YOUTH

青春とは人生のある期間ではなく 心の持ちかたを言う
by Samuel Ullman

5月の読書メーター

2021年06月02日 | Weblog


読んだ本の数:36
読んだページ数:11086


つるつる鮎そうめん 居酒屋ぜんや (時代小説文庫)つるつる鮎そうめん 居酒屋ぜんや (時代小説文庫)感想
お妙の父親や父親が作り出した薬に世話になった大店の主たちろの関係が明らかになってきた。お料理の数々がほっこりしている背景で、そんなサスペンスもどきの話が展開する。良人善助の死因はなんであったのだろうか。
読了日:05月31日 著者:坂井希久子


上野池之端 鱗や繁盛記 (新潮文庫)上野池之端 鱗や繁盛記 (新潮文庫)感想
恨みというものは、一度人の心に住み着くや、一生なくなることがないのだろうか。単なる料理茶屋の趨勢の物語かと思ったが、とんでもないことだった。婿として一家に乗り込むことすら復讐の一環だったのか。一方、主役のお末は下働きからついには女将にまで上り詰めるが、その様子は詳らかにされていない。次巻に続くということであろうか。
読了日:05月30日 著者:西條 奈加


失踪.com 東京ロンダリング失踪.com 東京ロンダリング感想
「東京ロンダリング」だと思って読み始めたのだが、その続きにあたる作品だった。一編目はなるほどと思いながら読んだが、それ以降どうも様子が違うと違和感を覚えながら読み終えた。ストーリーが私の中で繋がりきらず、何が問題なのか解決もされない様に感じた。「ジャパン地所」のメリットってあるのだろうか。あらためて「東京ロンダリング」を読もうと思う。
読了日:05月29日 著者:原田 ひ香


さくさくかるめいら 居酒屋ぜんや (時代小説文庫)さくさくかるめいら 居酒屋ぜんや (時代小説文庫)感想
最後の最後に難読漢字「雪花菜(きらず)」。読めないし意味もわからずGoogleさんのいお世話になった。江戸時代には「からめいる」と呼称されたポルトガル語のcaramelo(砂糖菓子)。本書のレシピでは卵の白身を使っているが、現代では重曹を用いるのが一般的なはずだ。その辺も作者のこだわりなのだろう。
読了日:05月28日 著者:坂井希久子


境界線境界線感想
「失踪宣告」とは生死不明の者に対して、法律上死亡したものとみなす制度だそうだ。東日本大震災の津波で行方不明になったままの妻の死体が見つかったとの連絡を受けた夫である刑事。しかし、所持していた免許証の氏名、生年月日等はその通りなのに、全くの別人だった。これにより行方不明者の名を騙って生ている者と、行方不明者の名前を売ることを生業としている者の存在が浮かび上がった。背景に描かれた石巻市を襲った津波の様子がとても切ない。
読了日:05月27日 著者:中山 七里


居酒屋ぼったくり〈10〉居酒屋ぼったくり〈10〉感想
年末から居酒屋ぼったくりは2ヶ月にも及ぶ休業に入った。その顛末が楽しいシリーズ第10巻だった。
読了日:05月26日 著者:秋川 滝美


居酒屋ぼったくり〈9〉居酒屋ぼったくり〈9〉感想
肉屋のお嫁さんに会うというシチュエーションのために、レンタルDVDの期限や妹の自転車をたまたま使うなど、作家の秋川滝美は準備万端怠りない。その割には町内で口が汚いと評判の豆腐屋のショウコさんがあっという間に善人に変わってしまうのはいかがなものか。いや、ストーリーとしてはハッピーエンドでいいのですがね。この巻はいろいろな男女問題を含めた人間関係に焦点を当てたようだ。
読了日:05月25日 著者:秋川 滝美


居酒屋ぼったくり〈8〉居酒屋ぼったくり〈8〉感想
シリーズ8巻目。だいぶ居酒屋ぼったくりの世界にもなれてきた。しかし行動は遺伝しないので、そういう行動を見てきたことにより同じような行動を取ることとなった、くらいにしてほしかった。3代も続くということはめでたくも家族のつながりが強いということなのであろう。黒豆の寒天寄せって(いや煮汁だから違うのかな)想像がつかない。是非レシピを、と思ったらCOOCPADにたくさん載っていた。
読了日:05月24日 著者:秋川 滝美


秘剣 虎の尾 剣客相談人18 (二見時代小説文庫)秘剣 虎の尾 剣客相談人18 (二見時代小説文庫)感想
剣客相談人シリーズ第18巻「秘剣 虎の尾」。前巻では那須にご出張された大館文史朗、今度は越前国までお出ましである。馬で往く中山道、関ケ原での一泊など具体的で興味を惹かれた。東尋坊が舞台の撃剣劇、弥生も現れての大活劇だった。
読了日:05月23日 著者:森 詠


刺客見習い 剣客相談人17 (二見時代小説文庫)刺客見習い 剣客相談人17 (二見時代小説文庫)感想
幕末の日本は、幕府転覆を図るテロリストとふるい体制に囚われた藩との戦いであった。攘夷の「夷」は異民族への蔑称で、本書では外国人を襲う輩からの警護を頼まれる剣客相談人の話。終いには弥生も大きな怪我をおっってしまった。
読了日:05月22日 著者:森 詠


商売繁盛 時代小説アンソロジー (角川文庫)商売繁盛 時代小説アンソロジー (角川文庫)感想
人気の上流作家5人による時代小説短編集。畠中恵は書店の店頭でパラパラとページを繰っただけだったが、あやかしが動き出す擬人化が楽しかった。編者の末國善己が解説で述べているが、幕末のコロリと現在のコロナ、手洗いうがいなど通ずるものがあるではないか。収束まで3年も同じ様に掛かりそうな気配である。西條奈加の本編「上野池之端鱗や繁盛記」を読んでみたくなった。
読了日:05月22日 著者:朝井 まかて,梶 よう子,西條 奈加,畠中 恵,宮部 みゆき

 


ミチルさん、今日も上機嫌ミチルさん、今日も上機嫌感想1970年生まれの作者はバブル時代に17歳から22歳の年齢だったのですね。若い女性には確かにイケイケドンドンの感じはあったろうが、現役のサラリーマンのごく一部が享受したに過ぎない。しかし、この視点はとても面白かった。45歳バツイチ無職のミチルさん、怖いものなしですね。「37,500円以上の貴金属、宝石には15%の税金がかかっていた。だから消費税導入で10%以上のディスカウントになったようなものだった」のくだりは(無縁だったので)知らなかった。どんな立場でも生きるのは楽しい、と思える社会でありたい。
読了日:05月21日 著者:原田 ひ香


新装版 炎環 (文春文庫)新装版 炎環 (文春文庫)感想
私の世代では【いい国作ろう鎌倉幕府(1192年)】でしたが、いまは【いいやごめんだ鎌倉幕府(1185年)】だそうだ。あまりに多い誅伐、謀殺に驚いた結果だろうか。牛若丸の物語はともかく、歴史としての鎌倉幕府のことは殆ど知らない。本書では源頼朝、阿野禅師、梶原景時、北条時政、北条四郎などの観点で時の流れを俯瞰する。作者は「一台の馬車を牽く数頭の馬のように、それぞれがひしめき合い傷つけ合ううちに流れが変えられていく」という見方を記している。改めて「北条政子」などの他の作品も読みたくなった。
読了日:05月21日 著者:永井 路子


風の剣士 剣客相談人16 (二見時代小説文庫)風の剣士 剣客相談人16 (二見時代小説文庫)感想
舞台は国許の那須。剣の道では上級者であっても、いやそうであるほどに心と体の安定が求められるという修行。納得である。ただ、この世のものではないものが登場してしまったのには驚いた。
読了日:05月20日 著者:森 詠


ギリギリギリギリ感想
グーグルさんに翻訳してもらいました。The ex-husband of my dead son's wife. 血縁でない親族の関係をどう感じるのかは人によるし相手にもよるだろう。そんな面倒も含めての結婚なのだが、それを良しとせずこだわる者もいるということなのだろう。題名がひらがなだったので意味を勘違いしていたが、それも作者の戦略だったのだろう。
読了日:05月19日 著者:原田 ひ香


レンズの子ら レンズマンレンズの子ら レンズマン感想
【電子図書館】レンズマンシリーズ第4巻/全6巻。ストーリーの流れとしては最終巻。昔は興味深く読んでいたが、今読み返してみるといろいろ空々しく、のめり込めなかった。広大な宇宙は果てはなく広がっている。地球の軌道にはたくさんの人工衛星が様々な用途のもとに回っている。その事すら夢のようだった時代のスペースオペラ。ひとまずこれにて完結。
読了日:05月18日 著者:E・E・スミス


居酒屋ぼったくり〈7〉居酒屋ぼったくり〈7〉感想
第7巻で取り上げられたのは喫煙問題、認知症と介護問題、SNSでバズる問題などであった。私にとっても禁煙は大変だったが、喫煙の健康上の問題点が明らかにされたからには、他人の迷惑になる行為は避けることは当然であった。認知症を放置して自動車を運転することは大変危険なので、免許更新の基準をもっと強くすべきでないかとも思う。恋愛経験(女性関係)をインフルなどの感染症に例えるのはどうかと思った。それは今世の中が、本書が出版されたときには想像もできないようなパンデミックのもとにあるから強く感じるのだ。
読了日:05月18日 著者:秋川 滝美


居酒屋ぼったくり〈6〉居酒屋ぼったくり〈6〉感想
土浦の全国花火競技大会へようこそ!10月の寒い時期の開催なので浴衣姿は厳しいと思いますよ。今回は書店の存続問題、住宅街の騒音問題について触れたが、本や雑誌の購入はネット書店によっており、書店の棚をめぐる楽しさは忘れてしまったような気がする。「居酒屋ぼったくり」も初出はネットの『小説家になろう』サイトというのも象徴的だ。困ったちゃんの家族問題はちょっと安易に解決させてしまったのが残念。美音と要の恋愛にも進展が見られて何より。
読了日:05月18日 著者:秋川 滝美


ドラゴンフライ (集英社文庫)ドラゴンフライ (集英社文庫)感想
解説の永江朗は本書を「夜の銀座版『不思議の国のアリス』である」とまとめている。銀座の夜にはあまり縁がなかったので激しいノルマやホステス同士の争いなどは思いもつかないことだ。多少のことではへこたれない、高級クラブでのホステスの生活を垣間見た気がした。テレビのコメンテータかと思っていたら小説家だった室井佑月さん、今後は違った目で拝見します。
読了日:05月17日 著者:室井 佑月


善医の罪善医の罪感想
リビング・ウイル(終末期医療における事前指示書)を事前に記録に残しても、いざ救急時に手元になかったり、家族に知られていなければどうなるのだろうか。自分の身について考えると、深部動脈栄養以降は講じないでほしいものだ。食べられなくなったらそのままにしてほしい。映画『世界一キライなあなたに』は安楽死を扱ったものだったが、人間はいつか必ず死を迎える。家族に迷惑をかけず、自分に負担にならないように消えたいものだ。できれば白石ルネ先生のような方に看取られて。
読了日:05月16日 著者:久坂部 羊


残月殺法剣 剣客相談人15 (二見時代小説文庫)残月殺法剣 剣客相談人15 (二見時代小説文庫)感想
信濃秋山藩の開梱プロジェクトを支える大越屋からの依頼を受けた剣客商売人。プロジェクトは混乱の中に出口が見えぬ状態となっていたが、その裏には恐るべきはかりごとが隠されていた。この巻でも美人にフラフラとする大館文史朗であるが、ちょっとした付け足しと感じられた。
読了日:05月16日 著者:森 詠


秘太刀 葛の葉 剣客相談人14 (二見時代小説文庫)秘太刀 葛の葉 剣客相談人14 (二見時代小説文庫)感想
筑波山は女体山877mと男体山871mの2つの峰からなる山である。最近小学2年生の孫娘と登山を楽しんだばかりだ。この巻の最後は女体山の岩場の上である。とても決闘などできないような場所だ。しかし剣客にとっては何ということもなく戦えるのであろう。今回も美しい女人剣士が登場した。
読了日:05月15日 著者:森 詠


正体正体感想
「冤罪はなぜ起きるか」を検索するとたくさんのサイトがヒットする。電車での痴漢行為の冤罪は(本作品にも使われているが)有名になった。電車通勤していたときには仕掛けられた痴漢事件については対策がないのではないかと思ったものだ。捜査の不手際や取調室の不透明性などが要因であるのだろうが、少しずつでも改善されていると信じたい。犯人とされた本人が脱獄をして自らの無実を証明しようとするという途方も無い話だが、「モンテ・クリスト伯」を思い出させる作品であった。
読了日:05月15日 著者:染井 為人


ほかほか蕗ご飯 居酒屋ぜんや (ハルキ文庫 さ 19-3 時代小説文庫)ほかほか蕗ご飯 居酒屋ぜんや (ハルキ文庫 さ 19-3 時代小説文庫)感想
お武家が町中の食べ呑み処に行くなんて変な設定と思わないでもないが、その解釈がうまくできている。武家の理不尽なまでの階級性や家族のあり方など、改めて勉強になった。圧倒的に女性の数が少ない江戸の町。お妙さんの身が心配でならない。題名にもなっている土手の摘菜の数々。ほろ苦さが春の喜びを表現するようだ。たんぽぽの茎炒め、野蒜のキンピラはともかく、桑の葉と芝海老のかき揚げ、ぜひ食してみたいものだ。
読了日:05月14日 著者:坂井希久子


逆ソクラテス逆ソクラテス感想
ソクラテスの名言「唯一の真の英知とは、自分が無知であることを知ることにある」の逆の状態にあることを題名にしたようだ。普通の小学生だった私には、本書に出てくるような賢い子たちにはかなわないと感じた。いじめ、虐待などを盛り込みながら、正義をについて考えさせられた。言葉は言霊だと言うが「僕はそう思わない」や「私にいい考えがある」「平気で他人に迷惑をかける人がいたら可哀想にって思っておく」「バスケットの最後の1分は永遠」「最終的には真面目で約束を守る人間が勝つ」などなど、珠玉のフレーズではないか。二度読みした。
読了日:05月13日 著者:伊坂 幸太郎


ふんわり穴子天―居酒屋ぜんや (時代小説文庫)ふんわり穴子天―居酒屋ぜんや (時代小説文庫)感想
盂蘭盆会の期間は精進潔斎をしており、肉類を食べず酒を飲まずだったようだ。題名の穴子天はその精進落しとしての料理だった。そういえば法事の後のお斎で穴子の天ぷらが出ていたような気がする。居酒屋は酒屋が食べ物を出したのか、食べ物屋が酒を出すようになったのか、興味が湧いてきました。飲めない私でも通える「居酒屋ぼったくり」みたいなお店が近くにほしい。
読了日:05月12日 著者:坂井 希久子


居酒屋ぼったくり〈4〉居酒屋ぼったくり〈4〉感想
私がキッチンに立つのは珈琲を入れるときぐらいなので、最近はお米を研がないなんて知らなかった。精米技術が上がったからなのだそうだ。私にとって不調のときの食べ物は子供の頃から「りんごのすりおろし」だった。要の母親八重に遭った美音。展開が遅いのも計算のうちなのだろう。
読了日:05月11日 著者:秋川 滝美


居酒屋ぼったくり〈3〉居酒屋ぼったくり〈3〉感想
「わけぎ」ってあまり口にしたことがありません。「のびる」なら結構食べましたけど。発泡日本酒(スパークリング日本酒)を店頭で見かけることが増えましたが、製造方法に3つもの種類があるとは驚きです。松竹梅白壁蔵「澪」スパークリング清酒300mlはAMAZONで506円でした。買ってみようかな?
読了日:05月10日 著者:秋川 滝美


賞金首始末 剣客相談人13 (二見時代小説文庫)賞金首始末 剣客相談人13 (二見時代小説文庫)感想
長屋の九つ十の少女3名が行方不明になった。市中では都合10名が行方不明だとわかった。加えて旧知の大名の娘が屋敷を出奔した。その上、裏の差配人が大館文史郎の首に賞金をかけたという。心形刀流秘剣「引き潮」が冴え渡る。今回は大瀧道場にも剣客相談人の看板が掲げられ、弥生の活躍もいつになく激しかった。
読了日:05月09日 著者:森 詠


必殺迷宮剣 剣客相談人12 (二見時代小説文庫)必殺迷宮剣 剣客相談人12 (二見時代小説文庫)感想
徳川斉匡(なりまさ)って実在の田安家当主。上手に構成するものだと感心いたします。今回は吉原の花魁「霧壺」を巡る騒動。長屋まで押しかけて襲ってくる一団は何者なのか。死神のような老人剣客無明玄斎操る【迷宮剣」が文史郎をおそってくる。果たして・・・。
読了日:05月09日 著者:森 詠


いつの空にも星が出ていたいつの空にも星が出ていた感想
これはベイスターズファンにはたまらないでしょうね。阪神でも類似の作品ができそうだ。野球に興味のない私でも(選手名はわからないものの)読んでいて楽しかった。高校囲碁部顧問の先生、進学を目指す女子高生、家業の電気店を手伝う青年、洋食屋の息子にして少年野球のピッチャー。それぞれの環境下で、それぞれのシーズンのベイスターズを描いていた。
読了日:05月09日 著者:佐藤 多佳子


絶対に面白い化学入門 世界史は化学でできている絶対に面白い化学入門 世界史は化学でできている感想
科学を専攻した私にはとても面白い内容で、学んだことを復習している感があった。息子の嫁も化学系で、メールアドレスを聞いたらサリチル酸メチルだったことで微笑ましく感じたのを思い出した。後半に高分子化学が出てくるが、それに関して普段違和感を覚えていることを記しておきたい。「ビニール袋」である。今殆どのポリ袋にビニル基のついた化合物は使われていない。大抵はPPまたはPEである。だから「ビニール袋」は使わないでほしいのだ。最後に薬品は毒でもあることを忘れてはいけないと思い知らされた。化学兵器など以ての外である。
読了日:05月08日 著者:左巻 健男


疾れ、影法師 剣客相談人11 (二見時代小説文庫)疾れ、影法師 剣客相談人11 (二見時代小説文庫)感想
今回は鼠小僧次郎吉が登場。なぜ彼は(一味は)武家だけを襲っていたのに今回は商家を狙うのか。そもそも義賊鼠小僧はなぜ誕生したのかにも迫る、とても面白い筋立てであった。勿論ちゃんばら場面も息を呑む戦いが展開され、殿も怪我を負うが・・・。
読了日:05月08日 著者:森 詠


居酒屋ぼったくり〈2〉居酒屋ぼったくり〈2〉感想
駅前の風景はどこも同じになってしまった。大型チェーン店の進出により地元の個人商店が駆逐されてしまったからだ。問題はこの大型店が撤退したあとだ。そんな中、個人事業主の居酒屋や喫茶店はどう展開していくのか。要の素性も少しずつ明らかになり、馨のボーイフレンドの両親も登場してきた。うまく行き過ぎの感もあるが楽しく読み終えた。
読了日:05月06日 著者:秋川 滝美


居酒屋ぼったくり居酒屋ぼったくり感想
田舎に住んで移動手段が自家用車だとなかなか居酒屋に行く機会がない。たまの飲み会では予め移動手段を講じて参加するわけで、仕事の帰りにふらっと立ち寄る居酒屋には本当に縁がない。本書の最後のページには高菜について記載されているが、私はすぐに高菜ラーメンに加える高菜のピリッとした辛味とごま油の風味を思い出した。本書には出てこないが、常陸国府中(茨城県石岡市)にある酒蔵「府中誉」の幻の酒米「渡舟」を用いた「渡舟」はとてもスッキリした爽やかな舌触りで、下戸の私にも美味しいと感じさせた一品であることを伝えておきたい。
読了日:05月05日 著者:秋川 滝美


血圧を最速で下げる 老化を防ぐ「血管内皮」の鍛えかた (幻冬舎新書 お 25-3)血圧を最速で下げる 老化を防ぐ「血管内皮」の鍛えかた (幻冬舎新書 お 25-3)感想
高血圧の対策は減塩だけではない、内臓脂肪を減らすことも必要であるという。運動は重要だが運動で痩せるのは限界がある、だから食事のとり方に気をつけなければならない。至極ごもっともだが、血圧を最速で下げるにも時間がかかるようだ。
読了日:05月04日 著者:奥田 昌子

読書メーター

 

茨城県フラワーパークが新装なって1年ぶりにオープンした。
勿論、年間パスポートを手に入れて、これからたくさん花の写真を撮ろうと思っている。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 4月の読書 | トップ | 6月の読書 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事