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おもちゃ病院さど Doctor_Rの治療カルテです。

キティちゃんオルゴール よちよち奮闘記(1)

 

 三重県名張市にある つつじが丘おもちゃ病院 の大泉院長が、マイコンが故障していると治療をあきらめているおもちゃのマイコンを置き換えて、息を吹き返すための情報やサポートを全国のドクターに提供しています。

 今回、その中でも子供達にも関心をひくオルゴール、うた、おしゃべりをする機能のマイコンプロジェクトを使用して、私も先ずはまねっこしてみようと試みた”よちよち奮闘記”をご紹介したいと思います。

 まねっこについては、新潟県糸魚川市にある おもちゃクリニック ゆりかご のわたなべドクターには手取り足取り、1から10どころでなく1から30くらい大変お世話になりました。改めて、お礼申し上げます。

多くのドクターの敷居が下がってくれるのではないかと思っております。

 なお、このブログで使用されている画像の中に、おもちゃクリニック ゆりかごで使用されているものがあります。

 また、ここに紹介した部品、ツールが必須の選択肢ではありません。

 

まずは、大泉院長の修理の記録” ハローキティリモコンキッズの修理(マイコン換装)” を見てください。

テレビ等のリモコンを当てるとキティがおしゃべりして、リボンのLEDがチカチカするおもちゃが故障してマイコンを置き換えたカルテです。

これをキティちゃん貯金箱に詰め込んだのが、”おもちゃクリニック ゆりかご” のわたなべドクターです。"リサイクルおもちゃ"がそうです。

 

 目標は、プログラムは大泉院長のプロジェクトのまま、回路はわたなべドクターの回路を使用して作成ルートを確認することにあります。大泉院長が使用しているものや情報の得やすいツールを選択しています。

 

 1回目は、ハードウェアの環境準備です。

 わたなべドクターの回路図です。大泉院長の治療時の回路との違いは、スピーカを駆動するフルブリッジ回路を個別トランジスタで作成していたものからドライバーIC(MX08)に置き換えたところです。配線数が減りますのでこちらの回路を選択しました。

 回路図を見ると大きく4つのデバイスで構成されています。

 ・W25Q64FVAIG   :電源電圧2.7~3.6V 64Mbitsのシリアルフラッシュメモリ

 ・CH32V003J4M6 :電源電圧2.7V~5V 32ビットRISCマイコン 低価格

 ・MX08      :フルブリッジ ドライバー

 ・S-812C33AY  :最大入力電圧16V出力3.3VのCMOSのLDOレギュレータ 消費電流1.0μA 出力電流値50mA(3.0V出力品、入力電圧5V時)

 キティちゃんを作るための部品一覧です。

 材料費は、500円から600円くらいで1つ作れそうです。

 

 ここに、初期投資としてマイコンやメモリに書き込むためのツールが必要になります。

 マイコンに書き込むプログラムは大泉院長から提供されており、書き込むツールが WCH-LinkE  です。

 うた、オルゴール、おしゃべりをメモリに書き込むツールが CH341A  です。

 そのほか、小道具もあると便利です。

 

 マイコンへの書き込み時の接続画像です。詳しい接続は、次回です。

 次回は、ソフトウェアの環境準備です。

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