)、グイー」
         「鶴千代君(つるちよぎみー)」(仙台藩の藩主の幼名
が“鶴千代”だったのが鳥名の由来)
         『イチョイチョ、ビー』(服部利也)
ツバメ…「土食って、虫食って、くちゃ(口は)渋い」
    「土食って土食ってしぶーい」
    「人ら米食うし、おいら虫食うて口渋い」(三好宏明)
    「アキータ ヘスス、アキータ ヘスス、クルシフィカード」
    (ここにイエス様がいる、ここにイエス様がいる、十字架にかけ
られて:アルゼンチン)(「世界の鳥の民話」日本民話の会・外
国民話研究会編訳:三弥井書店)
ヒガラ…『すっぴん、すっぴん』『いいちこ、いいちこ、…』(服部利也)
ヒバリ…「日一分、日一分、利取る、利取る、月二朱、月二朱」
    (分…一割の十分の一。お金の名、一両の四分の一。朱…お金の
名、一両の十六分の一。)
    ヒバリは、天高くあがって鳴きつづけるので、太陽に金を貸して、
利子を取り立てているという民話が各地にある。
    聞きなしは「日一分、利取る、利取る」とお日様に催促。(三好
宏明)
フクロウ…「ボロ着て奉公(ほうこう)」「五郎助(ごろすけ)奉公」
ベニマシコ…「うれしいぞ、チエちゃん(チュン)」(服部利也)
ホオジロ…「一筆啓上仕(つかまつ)り候(そうろう)」が有名だが、
     「源平つつじ白つつじ」と鳴く個体も多い。(NHK「朝の小鳥」
蒲谷鶴彦)
「一杯飲みますべぇか」
     「つんと五粒(いつつぶ)二朱負けた」(遠州;静岡県)
     (粒…粒銀、豆粒のような形の銀貨)
     「おらがのとと(亭主)は三八(さんぱ)二十四(二十四歳)」
     (薩摩;鹿児島県)
     「札幌ラーメン、味噌ラーメン」「一寸ねーちゃん酒もって
来い」(三好宏明)
ホトトギス…「ホトトギス」「ホトト来たか」
      「テッペン、かけたか」
      「本尊(ほんぞん)建(た)てたか」「本尊かけたか」
      ※民話に「本堂建てたか」「本尊買うたか」などと鳴いて登
場する。
      「包丁(ほうちょう)研(と)げたか」
      「特許許可局」
マヒワ…「十円、十円」
メジロ…「長兵衛(ちょうべえ)、忠兵衛(ちゅうべえ)、長忠兵衛(ちょう
ちゅうべえ)」
    「チルチル、ミチル」(三好宏明)
メボソムシクイ…「銭(ぜに)取り、銭取り」<山小屋では、メボソムシ
クイが鳴き始めると登山客(とざんきゃく)が多くなり、
山小屋が繁盛すると言われる。>(NHK「朝の小鳥」蒲
谷鶴彦)
ルリビタキ…『ここにいるのがルリビタキ』(服部利也)


石川河川公園の野鳥一覧

2023年03月10日 | 野鳥
石川の野鳥一覧(全 90種)
2013(平成25)年~2021(令和3)年
(留)は留鳥、(夏)は夏鳥、(旅)は旅鳥、(冬)は冬鳥、(迷)は迷鳥。
1 アオサギ(留)
2 イカル(留)
3 イカルチドリ(留)
4 イソシギ(留)
5 イソヒヨドリ(留)
6 イワツバメ (留)
7 ウグイス(2017~2019年は11月に冬囀)(留)
8 エナガ (留)
9 オオタカ(留)
10 カイツブリ(留)
11 カルガモ(留)
12 カワウ (留)
13 カワセミ(留)
14 カワラヒワ(留)
15 キジ(留)
16 キジバト(留)
17 クイナ (留)
18 ケリ(留)
19 ゴイサギ(留)
20 コゲラ (留)
21 コサギ (留)
22 シジュウカラ(留)
23 スズメ (留)
24 セグロセキレイ(留)
25 セッカ (留)
26 ダイサギ(留)
27 チョウゲンボウ(留)
28 ドバト (留)
29 トビ(留)
30 ノスリ (留)
31 ハイタカ(留)
32 ハクセキレイ(留)
33 ハシブトガラス(留)
34 ハシボソガラス(留)
35 ハッカチョウ(留)2020年~
36 バン(留)
37 ヒバリ (留)
38 ヒメアマツバメ(留)
39 ヒヨドリ(留)
40 ホオジロ(留)
41 ミサゴ(留)(2020年9/1松井堰)
42 ムクドリ(留)
43 メジロ (留)
44 モズ(留)
45 アマサギ(夏)
46 オオヨシキリ(夏)
47 カッコウ(夏)(2020年7/25Dゾーンの林から声を聞く)
48 コシアカツバメ(夏)
49 コチドリ(夏)
50 ササゴイ(夏)
51 センダイムシクイ(2017年9/8駒ヶ谷地区(幼1死)窓ガラスに衝突死か?)(夏)
52 ツツドリ(夏)
53 ツバメ (夏)
54 ヒクイナ(2019年2羽)(夏)
55 ホトトギス(夏)
56 アオアシシギ(旅)
57 キアシシギ(旅)
58 コムクドリ(旅)
59 チュウシャクシギ(2021年5月17日パークゴルフ場1羽)(旅)
60 ノビタキ(旅)
61 ムナグロ(2016年4月1羽・玉手右岸) (旅)
62 アオジ (冬)
63 アトリ(冬)2021年5月13日Aゾーン タチヤナギ下に1羽
64 アメリカヒドリ(冬)
65 オオジュリン(冬)
66 オオバン(2017年2018年冬に1羽が越夏)(冬)
67 オカヨシガモ(冬)
68 オナガガモ(冬)
69 カシラダカ(冬)
70 カワアイサ(冬)
71 カンムリカイツブリ(冬)
72 キセキレイ(冬)
73 キレンジャク(2020年3月・1羽ヒレンジャクに混じる)(冬)
74 キンクロハジロ(冬)
75 クサシギ(冬)
76 コガモ (冬)
77 コチョウゲンボウ(2013年1羽)(冬)
78 シメ(冬)
79 ジョウビタキ(冬)
80 シロエリオオハム(2019年1月・1羽)(冬)
81 シロハラ(冬)
82 セグロカモメ(冬)
83 タシギ(2019年2月・1羽)(冬)
84 タヒバリ(冬)
85 ツグミ(冬)
86 ニュウナイスズメ(冬)
87 ハシビロガモ (冬)
88 ハヤブサ (冬)
89 ヒドリガモ(冬)
90 ヒレンジャク(2014年)(冬)
91 ベニマシコ(冬)
92 ホオアカ(冬)
93 ホシハジロ(冬)
94 マガモ (冬)
95 ユリカモメ(冬)
96 ヨシガモ(2021年3月)(冬)
97 コウノトリ (2017年10/25~10/31Bゾーンに1羽)(迷)
2016年~2020年(過去5年間)の平均出現種数※は63.4種です。
※平均出現種数=各1年間の出現種数の合計÷5