四季映姫・ヤマザナドゥ

幻想郷の閻魔さま、四季映姫・ヤマザナドゥです。

閻魔はたしか種族的には神ですから、これでも相当偉い人だと思われます。
白黒はっきりつける、すなわち「断罪」を司る神様です。人が生まれながらにして抱える「罪」はキリスト教的に言えば「禁断の果実」を食べたことによってもたらされています。俗に言う7つの大罪なんていうのも、これによるものです。「禁断の果実」により人間には「有限の命」「大いなる罪」が科せられたわけですから、まさしく楽園からの追放と言わざるを得ません。
しかしながら、「禁断の果実」は我々に「知恵」を授けたともされており、現在の繁栄は寿命と引き換えにもたらされたものです。
そもそも楽園の追放自体が、もっと言うならこの地上に存在している事自体が「罰」であるはずなのに、さらに最後の審判で裁きが下されるという二重断罪を受けることになるわけで、知恵の代償は計りしれないものなのでしょう。しかし、七つの大罪を背負わなければ種族保存すらできず、アダムとイブが永遠に唯一生き続けることになったと思えば、「罪」の中にも大いなる意思の思惑が絡んでいそうです。

四季映姫はその人間の生前の行いから罪を計り罰を下すということで、最後の審判とはちょっと違うかもしれません。その場合は地獄に落ちるとかで、神様にとっては「地上」自体が汚れた場であるのでそれで十分なはずですが、さらに下位層があるという恐ろしさ。私としては今生きているのも十分辛いわけですから、恐らく地獄の苦行には耐えられないでしょう。

なんだか宗教チックな話になりましたが、調べて話している内容ではないので解釈が間違っている部分もあるかもしれません。キリスト教徒の方は無知な人間の戯言だと思ってスルーしてください。
そんなこんなで全体的にダークな感じの仕上がりですが、気に入ればもっていってください。

属性アイコン：羅刹と骸(羅刹とは滅亡を司る鬼神だそうです)


☆：裁きの十字架


枠：断罪


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