アーつるりんが食器を洗ってる時のことだった。
「痛っ!」と言う声が聞こえたのでサオつるりんが様子を見に行った。
すると「痛い」と言ったアーつるりんではなく
様子を見に行ったサオつるりんの叫び声が響いてきた。
慌ててママつるりんと、チィつるりんも駆け寄る。
泣き叫ぶサオつるりんと
手から血を流し呆然と立っているアーつるりん。
アーつるりんは驚きで言葉にならず
サオつるりんはどこも痛くない筈なのにギャンギャンと泣き叫び、何が何やら状態。
アーつるりんは食器を洗ってる時にコップが割れて手を切ってしまった。
手が濡れていた為に血が滴り落ち
物凄い出血にサオつるりんは気が狂ったようになった。
随分とザックリと行ってしまったらしく絆創膏でどうにかなるような傷ではなかったので
病院に行くことにしたのだが
出血がとまらないので、ママつるりんは手を上げてるようにアーつるりんに言う。
ところがアーつるりんは驚きで体の力が抜けてしまい手を上げていることも出来ず
チィつるりんがアーつるりんの手を押さえる。
ところでサオつるりんはと言ったら、泣き叫び、喚き、泣き狂っていた。
その声はあまりにも煩く不安と興奮を掻き立てるので
「煩い!!泣くな!黙れ!」とママつるりんが怒鳴る。
怒鳴るママつるりんの声も相当煩かったが、
それでも黙らないサオつるりんは頭をぺチンと叩かれていた。
結局アーつるりんは病院で5針縫って帰宅した。
割れたコップで5針も縫ったアーつるりんにはかなり痛い出来事にだったろうが
我が家にとっては、しっちゃかめっちゃかの1日となった。
今は笑える話しで、思い出のひとつ。