<詰碁解答コーナー>
問題図(再掲)
一本道できわめて変化が少ないので、正解手順のみ示します。
無条件で取りにいくには黒1しかありません。黒3、5とひたすら目つぶしに専念し、
やはりひたすら目つぶしに専念し、黒11が先手になったことで、
黒13のアテでオイオトシ、白死となりました。流れる石のようですね。
皆さんこんにちは、tsumebloです。
あまり更新できずすみません。
なぜ更新できないのかというと、パソコンに向かうとついついネット碁を打ってしまうからです。
申し訳ありません。
前々回予告させていただいた通り、今回は照ノ富士特集です!
まずは春場所の展開を簡単に振り返ります。
↑千秋楽の放送で流れたエンディングです
今場所は出場を明言していた横綱鶴竜がドタ休し、白鵬が一人横綱として4場所ぶりに土俵に立つことになりました(去年7月場所は12日目まで出場していた)。白鵬は初日、二日目と連勝したものの内容にあまり白鵬らしさが見られず、右膝の状態が思わしくないとのことで三日目から休場となりました。
序盤の土俵で輝いたのは前頭四枚目、34歳ベテラン妙義龍でした。ただ一人初日から5連勝として単独先頭に立ちましたが、残念ながら翌日からの連敗で失速しました。
妙義龍に代わって主役に躍り出てきたのは小結髙安です。照ノ富士同様大関返り咲きを目指す髙安、場所前の合同稽古から好調が伝えられていました。場所前にお子さんも生まれたとのことで元気いっぱい(勝手にそう決める)、二日目から大関朝乃山、貴景勝なども破って9連勝、十日目終了時点で後続になんと2差をつけ、圧倒的優位に立ちました。
しかし十一日目に大関正代に敗れた一番から堅さが見られ、十四日目の翔猿戦は大逆転を食いとうとう首位から転落、十一日目~十四日目の4日間で1勝3敗と大きく崩れ、10勝4敗で千秋楽を迎えることになりました。
三大関は序盤からポコポコと星を落とし、優勝争いからは大きく後退してしまっていました。
(あれ?簡単にするつもりが…)
抜きつ抜かれつが派手に進む中、着々と星を積み重ねていたのが関脇照ノ富士です。ただ、序盤から少し強引な相撲を取っているのがtsumebloは心配でした。八日目に苦手の髙安に敗れて首位を明け渡し、十日目には志摩ノ海に逆転負けを喫して髙安に2差をつけられ、さらにはこの一番で膝の調子が悪くなってしまうという向かい風がビュービュー吹く厳しい展開となりましたが、十一日目から急激に内容がよくなりました。
強引さはまったく見えなくなり、十二日目の玉鷲戦の白星で9勝、大関昇進の目安となる「直近3場所を三役で33勝」に到達。十三日目に正代を圧倒して2ケタに乗せ、大関復帰がほぼ確実に。そして優勝争いでも首位髙安に並びました。十四日目も朝乃山を破って11勝3敗、今場所初めて単独先頭に立ちました。
こんなことを書くと照ノ富士に張り飛ばされそうですが、まさに「怪我の功名」だったかもしれません。
十一日目には横綱鶴竜の現役引退と、年寄「鶴竜」の襲名が発表されました。寂しいです……。
千秋楽を迎え、4敗・髙安VS4敗・碧山、4敗・貴景勝VS3敗・照ノ富士と優勝の可能性を残す4人は、直接対決が組まれることになりました。碧山は八日目まで4勝4敗の成績でしたが、そこからの6連勝で急浮上してきました。
髙安-碧山は優勝争い生き残りを賭けるとともに、勝った方が敢闘賞受賞という大きな一番でしたが、両者の勢いの差が相撲内容にもはっきりと表れ、はたき込みで碧山が勝利しました。
結び前に組まれた貴景勝-照ノ富士は照ノ富士勝てば優勝決定、貴景勝勝てば貴景勝・照ノ富士・碧山の3人による優勝決定巴戦となる一番でした。立ち合いから貴景勝が押し込んでいったかに見えましたが、照ノ富士の左おっつけが効き、押し出しで照ノ富士が勝って4場所ぶり3回目の幕内最高優勝を果たしました!
貴景勝(右)を押し出しで破る照ノ富士
膝は毎日の治療で乗り切ったそうです。さすがの集中力!!
三賞は照ノ富士が殊勲賞、碧山・明生が敢闘賞、若隆景が技能賞受賞となりました。明生・若隆景は三賞初受賞です。
後列が照ノ富士、前列左から明生、碧山、若隆景
うっっ、ここでもう5,000字か……。
もう少し行きましょう!
ここからは照ノ富士のこれまでのあゆみを見ていきます!
ガントルガ・ガンエルデネ(照ノ富士の本名)は、2009年に鳥取城北高校に相撲留学してきました(モンゴル出身)。
そのまま、2010年に高校卒業を控え元横綱二代目若乃花の間垣部屋に入門し、2011年5月技量審査場所で「若三勝(わかみしょう)」のしこ名で初土俵を踏みました。
類まれな才能でどんどん番付を上げていきましたが、幕下だった2013年3月場所後、師匠が体調不良のため間垣部屋が閉鎖されてしまい、元横綱旭富士の伊勢ヶ濱部屋に移籍しました。移籍によって稽古環境が充実したこともあり、同年秋場所で新十両昇進、しこ名を「照ノ富士」と改めました。
その後の活躍は次回に!
雑な文章ですみません。
…しかし、こんな記事面白いかなあ…。
<詰碁出題コーナー>
黒先です。この詰碁は難易度それなり、筋のよさ抜群、形もコンパクトで、昨年10月からtsumebloが作ってきた詰碁50数問のなかでは最高傑作です(創作歴半年が言うな)!!!
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