育パパの一喜一憂----大陸編

育児をするパパのことを育メンというらしいのですが…

妊婦の偽腹

2013年12月23日 | ニュース
電車やバスでの席取り競争は熾烈を極めます。押しのけや足のひっかけはもちろん、カバンの紐掴みやタックルなどの荒技も繰り出され、時には掴み合いの大喧嘩に発展することも少なくありません。

始めの頃は譲って先に行かせるという大人な対応をして、「まったくしょーがねぇなぁー」なんて気取っていたのですが、最近ではちょっとした小技を繰り出して、数回に一度は座れるように進歩しました。

さて「座る」ということにかける中国人の意気込みは素晴らしいです。しかしそんな彼らも、妊婦と幼児と老人の前では無力になります。つまり妊婦と幼児と老人は中国で最強キャラなのです。

さてさて最近、最強アイテムが発明されました。それは「偽妊婦パッド」です。



毎日100個以上も売れている店もあるそうで、そうなると結構な確率で【偽妊婦】に出会っているのかもしれません。



パッドは樹脂製でベルトで腹部に巻きつけて使うのですが、好みで月数を選ぶことができる優れもの。ただし成長はしません。



価格は300~700元(約4500~1万500円)ほどです。実際に検索してみると本当にたくさん出てきます。「本物そっくり」、「触った感じは偽の腹とは思えない」などのうたい文句で、中には「双子タイプ」もあり、かなりの売れ行きは上々だそうです。



使用後のレビューでは、「席確保に成功!」とか「重量があるのでほんとに妊婦になったみたい!」などと歓喜の声が上がっているようです。

一方でトラブルも発生しています。ある女性は出勤時、地下鉄に乗り込んだところ、車内でパッドがずり下がって床に落下。周囲の客の笑いものになったといいいます。憤慨した女性は「品質に問題がある」としてクレームを申し入れたが、訴えは受理されませんでした。・・・そらそうやろ・・・よく訴える気になった・・・ね・・・、席を譲ったこっちが訴えたい。


ちなみに姉妹品に、こんなのも



もう勘弁してください。



奇形、突然変異?

2013年12月20日 | ニュース
湖北省宜昌市で発見されたという頭の2つある小さな「双頭の蛇」



湖北省孝感市で発見されたという「双頭のトカゲ」



中国江西省南昌市で発見された「双頭の豚」



写真はやめときますが、最近は双頭の赤ちゃんが生まれたとニュースでやっていました。生後間もなく亡くなったそうですが。
ついでにこんな特集をやっているわけですから、メディアも情け容赦ないですね。


「双頭」ならぬ「双角のヘラクレス」を制作中の亮亮です。





また来週!



漢字2013

2013年12月19日 | 明明&亮亮
日本の漢字は「輪」に決まったらしいですね。東京五輪招致、富士山の世界文化遺産登録などが由来だと聞きました。漢字を使用する国にしかわからないこの文化です。日本と中国、台湾と香港・・・。同じ漢字でも意味が違う時があるので、完全な理解は不可能ですが、ニュアンスが伝わるので、友人と話していても面白い話題です。



ちなみに台湾でも2013の漢字なるものが発表されました。

「假」!



「假」は日本語では「偽の」という意味です。2013年には「毒デンプン事件」など、食品の偽装などによってその信頼がそこまで落ちました。それが原因ではないかと言われています。

中国の2013年の漢字は?

「靄」(もや)「靄(もや。※大気汚染が問題になったことから)」
ネットユーザーたちの投稿によって一年を表す漢字になったらしいのですが、これは公式なものではありません。





何はともあれ、市場も年末や、クリスマスらしくなってきました。


ひっくり返った鶏たちはいつもよりもたくさんいます。
丸ごと照り焼きにしたいなぁ。

明明君の食べ歩きにも種類が増えました。



ウズラの卵を焼いて串につけたものです。



おいしそうですね。



そしてこれは何でしょうか?わかりません。看板の意味が解りません。


だから、質問を投げかけないでください・・・知りたいのはこちらです。


本物のプロとは??


こういう人かもしれません。




私の今年の漢字はなんだろう??



語らいの屋台

2013年12月18日 | グルメ&買い物
お祭りの時に神社の参道に並ぶ屋台は、小さいころの楽しみでした。綿あめ、金魚すくい、輪投げ・・・

考えてみると中国では毎日がお祭りです。屋台は特別な日のためのイベントなどではなく、日常の風景です。そして日本のように「ぼったくり」ません。

明明と夜中のお散歩に行った帰り、おなかが空いたので食べて帰ることにしました。取材です。



たくさんある屋台からこぎれいに来ている店を選びます。



ここは、麺屋。好きな具材を選んだらそれを使ってラーメンを作ってくれます。明明、真剣に選んでいます。そして・・・



今日の具材です。出来上がりは??こんな感じになります。



7元です。

パパは?



炒め麺を注文しました。



これも7元。けっこうなボリュームで、塩がよく効いてビールにちょうどいいんですよ。

二人で食べていると隣で何やら面白いものを作っています。



これはおかゆ?  ではなくて一つ一つ炊き上げたごはんの上に、好きな具材をトッピングして食べる煲仔飯という料理です。地元ではよく食べられています。



おばちゃんが丁寧に説明してくれたので一つ頼んでみました。

「五花肉飯」11元



アツアツでやわらかくて、これはお勧めです。


良く働く中国人の労働者は、こういうところでワイワイ語りながら一日の疲れをいやすとともに、仲間たちとの交流を楽しむのです。彼らの夜もまた長いのです。


パパと明明の夜も長いけどね。…なかなか寝ないし…



亮亮の意味不明の発熱も5日ほどで収まり、みんな元気です。


ちょっと痩せてしまった亮亮君。







恐怖の電梯

2013年12月17日 | ニュース
重慶市で起きた事件が中国の人々、特に親たちを恐れさせています。



11月25日、ある高層マンションで、おばあちゃんが散歩のため孫を連れてエレベーターに乗りました。一階に着いたエレベーターから降りたところで、突然、出くわした少女が一歳半の子供をベビーカーから抱きかかえ、エレベーターに乗り込み、祖母とベビーカーを外に残してドアを閉めてしまいました。

上昇するエレベーターの中でこの10歳の少女は殴る蹴るの暴行を25階に到着するまで続け、その後エレベーターから引きづりだし自宅に連れ込んでベランダから突き落としたとのことです。一部始終を監視カメラが捉えていたため、それが報道されて大変なことになっています。




男児は地面の茂みに落ち、全身を強打、骨折や肺出血で危険なこん睡状態だそうです。

少女は父親に「男児が怒ったような顔で私を見たから殴った」と説明し、さらに「ベランダから突き落としていない。遊んでいるうちに落ちた」と話しているそうで、反省の色は無し、「悪魔の女の子」と命名されました。

以前から小さい子供をいじめたり、暴力を振るっているところを目撃されており、「子どもをカバンの中に入れて地面に落としたい」という願望があることを同級生に話していたとのことです。

「リュックを背負った純粋無垢な少女の外見の中に潜む残虐な人格」・・・



中国のエレベーターはいろいろな意味で危険が多いところです。閉じ込められることは茶飯事です。(私はまだ経験がありませんが)会社を訪問してこられたお客さんが閉じ込められたことがありました。
エレベーターが一階分落ちるということも二回ありました。原因は乗りすぎです。乗りすぎていても怖いし、知らん人と二人っきりでも怖いし・・・




最近、親しくなった一組の夫婦。出産を1月に控えていますが、この夫婦の悩みは子供を暴力的な影響からどうやって守れるか?守りきれるだろうかという不安。自分の子供がもしこういう性格になってしまったらどうしようという不安・・・

確かに理解できます。さてどうやって助けてあげられるでしょうか。




亮亮カメラの正解

2013年12月16日 | 明明&亮亮
クライミングがこんなところでもはやっています。



ところで先週の亮亮カメラの正解です。パパカメラから同じものをどうぞ。

第一問


スバルのBRZでした。

第二問


上と下が逆だったからわかりにくかったですね。ポルシェです。

第三問



これでもわかりにくいですね。これはKIAのKsハイブリッドです。たぶんマニアでもわかりません。

第四問



ランボロギーニ アブェンタドール LP700-4 700馬力のすごいやつです。私が思うスーパーカーってこういうのだと思いますが、亮亮にとってこれはスーパーカーではないらしいです。

第五問



スズキ エスクード クロスアドベンチャー。亮亮がどこを取ったかわかります?

第六問



KIAのK2レーシング。どことなくスイフトに似ていますね。


でした。
どやら、これから亮亮にはカメラの使い方を教える必要がありそうです。自分では結構満足していたようですが。

パパもあんまりカメラには自信がないので、だれか教えてくれないかなぁ。





亮亮カメラ

2013年12月13日 | 明明&亮亮
昨日の展示会では亮亮がカメラを持って写真を撮りまくっていました。彼のカメラは特徴的です。どんな特徴かというと超アップです。

面白いので、掲載します。何を撮っているのでしょうか。全部解ったら相当マニアックな人です。













・・・どうですか。


答えは月曜日のブログで。







国際汽車展覧会

2013年12月12日 | 明明&亮亮
汽車というのは中国語で自動車の事です。

昨年は明明を連れて行きましたが、あまりに広くて歩き疲れたのと、明明の好きなのは車ではなく電車であることなどから、あんまり楽しんでいる様子ではありませんでした。

それで、今回はすーぱーカー好きの亮亮を連れていくことにしました。



入ってすぐにヘリコブターがお出迎え。テンションがポンっと上がります。

頭上にはずっと気球が旋回しています。有人飛行船と、ラジコンの飛行船があります。



ショップと違って、触りまくっても、乗りまくっても全く怒られませんので、たいそう満足している様子です。

ただ一つ悩みは、やかましいこと。



ピカピカの車に乗りたいのだけれど、ブースのイベントが始まるとでっかいウーハーが容赦なく鳴り響くので、止めてくれたらいいのにぃー、って怒っていました。

学校の送迎車の新作に感動し、



半分に切られたBRZをみて、「すごーーー!」



ミニのコーナーでは、実車より、壁中に張られたミニカーが気になって、「もらえないのかなぁ、」



こういうタイプの車に弱いみたいです。



亮亮が離れなかった車が3台あります。

一つはこれ。ケーニグセグっていう車らしいです。聞いたこともありません。でもかっこいいですね。


さすがに乗らせてもらえません。

もう一つはこれ。マツダの8


自動で開閉するドアの動きを動画でとっているところです。何回も操作させられました。大きくなったら買ってくれるそうです。ずっと後部座席を細かくチェックしていました。

そして、今回彼の中でほしい車ナンバーワンは???


なんとボルボです。渋すぎますね。中国限定の『S80L』。フラッグシップ「S80」のホイールベースを140mm延長した超高級車です。一番長く見物していました。ずっと、見ていたのは特に後部座席のいろいろな装置です。やっぱりこれを買ってくれる事になりました。


亮亮を連れて行って改めて分かったのですが、くるまって、おもちゃなんですね。大人がおーっ、すげーーって、思うのは子供の好奇心の延長で大人と子供のそれは対して変わらないということです。多機能が好き、かっこいいが好き、隠しアイテムが好き・・・。おんなじでした。


もう一つわかったのは、彼はすーぱーカーよりもVIPカーが好きだということ。



新型のスカイライン レクサスCT200h ジャガーのSUVも迫力があって、かっこよかったですね。



しかし、ほんまに買ってくれるのかな??(期待!)




猿回しとしま次郎

2013年12月11日 | 明明&亮亮
亮亮とお散歩中の出来事です。マクドナルドの横で、人だかりができていますので、ちょっと見物に行くことにしました。

しっかり者の亮亮君は、

「ぱぱ!荷物気を付けてね。」

人だかりでは、すりが多いということを警告してくれる賢い相棒君です。ありがとう。

ひとやまの中心は



おじさんと3匹の猿でした。ムチ?というかただの木切れを振り回し、無理矢理に芸をさせようとする完全なる素人でした。



全然言うことを聞かない猿たち。





当然演技はめちゃくちゃです。でも中東の親子がお金を渡そうとすると、そこだけはお利口になってすっと受け取りに行く猿君。





結局、嫌がる猿からジャンピングキックを浴びて、頭が傷だらけ、血だらけになって、そこだけ拍手をもらっていたおじさん。



どうかおとなしく山に帰してあげてください。


初めて使った日本からのEMS。無事に届きました。



郵便局に局留めになっていたので取りに行きました。今回分かったこと。
日本からの郵便は、必ずパスポートの名前と同じ名前をローマ字で書かなければいけないということ。
そして、中身の金額に応じて税関で税金がかけられて到着時に請求されるということ。

何はともあれ、無事でよかったです。



感激の亮亮。・・・・そう、中身はほとんどがしま次郎なのです。








客家菜

2013年12月10日 | グルメ&買い物
中国に客家という移住民族がいます。この民族は戦乱から逃れるため中原から南へと移動、定住を繰り返していったということです。移住先では原住民から見て“よそ者”であるため、客家と呼ばれ、原住民とのトラブルが茶飯事で攻撃に備えるためにこの写真のようなしっかりとしたつくりの家が特徴になっています。移動民族なのにテントではないところが面白いですね。



土楼と呼ばれる独特の集合住宅で、福建省の一部山間部の客家人の家です。襲撃を防ぎ、一族がまとまって居住します。ほかの漢民族と比べ規律を重視する気風があります。



建物の形状がミサイル基地に似ているので、アメリカ衛星写真の解析を誤らせて大騒ぎになったこともあるそうです。




梅州、恵州、汀州、贛州は客家四州と言われて、とくに客家人が多い地域です。

何で客家の話になったかというと、会社の食事会で、客家料理を食べに行く機会があったからです。



北方からの移民であるせいか、この料理の味付けは日本人の口に合うことが多いといわれています。基本的に味付けのポイントは「塩」です。中国特有の変な?香辛料や変な?ソースが基本になっていることはありません。

まずはスープ。これはほのかに薬草の香りがします。かなりシンプルですが、まずは口の中をすっきりとさせてくれます。


次に出てきたのが前菜?これは春菊?でした。いや、はっきりと春菊とは言い切れませんが、味はまさしく春菊でした。


これは豆腐です。客家料理の定番ということもあって家庭的な?料理でした。


そして卵焼きが入ったバージョン。豆腐鍋と同じで、次も注文したいと思う名脇役ですね。


大根のだんご、真ん中の緑はほうれんそうのだんご。


ちゃんぽん面炒め。にんにくがよくきいていました。


そして、これぞというのが、手で裂いた鶏という名前のこの料理。文句なしです。白切鶏よりも食べやすいです。これもまた代表的な料理です。


私が一番気に入ったのが、このチャーシューと角煮の中間みたいな料理。トロットロで、これだけでも来た価値がありました。


最後が魚。これは白身の淡水魚のホイル焼きです


デザート。客家のもう一つの特徴はヨモギを使うこと。これはその一つ、ヨモギもち。


以上、感想は?日本人向けの料理だということ。いろいろな地方の料理を食べる機会がありましたが、一番無難で、はずれが少なく、満足できるお食事でした。



食事を終えて階段を下り、ふと通りかかったお酒の棚を見てびっくり。

これをよーく見てください。ネズミの子供のお酒。

これは客家人がもてなしで飲む超高級なお酒らしいです。どうせまた、家の中の酒樽にたまたまネズミが入って客に出して飲ませてみたらおいしいと評判になったとかいう適当でうさんくさい逸話から生まれた伝統なんでしょうけど・・・。

聞いてみたところ、「もちろん普通「身」は食べません。」だって。そんなん当たり前やーーー。うわーーーっ

って・・・あんたら・・・ぜったいたべるやろ・・・