ダムの奏でる

丸山ダム見学会

2024年5月29日丸山ダム見学


 ゲート放流時には見学会は中止する場合もあると、前日の大雨のため心配でしたが、無事開催されました。午後1時半に管理支所に集合。参加者は、ダムマイスターの福角様をはじめ4名。
 まずは管理支所会議室で、ダム事業の経緯、過去の洪水、新丸山ダムの建設についてレクチャーしていただきました。新丸山ダム建設につきましては、通常のダム建設とは違い、左岸から堤体を作り、途中現堤体とコンバインして運用しながら建設を進めるという驚きの方法。減勢工も二段階の巨大かつ複雑なもの。技術の進歩は大変なものと感じました。
 続いて、管理支所屋上から建設現場のを眺め、説明を頂きました。ケーブルクレーンの左岸側は可動式(二基)という事に驚き。前後左右にコンクリートを下ろす位置を変えられるのですね。掘削している広さから、減勢工の大きさもうかがえます。
 次は、堤体へマイカーで移動です。以前訪問の際、進入禁止で折り返したポイントから入ります。マイカーというのも感激物。
 到着後、エレベータでB1へ。監査廊の気温は17℃。ダム酒が貯蔵してあるところ、むき出しのプラムライン、エレベータは昭和31年当時からのもの、などの説明を頂きました。
 天端に戻って、ゲート上から放流の様子を眺めます。この時点で毎秒600トン程の放流量とのこと。昨夜は毎秒2600トン程まで上がったといいますから、それは凄かったでしょう。この放流量が一定量より多かった場合、見学会は中止になるそうです。今回はセーフでした。左岸に寄って、掘削現場近く。近寄っても重機が小さく見える、それほど巨大な工事です。建設って凄いですね。私は精密機械関係な者で、大きさに驚いてばかりです。
 見学会も終盤、ゲートに近づいたところで「ガコン、ガコン」という音。ゲート操作されたようです。モータが回り、ゲートが少し下がりました。
 以上で見学会は終了。驚きの多い有意義な時間を過ごす事が出来ました。

 


見学会前に、丸山ダム展望台・まるっとテラスから

 


全門放流中  見学会は中止になるのか心配でしたが

 


ダムカードVer2.0  新丸山ダム完成イメージ  減勢工の大きさと複雑さ

 


管理支所屋上での説明

 


掘削現場を眺める

 


ケーブルクレーン  ケーブルが架設されていました

 


ケーブルクレーンの左岸側  これが左右に可動するのです

 


マイカーで天端へ移動  見学者通行証が嬉しい

 


監査廊  ダム酒の貯蔵中  試飲はありません

 


むき出しのプラムライン

 


更に下へ続く階段

 


エレベータの扉  昭和の香り

 


ゲート上から放流を眺める  風も結構強い

 


下流を眺める  身を乗り出すなんて怖くて出来ません

 


左岸掘削現場  重機マニアになりそう

 


艇庫

 


前日の雨で湖水はこの色

 


天端の左岸寄りから  見学会終盤

 


ゲートピア横

 


音がしたところでゲートピアを見上げる  モーターが回転してゲートが少し下がりました

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