虹いろカエル通信

ハワイアナ日々の雑記帳

映画 [ ひまわり ]

2011年01月13日 | 日記
あの名画[ ひまわり ]をテレビで観ました。長い間、とても気になっていた映画です。

結婚したばかりのアントニオとジョヴァンニ、でも、戦争のために引き裂かれてアントニオ

は戦場のロシアへ。

しかし、戦いは終わってもアントニオは帰ってきません。夫は生きていると信じているジョ

ヴァンニは、見知らぬ地、ロシアへアントニオを探しに出かけて行きましたが、苦労の末や

っと探し当てたアントニオは、若く美しいロシア人の妻、マーシャと幼い娘と暮らしていま

した。

その後、イタリアまでジョヴァンニに会いに来たアントニオは、二人でもう一度やり直そう

と、すでに別々の道を歩きだしてしまっている二人には、決して許されるはずのない提案を

しますが・・・・・・

「戦争は残酷だ」 そう言って、アントニオは心をジョヴァンニに残して、マーシャの待つ

ロシアへ帰って行きました。





見渡す限りのひまわり、かって戦場だったその場所には、花の数だけの戦争犠牲者が埋め

られている、これほど静かな、でも強烈な反戦アピールはないでしょう。

アントニオの「戦争は残酷だ」という言葉が、[ ひまわり ]のすべてを物語っていま

す。そして、ヘンリー・マンシニーの、あの美しい旋律が、戦争に狂わされた三人の人生

を哀しく彩って、戦争の残酷さ、愚かさを私たちに教えてくれました。

  いい映画を観ました。