聖白蓮

聖 白蓮です。
比較的少女の多い(実年齢的にはそうでもありませんが)幻想郷では貴重なお姉さん的キャラです。

彼女の髪は地毛だそうですが、グラデーションが美しい髪の毛になっています。
元は僧侶だったそうですが、お坊さんというとどうしても坊主頭というイメージがあり、彼女の髪はありだったんだろうかといつも思います。
魔法を使う程度の能力はけっこう多く、魔理沙やアリスも用います。ただ、やはり性質が若干異なるようで、魔理沙は近代的な魔法、アリスは古典的な大魔法、聖は和的な陰系魔法のようなイメージがあります。

ニコニコ大百科には「命蓮（みょうれん）という弟がいたが、姉の白蓮より早く死んでしまった。命蓮は伝説の僧侶であり、白蓮は年老いてから法力を学んでいた。弟の死に嘆き悲しんだ白蓮は、死を極端に怖れるようになった結果、法術と言うより妖術、魔術の類である、若返りの力を手に入れた。」とあります。
しかし、死がないと人生にめりはがなくなってしまいそうで、個人的には命は有限であった方が助かります。生が有限であるからこそ、死ぬまでは頑張れる。もしこれで生が有限でなく、いつまでも永久に頑張りなさいと言われたら、はたして人間は堕落しないで永遠に生きる事が出来るのでしょうか。
永遠に生きるという能力でいえば、輝夜や永琳、幽々子(既に死んでいる)などもいますが、月人・幽霊であったりと、そもそも精神構造が異なるので一概には言えません。その点聖は人間なので、よほど死が怖かったのかなーとも思います。
人間が死を恐れるのは、古来から普遍な本能的恐怖だと思いますが、同時に“死がなくなること”も恐れているのでしょう。死が無くなれば種を保存していく必要もなくなります。すると遺伝による遺伝子の進化といったものがなくなり、種としての進化が見込めなくなり、それは種としての最も根底部分にある本能に相反する事になりますから、死の消滅はまず避けるべき事象でしょう。
そこへいくと彼女は、この恐怖よりも死への恐怖が勝ってしまったということで、よほど弟想いだったと窺えます。彼女のお姉さん的な雰囲気というか気質は、ここからきているのかもしれません。

属性アイコン：聖尼公のエア巻物


☆：法界の火-光を発さない玉


枠：光風の吹くところ


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