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ダムの奏でる

下佐谷ダム(堰堤、葛山発電所)

下佐谷ダム(堰堤、葛山発電所)

 重力式コンクリートダム

 神通川水系高原川 下佐谷 岐阜県高山市

 訪問日 2024/9/3

 

 見座発電所から東へ7km程、高原川沿いの国道471号の細越橋から下流面正面を見られます。河川名は、下佐谷(しもさだに)とあるだけで、"川"は付かない様です。ちょっと不思議。
 富山共同自家発電(株)の取水堰堤で、取水した水はから見座発電所へ送られます。ところが、堤体にはダム名ではなく「葛山発電所」の看板があります。葛山発電所は下佐谷ダムの上流にありますので、取水堰と発電所のセットで考えた場合、別のセットになるのではないかなと思いますが、まぁ、所有者が葛山発電所と言っているので、そうなるのでしょう。
 堤体は、ローラーゲート4門のレトロなタイプ。竣工は富山共同自家発電(株)のホームページでは確認できないのですが、諸先輩の記事では1954年(昭和29年)の運転開始とありました。
 天端は立入禁止なので、外から眺めることになります。右岸上流側には、見座発電所への取水ゲートがあり、葛山発電所からの放流水も流入するようになっていますが、この日はゲートが開いており、すべて高原川へ流下しているようでした。
 小さな堰堤ですが、なかなかカッコよく暫く見惚れておりました。

 


細越橋からの下流面正面  堤体にある看板は『葛山発電所』

 


ゲートが4門見える位置にちょっと移動

 


減勢工の辺り

 


左岸から

 


左岸脇からの下流面

 


左岸からの天端  立入の禁止

 


左岸脇からの上流面

 


左岸からの上流面

 


右岸にある取水ゲート  右から流れてくるのは葛山発電所からの放流水

 


水利使用標識  河川名は『下佐谷』となっている

 


下佐谷ダム見張所  『下佐谷ダム』という表記がある

 


すぐ上流にある葛山発電所

 


葛山発電所の送電設備

 


葛山発電所への水圧鉄管  真新しい

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