トランプ大統領はエルサレムをイスラエルの首都と認めると宣言し、アメリカ大使館をテルアビブからエルサレムに移転しようとしている。これに対しイスラム諸国は猛反発、国際社会から非難されている。
イスラエルは憲法で「ユダヤ人国家」と規定しているが、ユダヤ教が国教ではない。なので、首都をエルサレムに置くことにこだわる必要はないはず。
エルサレムはユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地があり、3つの宗教で聖なる都としているデリケートな地域。イスラエル側が「首都はエルサレム」というのをやめてテルアビブなど別の所に首都を移したら、国際問題は丸く収まるかもしれない。しかし、首都を移転するとしたら、イスラエル国民の過半数の賛成を得る必要があるだろう。おそらく国民の大多数はエルサレムが首都であることを支持していて、首都移転には反対するだろう。移転コストもかかるので、いずれにしても首都移転は容易ではない。
エルサレムはイスラエルで最も人口の多い都市であり、この点でもエルサレムを首都としたことは自然の流れだと言える。
エルサレム問題は天皇制(人権や機会均等に反した制度であり本当は廃止すべきだが、現時点では困難な状況)や台湾問題(中国と台湾はそれぞれ事実上別の独立国として機能しているが、一つの国という建前がある。台湾が独立宣言すると中国が反発するので、当面は現状維持しかない)と並ぶ「望ましい方向に変えることが難しい問題」の一つと言えるだろう。
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