男女のファイナルが行われ、女子はNEC、男子は東レが優勝しました。
まずは女子から。女子はNECと久光という2年前と同じカードになりました。今回は2日間ともにフルセットとなりますが、両日ともNECが勝ちました。1日目は久光が押していて、5セット目も4回マッチポイントを久光に握られながらもNECが勝利をしました。この日は久光は新鍋、岩坂、石井、トカルスカ選手が決めるところで決めました。5セット目は石井vsNECのニコロバ選手の打ち合いとなり、両方の選手とも決めていました。新鍋選手も4割位の決定率でした。トカルスカ選手のクイック等も決まっていましたが、岩坂選手のクイック等が要所要所で決まってNECのブロッカーが的を絞りにくかったようですね。この日の終盤に岩坂選手がレシーブを取ろうとして味方の古藤選手とぶつかった際に肩を怪我してしまい、水田選手と途中交代となりました。
2日目は4セット目までは両社一歩も譲らずでしたが、5セット目でNECが一気に勢いに乗り、優勝をしました。ファイナル初日に調子が上がらなかった古賀選手のスパイクも決まりだし、ニコロバ選手も決まり、ミドルの大野選手や上野選手の決定率も高かったですね。島村選手は途中上野選手と交代で入ったのですが、久光のブロックに2本立て続けに遭ってしまい、上野選手に戻していました。一方、久光は新鍋選手は決定率が4割台だったと思いますが、石井選手の決定率が上がらなかったのが痛手でしたね。野本選手も打数は多かったけど3割台なんで、長岡選手には決定率ではまだまだ及ばないですね。この日は近江選手の決定率は前日より低めでしたが、得意のレシーブで頑張ってチームを盛り上げていました。後に古賀選手がインスタグラムでNEC最高という写真とコメントを載せた時に近江選手が「さりなが試合を通す度に、しっかりしてきておばちゃんはうれしかったよ。何回もコートで目が合ってとっても頼もしかった。ありがとね」というコメントを残しています。因みに近江選手のTwitter、インスタグラムは非公開なんで、恐らくバレーつながりのある人とのコミュニケーションに使っているみたいですね。古賀選手にとっては前回2年前の優勝時は内定選手で、スーパーサブのセッターで現在母校青山学院大学のコーチの秋山美幸さんが居たからというのもあったみたいですが、今回は明らかに古賀選手の成長なしには無かった優勝だと思います。一人ひとりの能力は久光には劣りますが、チーム力で勝ったNECが勝ったという印象です。久光は長岡選手の怪我も痛手ですが、ファイナルの初戦で岩坂選手が怪我をしたということが決定的な差になったような気がします。久光は以前からスタメンは最強だけど、サブのメンバーとの差が激しく怪我人が出るとチーム力がガタっと下がる感じがしてました。その予感が的中ですね。セッターもファイナルは中大路選手ではなく、古藤選手を出していました。古藤選手も34歳既婚者でそろそろ子どもが欲しいから引退ではないかと思われるのですが、まだまだ中大路選手で安定するには時間が掛かりそうですね。
男子は、チーム力で上回る東レが3-0、3-1で豊田合成を下し、優勝しました。豊田合成はイゴール選手の決定力に頼っている感じで、レシーブがそれほど上手くない山田、高松選手がサーブレシーブなどで苦戦していましたね。攻撃も単調でミドルの傳田、近選手もブロックに捕まるという悪循環に陥っていました。一方東レは全員が伸び伸びとプレーをしていたような気がします。米山選手の安定したレシーブなどもあり、李選手や富松選手のクイックも面白いように決まっていた印象です。ジョルジェフ選手もミドルの攻撃が決まるようになってからはアタック決定率が上がっていましたね。セッターの藤井選手も優勝が評価されて全日本に今回選出されています。内定選手としてネクスト4の高橋選手が来年度はルーキーで出れるとまた面白くなると思います。
今週末はVリーグオールスターです。土曜が女子、日曜が男子です。どちらもチケットが残っているようです。やはり場所の問題かな?深谷でチャレンジのオールスター開始が11時と早いから、今回は行かないと思います。何で12時とかじゃないんですかね?場所も埼玉でも川越とか大宮位だったら行っていた可能性もあったんで、残念です。運動会の時は駒沢公園の体育館とだったみたいで私が気づいた時にはチケットは買えないほどでした。(駒沢公園は東京都世田谷区で渋谷に結構近いです)
それにしてもまだまだ小田急の急行はいっぱい人が乗ってます。(余談)