前日の日記を書くようになったのは義父が認知症になってから。だいたいお昼ごはんのあと義父が落ち着いてテレビを観たり居眠りしている横でした。今、義父はいませんけど相変わらずそんな感じです。
日記とはいえ、ほぼ毎日同じ生活をしている私なので書く事は献立と天気と、、、
ちなみに昨日の献立は、生姜焼き、豆腐と卵のお吸いもの、ほうれん草の海苔和え、ペンネのサラダ、トマト(切っただけ)ハムカツ(昨日の残り)
「また、ほうれん草〜」
「今日は海苔だから、昨日とはちがうよ」
献立ってどうやって立ててますか?
私は行き当たりばったりが多くて、和洋折衷とは良い言葉ですけど、なんでもありです・・😱
何度も読み返す本に武田百合子「富士日記」があります。こんなにも日常を生き生きと語れる人はいないと思います。
献立、買い物、近所のおじさん、おばさんとの会話。山や野の自然。夏の暑さや秋の訪れは映像を観ているように感じます。
同じ日常を生きているはずなのに捉え方の差で面白い日にも、つまらない日にもなってしまう事には、ため息がでます。
義父がまだ認知症の本当に初期の頃、お昼を外に食べに行こうと誘ってくれて、ふたりでウキウキと出かけました。県民の愛して止まないうどん屋は超混み。それをみた義父は一気に不機嫌になり、帰ると。せっかく来たんだし、、と宥めるものの、さっさと駐車場に向かっていく義父。
「ちがうよー!歩いて来たのー!」
たまたま車から降りてくる方がいてその車に乗ろうとしている!!!
家族は義父をじいちゃんと呼んでました。当時の私の日記にも、お昼じいちゃんとうどん屋へ、、、と書いてあると思います。
その日の献立は何だったのかな。
うどんを食べ損ねたのでうどんにしたのか、義父の好きだったトマトの出汁浸しは作ったはず。
今年は義父の三回忌になります。
義父がいた頃はちびっ子だったワンコ。
義父だけは、他の家族は絶対ダメっていう、おいしいものをくれるので仲良しでした😆
今はこんなに大きくなってます・・・
今はこんなに大きくなってます・・・
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