ここに1冊の本があります。
『サンタさんは本当にいるの?』
この質問、親なら誰しもが聞かれるものではないでしょうか?
私も兄ちゃんが幼稚園の頃から何度となく質問されてきました。
それまでは、
「信じてない人のところにはサンタさんは来ないよね~」
と言ってきました。
が…、
3年生の時に、兄ちゃんがTちゃんに
「T
サンタさんは本当はおらんとよ」
と笑いながら言っています。
Tちゃんは、
「サンタさんはおるもん!!
兄ちゃん、ひどいこと言わんで!!」
と泣きながら、兄ちゃんに食ってかかっていますが兄ちゃんは笑いながら、からかっています。
この姿を見た時、私は兄ちゃんに本当の事を話しました。
「確かに、兄ちゃんが言うようにクリスマスプレゼントはママ達が用意しているよ
サンタさんは忙しいからね。
代わりにママ達が兄ちゃん達に配ってるよ」
兄ちゃんは
やっぱり!
という顔をしてました。
「でもね、考えて見て
何で『嘘ついちゃいけない』って学校でも大人もみんな、子どもに教えるのに、嘘をついてまで『サンタさんがいる』ってどうして言うんだろうね」
兄ちゃんは黙って聞いてました。
「ママは目に見えない力を信じて欲しいからだと思うんだよね。
そういうのが、きっとこの先『夢や希望を持つ力』に代わると思うんだよね
それに…
いると思う人の中には、サンタさんはいるんだよ。
たとえ、それがママ達でも、ピザ屋さんのサンタさんでもさ。
信じる人のところにサンタさんはいるのさ。
さて、兄ちゃんの知りたい本当の事は話したよ。あとは兄ちゃんが信じる信じないは好きにすれば良い」
「ママはサンタさん信じてるの?」
「うん」
「ママもプレゼントもらってたから?」
「ママはサンタさんからプレゼントをもらった事はないよ」
「でも、信じてるの?
なんで?」
「う~ん、やっぱりいたら嬉しいからかなぁ…
だから、大変でも兄ちゃんやTちゃんにしてあげてるんだと思うよ。
二人が喜ぶかをも見るのも、楽しみだし、嬉しいしね
ママが信じてなかったら、プレゼントなんて用意してないよ」
兄ちゃんはしばらく考え込んでいました。
「あのさ、兄ちゃん…
Tちゃんみたいに信じてる人に『サンタさんはいないよ』とか言うな!
お前が信じる信じないは、お前の勝手だ!
でも!!
Tちゃんが、
『サンタさんはいる!』
と言うなら、Tちゃんにはサンタさんがいるんだよ!
それは、お前が決める事じゃないだろうが! 」
と、言うと
「はい…」
と、うなづいてショボンとしていました。
その後、兄ちゃんからはサンタさんがいるかどうかの質問はなくなりました
。
…が、ちょっとした異変が…
サンタさんを信じているような言動なのです。
去年も今年も…
え?
あれ?
私、カミングアウトしたよね?
あの話はどこへ行った?
なぜ?
頭おかしくなった?
さて、この本。
最近、図書館で見つけました。
主人公の男の子が親に
『サンタクロースって本当にいるの?』
と何度も問いかけます。
疑り深い男の子は、色んな質問でサンタさんの存在の確認します。
そして、お父さんとお母さんがそれに1つずつ答えていきます。
兄ちゃんにピッタリの本ではないか
と、私はこの本を見つけた時、嬉しくなりました。
その夜、さっそく兄ちゃんにその本を読んであげました。
ところが…
兄ちゃんの反応はイマイチです。
「あれ?
これ、兄ちゃんが知りたかった事じゃない?」
と、言うと
うーん
と考えながら、首を横に振りました。
「え?
違うの?」
どゆこと
ほうけている私を見た兄ちゃんは…
「違うと」
と言いました。
「何が?」
と、私。
「・・・」
え?
もしかして?
まさか?
「本当にいるとか、いないとかって言われたくないの?
本当は確認したくないの?
ママに『いるよ』って言って欲しいわけ?」
「うん」
まぢか!?
本当の事を聞いたから、そう思ったのかどうかは分かりません。
とにかく、私から聞いた『本当の事』は、兄ちゃんにとって『消去した記憶』だったようです。
本当は信じたいのです!!
これには驚きました
普通、分かるやろ…
と、突っ込まれるのかもしれませんが、私には全然分かりませんでした。
子の心、親知らず
ですね
『サンタさんは本当にいるの?』
この質問、親なら誰しもが聞かれるものではないでしょうか?
私も兄ちゃんが幼稚園の頃から何度となく質問されてきました。
それまでは、
「信じてない人のところにはサンタさんは来ないよね~」
と言ってきました。
が…、
3年生の時に、兄ちゃんがTちゃんに
「T
サンタさんは本当はおらんとよ」
と笑いながら言っています。
Tちゃんは、
「サンタさんはおるもん!!
兄ちゃん、ひどいこと言わんで!!」
と泣きながら、兄ちゃんに食ってかかっていますが兄ちゃんは笑いながら、からかっています。
この姿を見た時、私は兄ちゃんに本当の事を話しました。
「確かに、兄ちゃんが言うようにクリスマスプレゼントはママ達が用意しているよ
サンタさんは忙しいからね。
代わりにママ達が兄ちゃん達に配ってるよ」
兄ちゃんは
やっぱり!
という顔をしてました。
「でもね、考えて見て
何で『嘘ついちゃいけない』って学校でも大人もみんな、子どもに教えるのに、嘘をついてまで『サンタさんがいる』ってどうして言うんだろうね」
兄ちゃんは黙って聞いてました。
「ママは目に見えない力を信じて欲しいからだと思うんだよね。
そういうのが、きっとこの先『夢や希望を持つ力』に代わると思うんだよね
それに…
いると思う人の中には、サンタさんはいるんだよ。
たとえ、それがママ達でも、ピザ屋さんのサンタさんでもさ。
信じる人のところにサンタさんはいるのさ。
さて、兄ちゃんの知りたい本当の事は話したよ。あとは兄ちゃんが信じる信じないは好きにすれば良い」
「ママはサンタさん信じてるの?」
「うん」
「ママもプレゼントもらってたから?」
「ママはサンタさんからプレゼントをもらった事はないよ」
「でも、信じてるの?
なんで?」
「う~ん、やっぱりいたら嬉しいからかなぁ…
だから、大変でも兄ちゃんやTちゃんにしてあげてるんだと思うよ。
二人が喜ぶかをも見るのも、楽しみだし、嬉しいしね
ママが信じてなかったら、プレゼントなんて用意してないよ」
兄ちゃんはしばらく考え込んでいました。
「あのさ、兄ちゃん…
Tちゃんみたいに信じてる人に『サンタさんはいないよ』とか言うな!
お前が信じる信じないは、お前の勝手だ!
でも!!
Tちゃんが、
『サンタさんはいる!』
と言うなら、Tちゃんにはサンタさんがいるんだよ!
それは、お前が決める事じゃないだろうが! 」
と、言うと
「はい…」
と、うなづいてショボンとしていました。
その後、兄ちゃんからはサンタさんがいるかどうかの質問はなくなりました
。
…が、ちょっとした異変が…
サンタさんを信じているような言動なのです。
去年も今年も…
え?
あれ?
私、カミングアウトしたよね?
あの話はどこへ行った?
なぜ?
頭おかしくなった?
さて、この本。
最近、図書館で見つけました。
主人公の男の子が親に
『サンタクロースって本当にいるの?』
と何度も問いかけます。
疑り深い男の子は、色んな質問でサンタさんの存在の確認します。
そして、お父さんとお母さんがそれに1つずつ答えていきます。
兄ちゃんにピッタリの本ではないか
と、私はこの本を見つけた時、嬉しくなりました。
その夜、さっそく兄ちゃんにその本を読んであげました。
ところが…
兄ちゃんの反応はイマイチです。
「あれ?
これ、兄ちゃんが知りたかった事じゃない?」
と、言うと
うーん
と考えながら、首を横に振りました。
「え?
違うの?」
どゆこと
ほうけている私を見た兄ちゃんは…
「違うと」
と言いました。
「何が?」
と、私。
「・・・」
え?
もしかして?
まさか?
「本当にいるとか、いないとかって言われたくないの?
本当は確認したくないの?
ママに『いるよ』って言って欲しいわけ?」
「うん」
まぢか!?
本当の事を聞いたから、そう思ったのかどうかは分かりません。
とにかく、私から聞いた『本当の事』は、兄ちゃんにとって『消去した記憶』だったようです。
本当は信じたいのです!!
これには驚きました
普通、分かるやろ…
と、突っ込まれるのかもしれませんが、私には全然分かりませんでした。
子の心、親知らず
ですね