
かれはこのつぶつぶシーツが大好き。
大好き、っていうか、
これないと寝ない。
だから私は実家に帰るときも、
なにはさておき、このつぶつぶシーツだけは持参する。
でかいバックにつめて。
重たくてもかさばっても、これは持参。
今日、良かれとおもってつぶつぶシーツを洗濯した。
案の定かれは、窓辺に張り付いて、
天日に干された愛しのアイテムに泣き叫ぶ。
「つぶつぶシーツを触りたいよー」
と泣き叫ぶ。

すんません。
愛着や執着はよく見られることらしい。
美容師さんのお兄ちゃんは、
ボロボロになって5センチ角になったバスタオルを、
一日中握り締めていたらしい。
ご飯もそのぼろきれをもったまま箸を握って食べていたらしい。
「なんでおにいちゃんは糸くずを持ってるんだろう」
とずっと疑問だったらしい。
5センチ角になったつぶつぶを握り締めて箸を持つツクモ。
・・・愛せるっ

