つるりん一家の三姉妹は徒競走が苦手。
運動会では、よほど組み合わせが良くなければ1位や2位を取ることが難しい。
ところがサオつるりんが幼稚園の時の運動会。
障害物競走に出場したサオつるりんが2位で走ってきた。
しかも3位とは割りと差がある。
最後の障害物は平均台の上に乗って渡って行くもの。
平均台は2つある。
1位の子とは別のもう1つの平均台に乗れば
もしかしたら、もしかしたら1位の可能性もあり。
見てる方も思わず力が入る。
ところがサオつるりんが選んだのは1位の子と同じ平均台。
従ってサオつるりんの前に1位の子が平均台を渡っている最中。
しかも、1位の子は平均台が怖いようでなかなか進まない。
もう一方の平均台を渡れば1位になれる可能性大。
ところが後ろから追いついた子たちの多くが進まない平均台にぞろぞろと乗り出した。
2つある平均台のうち1つは誰も寄り付かず
もう1つの平均台は団子状態。
観客から笑い声と声援が上がった。
運動会後サオつるりんに、もうひとつ平均台があったことについて尋ねてみた。
するとサオつるりんから「順番に並ばないとダメだから」と返ってきた。