長旅のまえに

好きなだけ、存分に、思ったまま、怒涛のように書こう

お茶うけ

2023-12-31 11:54:11 | 日記
濃いお茶と甘いものが欲しい。
ローソンのショコラカヌレをお茶うけにする。

どの器に入れようか?
自分のための器選びをしてみる。


カヌレの味が変わるわけではないけれどささやかな自分の楽しみ。

古い家は食器棚も作り付けが多いのだが我が家も作り付けだ。
食器の重さと棚の高さが私の腕の限界だ。

日常使いの食器をほんの少し残してあとは天袋にしまおう。
椅子からテーブルに乗れば私でも仕舞える。

負け惜しみを叫ぼう。
「私ってば見た目はこんなに若いのに筋肉も体力もすっげえ 婆さんだな。見た目はこんなに若いのに」
「見た目がこんなに若いのに」をエンドレスにしておこう。



大晦日の朝は珈琲とこの本を

2023-12-31 05:54:38 | 日記
色合いの好きなイラストだ。
もちろん、家が好き。
若い頃は自覚はしていなかったけどこの「自覚」が早くから持ててたらよかったなと今年最後の後悔なんてしてる。

この本に出てくる女の子たちは自分の好みをよく知っている。
個性を自覚してる。
世間の流行りに流されない。
私も賑やかなプロヴァンス風なお皿がすきだ。
10代の頃からそれは変わらない。
高価な食器に憧れたり変遷があったけど値段基準ではなく自分の身の丈にあった好きなものに心を寄せて生きる数十年を無駄にしちゃった気がする。

それもまた私の人生なのかもしれない。
そして素直に後悔してるんだぁ、あれやこれや、たーくさんと素直に思ってみる。

いいんだ、だって明日は新年。
後悔はちゃらにはならないけどそれなりに刷新する、はず。
多分ね、期待はしよう。





男の夢を阻む女たち

2023-12-30 14:55:35 | 日記
大井町で風呂屋をやってる親父がいたんだよ。
苦労を重ねて風呂屋の親父になったんだ。
その苦労はわかるけどね、やだったよ。
番台から商店街の奥さんたちを眺めまわす目がさ。

眺めまわされてんのをこっちが知らないとでも思ってんのかね。
どの店の奥さんたちも亭主に愚痴ってたよ。
けど風呂屋に行かないわけにもなんないからね。

それがさ、あの親父ってば選挙に立候補するってんだよ。
商店街のどの店の奥さんたちも怒ったね。
「風呂屋の親父に裸を知られてんのと区議会議員に裸を知られてんのはなんか違うんだよ。あたしゃ、いやだね。あんたアイツが立候補するのを止めとくれ」

でも風呂屋の親父は俺の夢を諦めろっていうのかと逆切れしたよ。
男は男の夢って言葉にわりと弱いのさ。
亭主たちがあてにならないからさ風呂屋の親父の女房に直談判したんだよ。
商店街の女たちが押し掛けて説得した。

風呂屋の親父はさ、一緒に苦労した女房には感謝してたからね。
女房が商店街から孤立すると泣いて怒るのには負けたんだよ。

議員さんになりたい。
なってやる、見てろよ。必ず這い上がってやる、そう決心して力仕事も耐えたんだろうさ。
風呂屋のボイラー焚きは重労働だからね。
まっ、あんな目付きで眺めてたら女を敵にまわすことになるさ。
自業自得だね。

気の毒だったのは板挟みになったあの親父の女房だよ。
我慢強くてよく働いて。
女房が議員に立候補するなら私たちだって文句はなかったんだけどね。




毎週ちがう

2023-12-30 10:24:10 | 日記
たんぱく質を摂らなきゃと時々、近所のお肉屋さんでローストビーフを買う。
かなりレアっぽい時もある。
部位も毎週違うから大きさも違う。
それがまた楽しみ。

今回はこれ。
私はもう三枚位で充分だ。
マスタードで食べようか西洋わさびにしようかしばし考えるのも好きだ。
クレソンを挟んで食べるのも好き。

取り扱ってる近江産のステーキ肉を焼くよりあっさりしたローストビーフの方が好きだ。
なんせたんぱく質をとるのは体のための義務化してる。

祖母は元気だった。
寿司、鰻、天ぷらと明治女の好みだったけど「伊達にお飾りの下をくぐってきた訳じゃないよ」と言いながらバクバク食べてた。
お飾りの下と食欲の関連性は謎だけど96才で入院するとき「これでこの家も見納めだね。もう戻れないって感じるからね」
嘆くでもなくさっさと待たせてあったタクシーに自分でまとめた荷物を持って乗り込んだと聞いている。

まだ外は暗い

2023-12-30 05:47:08 | 日記
ガスストーブをつけて珈琲と共にまたベッドに潜り込む。
珍しくかたわらにいるのは白黒猫だ。
三匹の中では一番の人間大好き猫だ。
でも黒猫に遠慮する。

白黒猫の頭を撫でたり器の使い方の本を眺めたりして窓の外が明るくなるのを待つ。

おっ、リビングから黒猫が戻ってきた。
やっぱり白黒猫はベッドから降りて私の隣を黒猫に譲る。
喧嘩をしたら絶対に白黒猫の圧勝だろうに。
さあ、今日も1日が始まる。