猿山の猿の話が好きだ。
威張り散らすボス猿がその座を追われると惨めな死が待つ。
群れからも見捨てられるのだ。
だが、なかには優しいボス猿がいる。
そんな猿の治世は長いのだがやがては若い雄猿にその座を明け渡す日が来る。
優しかった元ボス猿が群れからポツンと離れるのは同じだが牝猿が食べ物を運ぶのだという。
人間の政は猿山より複雑であろう。
それでも「優しさ」とは猿でさえもちゃんと評価する。
どんな世界もトップの座につくものは孤独なものだろう。
トップにつくためには優しさとは切り捨るべきものなのだろうか。
今一つわからない。
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