道東を発見する旅 第3の人生

英語が通じない、漢文を輸入、カバチナ

英語の発音が通じない

まず、以下のサイトから引用します。

街に一人でスニーカーを買いに行ってみた。英語力ゼロの私が一人でロンドンに留学したら
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190608-00010003-goethe-life

渡英から8ヵ月。いまだに「Earl Grey Tea Please」の注文が一発で通ったことがありません(「R」の発音は日本語にはない音で、実際には正しくありませんが、下手すぎる私は「巻き舌」にするくらい意識しないとダメ、と教師に言われています)、

引用終わり

中韓勢に負けてる日本人

ネットで読んでいた記事に上のようなコメントが書いてあった。悲しいけど、これは日本人が海外に出ると共通した経験だと思う。

数年前、長男と2人でパリに行った時の事だ。ルーブル美術館に何日か通ったのだが、館内には日本のイオンモールにあるようなフードコートがあって、そこで3回くらいお昼ご飯を食べた。注文は息子がしてくれたのだが、息子もそんなに発音がうまくないけど何とかなっていた。

もちろん、世界のルーブルなので、世界中の観光客が来ており中国や韓国の人も沢山いた。

そこで食事をしながらあちこちから来た観光客の注文する様子を眺めていた。すると、中韓勢にくらべて我々の同胞である日本人は注文で明らかに苦労していた。相手はフランス人なのでブロークンな英語でも分かってくれるのだが、発音がお粗末なのだ。

なぜ、日本人はこんなに苦労しなければならないのか、と思っていたのだが、最近、何かで読んだのだが、「日本人は読み書きは教えても話し方は習っていない」と書いてあった。

それはそうだ。だけど、文科省や教育界の大物がなぜ改善しようとしないのか、その背景はどこにあるのかと考えていた。

漢文の理解に発音はいらない

前回の「漢字のカラクリ」で書いたが、古来、日本人は中国の漢字や漢文を輸入して日本独自の文化を作り上げたのだが、日本語が進化してしまえば、漢字を中国人はどう発音するか、なんて事は全く必要無かったわけだ。

もちろん、漢字を輸入した当初は発音も習っていたのだろうけど、日本が独自に漢文の日本語式の読み書きと理解の仕方をマスターしてしまえば発音はその重要性が無くなっていったのだろう。

昔の漢文に相当するのが今の英語である。欧米の文化は英文によって日本に輸入され、日本式にアレンジされて日本文化となる。だから昔も今も読み書きの方が発音よりも何倍も大事であるという考え方は変わらないのだろう。

それに対して、中国でも韓国でも国を捨てて外国で生きていこうと思う人は沢山いるので、その人たちにとっては読み書きよりも、まず通じる発音で会話を成立させることが出来る方がはるかに大事なのだ。

そこまで考えて教育方針をたてない限り、日本から一歩外に出ると、言葉が通じない事でつらい思いをし続けることになる。

悲しい経験

冒頭のアールグレイもなかなか難しい課題だが、自分の場合、アメリカに行った頃、レストランで会計の時、「bill please」で困った覚えがある。店員がエーッという表情をしたので、すぐ嫁さんが言い直してくれた。すると店員は「beer」かと思ってまだ飲むのかと思った、と言っていた。それ以来アメリカでは「check」と言うようにしていた。

それでも必死に発音を練習しなおすと何とかなるものだと思う。

昔はパ〇パン英語という言葉があり、外国人を相手に商売している人達は、学が無くても通じる英語を喋っていたのだ。この留学している人も、真剣に外国に帰化する事を考えているアジアの人たちに比べたらまだまだ本気さが足らないのだろう。

カバチナ

若い人は知らないと思うけど、昔、ディアハンターという映画があった。

ベトナム戦争に行ったアメリカ人の話で、故郷の山の中で鹿狩りをするシーンから始まるのだ。

この映画で初めてロシアンルーレットなる怖ろしい遊びを知ったのだが、しんみりとしたギターが奏でる主題歌がとても素晴らしかった。この曲はそもそも以前から知られていた曲で、映画によって世に出たという事だそうだ。引用する動画の視聴回数は何と480万回です。ぜひ、落ち込んでいる時、癒されてください。

Cavatina from the Deer Hunter
https://www.youtube.com/watch?v=X7SvBtJuh3Y

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