月ちゃんちのエイリアン2

気ままです
書けない日もありますがゆっくり頑張ります
今回は『自分』を主に書いています
読んで頂けると嬉しいです

兄ちゃんのクリスマスカード 1通目

2014年12月27日 | 家族
本来なら
『無理な物は無理!』
で通してしまう私なんですが、今年の兄ちゃんは本当によく頑張った!!

涙が出るほどです…

今年度は私の職場で、上司の人事異動がありました。
仕事の方針が変わり、私の仕事日数が増え、さらに肉体仕事に変わっていました。
本来は、春に辞めるつもりでいたのですが、諸事情がありタイミングを逃していました。

もともと体があまり強くなく持病もあるのですが、さらに、そのせいで頻繁に体調が悪くなり、食事の準備もきちんと出来ない日が増えたし、洗濯や掃除など家事全般がほとんど間に合ってなかったり、Tちゃんの事も目が行き届いてなくて…

『言い訳』と言われてしまえば、返す言葉もありませんが…


でも、
『お金が無いと、ご飯を食べに行ったり、遊びに行ったり、大好きな剣道だって出来なくなっちゃう!
と分かっていた兄ちゃん

小5といっても、まだ小さいのに私を気遣い、おうちの事もたくさん手伝ってくれました。


剣道の日は、学校から帰宅して出かけるまでに、40分程度しか時間がありません。
でも、おやつを食べ(食べないと倒れるしw)、学校の準備をし、お米を洗って予約セット、胴着と袴に着替えて、防具と竹刀(木刀も)を背負って、水筒を持って猛ダッシュで出かけて行きます。


私が具合が悪い時は
「いいよ、ママ寝といて。
なんかしとく?
「ご飯、準備してるからTちゃんと食べてくれる?
「おっけぇ~

で、空気の読めない小1のTちゃん
「ママ~、おなかすいた~
と言うと
「T
ママんとこ行くな
こっち来い、食べるぞ
しばらくすると…
「兄ちゃん、おかわり~
がうっすら聞こえます…
「・・・

ごめんよ~
ありがとね~


別の日、
「とりあえず、明日着る物と必要な物を洗濯ネットに入れといて。
今から洗って干すから。
と二人が夜ごはん食べてる合間に家事をしていると、食べ終わった兄ちゃんが
「干すの手伝うよ

お前も、自分の分は干せ
と兄ちゃん。
「いいよ、テレビ見てて。
見る暇、無くなるよ
(我が家の子どもの寝る時間は8時半目標なので…)
「いいよ。
「ありがとう

お遣いも良く行ってくれました。
「ママ
いつものより、10円安いのを見つけたよ
と主婦バリの喜びよう…


そして…
一番、感動したし

もう今のやり方は限界なんだ…

と感じたのが…
Tちゃんの夏休みからの異変でした。

Tちゃんだけ4月から学童に行っていたのですが、ずっと嫌がっていました。
クラスの話を聞いていても、時々、

何だか様子が変だなぁ…

と感じてはいました。
どうやら、乱暴な事をされたり、言われたりしていたようです。

ママに言えば心配をかけるから…

とTちゃんなりにたくさん我慢をしていたようでした。
その子達が、学童にも来ているようだったのです。


幼稚園でも延長保育をしていたのですが、好きではないのは知っていました。
夏休み入ってすぐの7月は兄ちゃんがいたので、仕事を調整してもらい、Tちゃんも学童をお休みしていました。
8月から兄ちゃんと行くようになって、丸一日学童で過します。


ところが、8月入ってすぐに兄ちゃんは剣道の合宿で数日出かけて行きました。
(こちらはこちらで心配事もあったのですが、また別の話なので…

その日、Tちゃんは一人で学童に出かけて行きました。
・・・が、

ぷるるる~~~~

とマンションの下のベルがなりました。

ええ
今頃?
もう出なくちゃいけないのに~~~

とイラつきながら出ると、インターホンのモニターには姿見えず、
「おえっ、ううっ( ꈨຶ ˙̫̮ ꈨຶ )」
と、泣き声が聞こえます

え?

「もしかして、Tちゃん?
そうです、行く途中で引き返して来てしまったのです。
インターホォン越しに、わぁわぁ言ってますが、まったく聞き取れません

「とりあえず、上がってきなさい
と扉を開け、私は仕事に行く準備をしながら、職場に
「少し遅れます
と電話を入れました。

ピンポーン

で、玄関を開けると、ひっくりかえって号泣してるTちゃんが…

な~に~が~、おきてるの~~~~

よくよく聞いてみると
「学童に行きたくない
あんな所、行けない
幼稚園のころから、本当は行きたくなかったけど、ママがお仕事だから我慢してた

と、号泣しながら言っています…

こりゃ、今日はダメだな…

と思い、その日は休み。
結局、兄ちゃんの合宿が終わるまで仕事を休みました。

で、合宿が終わって、兄ちゃんも翌日から学童に行く準備をしながら
「あぁ~、学童、行きたくないな~
とぼやいています。

もともと学校が嫌いな兄ちゃん。
学童はさらに嫌いなのは分かっています。
が!
「あんたまで言わんでよ~
と、Tちゃんの話をしました。
すると
「まじで
僕も帰ってきた事はないけど…
それはヤバいね…
と。

学童の先生にも、きちんと話をして気を付けてくれるように頼みました。
そうしてTちゃんも納得して兄ちゃんと学童に行き始めてくました。

『問題は解決した』

と思っていました。


ところが…
ある日、学童の先生に会うことがって、その先生が泣きながら
「お兄ちゃんは、本当に優しいですね。
T君の事をいつも気にかけて、良く面倒を見てくれています。
朝もいつも、T君が『行きたくない、おうちに帰る』と泣きながら言って、先に進まないのを、なだめたり待ってあげたり、手をひいたりして一生懸命連れて来てくれるんですよ」
と、言う話を聞いて、びっくりしました。

兄ちゃんもTちゃんも何も言わないから全然、気付かなかったのです。
先生、号泣です。
私の泣くタイミングは完全に無くなりましたが、衝撃でした…

私が言った一言で、兄ちゃんに本音を言えなくさせてしまったのだ…
兄ちゃんにTちゃんのお世話を随分と負担させてしまっていたのだ…

という事が何よりショックでした。


私にも4つ下の弟がいます。
両親が共働きだったので、当然ですが、小さい頃は弟の面倒を見るのは私の役目でした。
夜暗くなっても帰ってこない親を待って泣く弟を、自分も心細いけど我慢してなだめていたのを覚えています。

それと重なってしまいました(゜ーÅ) ホロリ


それを期に、私は仕事を辞めました。
悠長な事は言ってられませんが、Tちゃんが落ち着くまではしばらく家の事を中心に子ども達と過ごす事を選びました。


なので、今年はどうしても彼の1番欲しい物を贈ってあげたかったのです。
『サンタさんはちゃんと見てるよ』
って感じて欲しかったんです。


そこで、wiiU本体を先に購入したいとパパに話しました。
「ママは、どうしても兄ちゃんに頑張りに応えてあげたいんだね
「うん
「じゃぁ、wiiUを買おう
と決まり、パパから兄ちゃんに話してもらいました。
「うちもwiiUを買う事にしたよ
と。


喜んでくれると思っていました
ところが、最初の第一声は
「お金、大丈夫なの?
ママ、お仕事辞めちゃったでしょ?
でした。
パパ
「ボーナスもあるし大丈夫だよ
と答えると、嬉しそうに
「やったー
と言って、ようやくサンタさんへのお手紙を書き上げました。


     もうちょい続く…


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