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ダムの奏でる

蛇抜溜池

蛇抜溜池

 重力式コンクリートダム

 庄内川水系桜堂川 岐阜県瑞浪市

 訪問日 2024/12/14

 

 大井ダム完成100周年フェルティバル観光放流を見た後、小里川ダム20周年ライトアップイベントへ向かう途中。
 岐阜県恵那市瑞浪市の周辺には、アースダム(防災ダムやため池)が多くありまして、中には山中の道なき道の先にあるような、コペンで行くにはかなり無理のあるダムもあり、無理して行く事は無いと思っておりました。そんなエリアの中に、ポツンと重力式コンクリートダムのため池があるのです。『蛇抜溜池』と言います。ダム便覧のデータでは、岐阜県が事業主体のかんがい用ダム、堤高18.2m、堤頂長44m、1949年(昭和24年)竣工。
 重力式コンクリートダムならば見てみたい…。
 Googleマップ上では、ダム付近に道路は無く、どうやって到達すればよいか分からない状況。限りなく少ないダムマニア先輩の投稿を頼りに訪問してみました。
 まずは県道66号多治見恵那線(東濃なんじゃもんじゃ街道)から、蛇抜溜池の近くを通るであろう、ゴルフコースの間を走る林道へ入ります。とても狭く、落ち葉が積もっており、泥濘でもあればあっという間にスタックしそうな雰囲気。暫く進んで、危険を感じたので県道まで引き返し、徒歩で向かう事にしました。
 1.6km程歩いた所で、ダムに向かうであろう分岐を見つけました。近くに土砂流出防備保安林の看板があり、それに描かれた地図に蛇抜溜池があり、多分この先にあるのであろうと思われました。そこから0.4km程進み、ダムがあることを確認できました。
 しかーし、手前にはフェンスがあり堤体に近づくことは出来ません(分かっていた事ではありますが)。フェンス越しに右岸からの堤体が見えるはずが、伸びまくった樹々のためほとんど見えない。溜池はというと、非かんがい期のためか貯水は無し。「農林水産業補助事業」と書かれた看板を眺めて、「うんうん」と頷く私。
 苦労して到達してもほとんど見る事が出来ない蛇抜溜池… しっかり歩けていい運動になりました。

 


県道66号多治見恵那線から林道に入ってすぐ  フェンスの向こうはゴルフコース  プレーする声が聞こえる

 


林道を歩いて1.6km地点  ここからダムに向かう道が分岐  疑われるような行動は取るべきではないですね

 


分岐してすぐ  地図に蛇抜溜池と書かれている

 


ダムへ向かう途中  朽ち果てた車  初代トヨタ カローラ E1#型(1966~1970年)と思われる

 


ダムに到着  しかし…

 


堤体を眺める

 


ため池を眺める  手前の装置は真新しい  何かのセンサーだろうか

 


この看板を見るために来たようなもの

 


ダム緒元の部分を拡大  ダム便覧のデータと若干異なる

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