奥入瀬渓流に向かう途中、「渓流の店 おいらせ」に立ち寄った。裏手の渓流沿いの新緑が実にまぶしい。
駐車場の広場の一角に、大町桂月の歌碑と肖像を見つけた。十和田湖、奥入瀬渓流を愛し八甲田を踏破、蔦温泉で終焉をむかえた文人だそうだ。
すっかり雪解けした奥入瀬歩道を歩くと、新緑の鮮やかさに驚かされた。
雲井の滝や白糸の滝の水しぶきと滝音も、新緑のブナ林に吸い込まれていくようだ。
奥入瀬渓流を抜け十和田湖に出てから左へ進み、湖岸を少し歩くと、高村光太郎の最後の作品として知られるブロンズ像「乙女の像」があった。
乙女の像の近くにある「開運の小径」という分岐に入ると参道があり、十和田神社に導かれた。祭神として日本武尊が祀られているそうだ。
頂から占い場へ降りる道は現在通行禁止となっていた。 道が整備されたら、是非降りてみたいものだ。
2018年5月