間瀬ダム (間瀬堰堤)
重力式コンクリートダム
利根川水系間瀬川 埼玉県本庄市
訪問日 2024/5/11
『侵略する緑』
1937年(昭和12年)竣工の日本で最古の農業用のコンクリートダムといわれ、堤体と下流にある管理橋は国の登録有形文化財となっています。土木学会の「日本の近代土木遺産~現存する重要な土木構造物2000選 」にも選定されています。
そういった感じで、レトロでノスタルジックなしんみりとしたダムをイメージして来たのですけれど……
到着すると天端付近に多くの車。訳が分からず停めた駐車場は釣り桟橋の有料駐車場。お金を払って歩き始めました。(ダムの駐車場は左岸下流側にありました…)
まず上流面とダム湖。釣りのポートが並ぶ光景は初めて見ました。天端を渡って下流側へ。木の葉が茂って堤体が見え隠れ。陽射しと影のコントラストが強くギラギラ感。ノスタルジックとしんみりはどこかへ行ってしまいました。言うなれば、SF的に人類が滅亡した後に植物が主になっている感じ。緑が強い。
そうこう思いながら、撮影ポイントを求めウロウロ。なんとかダム下から撮影出来て良かった。
訪問前に思っていたイメージと大きく違ってしまいましたが、歴史的堤体を堪能いたしました。
下流面を見上げる 今しがたまで越流していたような水跡
右岸寄りから
減勢池手前から コンクリートの風合いがいい感じ
左岸の四阿あたりから 草に埋まりそうなベンチ
左岸脇からの下流面 緑に絡まれる堤体
左岸からの天端 一般車両の通行はご遠慮下さいとのこと
左岸脇からの上流面
下流面を見下ろす
下流方面を眺める 正面の民家から昼時のラジオが流れていた
ダム湖『間瀬湖』 ボートが並ぶ
レトロな建物の管理棟
右岸脇からの下流面 数段の階段を下りると展望台なのかちょっとしたスペースがあるのだけれど樹々に占領されていた
右岸からの天端
右岸脇からダム湖を眺める
右岸からの上流面
管理棟をアップ ゲート操作室にもなっている
下流にある管理橋
管理棟にある銘板 竣功は「昭和十二年三月」とある
説明板
右岸にある石碑