この先を、生きて行く

難病の子もいる日常

犬がでてくる本・3

2018-06-02 20:57:45 | 
1・2と悲しいおはなしが続いたので。


『ぼくとソラ』
そうまこうへい/作 浅沼とおる/絵
すずき出版

「ぼく」のうちには「ソラ」という犬がいて、何でも出来てすごいんだよ!でも「ソラ」はじゅうよんさいだからじつはね・・。

老犬のお話。絵も可愛いけど、言い回しも面白いのです。本文で「ヨス!」といってもたべなくて、「ヨサ!」といってもたべなくて・・というくだりがあるのですが、それが楽しくて、よく子ども達と言い合っていました。

モデルは作者のそうまこうへいさんのお家で飼われていたビリーちゃんで、見返しのそうまこうへいさんのメッセージが、また素敵なのです。

老いるということ。それを自然に受け止める子どもの「ぼく」。最後のページも、あぁ、私もこうありたいな、と改めて思います。

ちょっと泣けちゃうけど、あたたかい涙。興味を持たれた方は、是非