【申告内容】
光って回って、音楽もなるのですが、たまにしか光らず音楽も鳴らなくなりました。
【初診】
本来の治療対象とならないAC100V接続のものですが、乾電池も使う形ですので、回転部と灯光部はAC100Vで音は乾電池かと対応することにしました。
台湾製でメーカーなど不明ですが、30年程前のものだそうで高価なものだったそうです。
早速内部の検査です。
内部の構成は、次のようになっています。
ベル状の本体がタッチセンサーになっており、メロディSWを押すと音楽が鳴るようになっているようです。
タッチすると回転はしますが、光りません。電球の確認をしようと思い外すとぽろりと電球が壊れました。
これが、光らなかった原因でした。切れかかっており、まれに接触した時に光ることが有ったものと思います。
幸いに内部に換えの電球が付いていたので、交換して光ることを確認できました。今時のおもちゃには考えられない対応です。
次に音楽が鳴らない原因ですが、スイッチを分解するとラバー接点が劣化しているので、櫛形パターンを無水エタノールで洗浄し、ラバー接点にはアルミ箔を貼付しました。
治療後に動作を改めて確認すると、
ベル状の本体にタッチすると回転と光る動作がON,OFFをして、ツリーのファイバーが光ります。しかも、ONする度に回転方向が変わります。ファイバーの光り方は、モータに付けられている色や模様のついている円板が回転し変化させています。
音楽は、スイッチを押す度に曲が変わります。
完治しました。
【治療後記】
年数が経っており劣化は進んでいますが、まだまだ飾って楽しめます。
そろそろクリスマス関連おもちゃが、おもちゃ病院に押しかけてくる時期ですね。
お待ちしておりますよ。