語り得ぬ世界

現実逃避の発展場 Second Impact
since 2014, The First Departure:2005

さよなら、萌える楽園

2021-12-28 07:55:21 | 萌えるうどん屋
「秋深しロマンス珍旅」シリーズ連載の途中ですが、臨時ニュースをお伝えします。
昨夜珍は友人Fと “ 萌えるうどん屋 ” へ行ってきました。京阪本線連立立体交差事業によるフレストK園店が今年大晦日に営業終了することに伴い、うどん屋も営業を終了します。Fが定期的に通院しているK園の歯科医がちょうどこの日だったので、最後に訪ねようということに。珍ブログとともに重ねてきた萌えの楽園も失われます。まさに失楽園。八雲に続き、われわれの楽園がまた一つ消失…。



珍は予算査定ヒアリングが長引き、予定より15分以上遅れてしまったので、Fには先に入店して待ってもらっていました。そして合流し、まずは生ビールで乾杯。Fはなぜか生ビール(グラス)をチビチビ飲んでいました。しかもうどん屋なのにアテはガーリックポテトフライ。生ビールはプレモルでして(グラス)は税込@495円也、珍は(中)で税込@605円也(いずれも1杯目に煮干しの焼いたんが付きます)、ガーリックポテトは税込429円也。



いつものセットメニューはいつの間にかなくなっていましたが、居酒屋系一品メニューが増えていました。男の定番メニュー、ポテトサラダは税込528円也。
さて、ホール係は野郎1と女子1で構成。女子バイトちゃんはとても忙しそうでして、見た目はキュートなのに最初はえらい忙しない印象でした。忙しそうなのでなかなかロックオンもできず…。



もはやグロテスク(笑)
「天ぷらオールスター」という、うどん(讃岐うどん)の天ぷらトッピングをすべて網羅したもの。ありそうでなかった居酒屋メニューですな。税込748円也。



「天ぷらオールスター」のうち海老はFに、卵は珍に、あとは半分こ。
野郎が入り込んでいる時点でもはや楽園とは言えないのですが、バイトちゃんにオーダーしても(忙しいからか)サーブするのは野郎バイト。下僕なのでしょうか(苦笑)



「天ぷらオールスター」の下に隠れていたのは、うどんの素揚げ。ミミズではありません(笑)
バイトちゃんは「こちらうどんを揚げたものです。珍しいでしょう?」
「どう見てもスパゲティですよね」と珍が返したものの、ややスベる(苦笑)
ミミズで返してたらドン引きされていたでしょうな。
とはいえ、バイトちゃんが少し馴染んできた様子。
「ボケなあかんぞ」
「オレが普通に会話して、オマエがボケるパターンやろが」とF。
「ボケるタイミングが相変わらず難しいわ」
「ヘタレか」
「オマエもボケんかいっ。ツッこんだるわ」



おでんはどの種も税込@88円というもはや閉店セール状態。大根2、焼き豆腐2、じゃがいも1をオーダー。計440円也。
バイトちゃんが持ってきてくれましたが、テーブルに置いた瞬間、珍が彼女にツッこみながら爆笑。
「ハハハハハハ!デカっ!これってうどん鉢やんな?」
「はい、そうです。うふふふふ」とつられて笑うバイトちゃん。彼女が下がってから…
「愛想ええやん」
「忙しいんやけど、ボケれそうやわ」
「ボケろよ」
「しかし想像力が弱くなったのか、咄嗟にネタが出てこんわ」
ちなみに、おでんの出汁はわれわれにはちょっと甘くて、いつものように飲めませんでした。



バイトちゃんをマニアックに撮影(笑)
ちなみに、彼女の苗字は後に「佐近(さこん)ちゃん」と判明。
そのとき「これ、見てみ」とF。



「うどん屋のプライドはどこ行ったんや(笑)」
「そばをうどんに替えたらいくらですか?って彼女に聞いてみ」
「オマエが聞けや」



「綾瀬」(綾瀬はるかそっくり)から始まるバイトちゃんの系譜は、
・愛想がいい
・たどたどしい
・プリティな酔っ払いのボケにつきあってくれる
というのが大きな特徴でした。オーダーしたバイトちゃんがサーブするという原則につけ込み(笑)飲み倒したものですが、綾瀬以降も数々のヒロインが登場しました。詳しくは「萌えるうどん屋」カテゴリーをじっくりご参照ください。
実は綾瀬の前にテキパキ系(=たどたどしくない)の超愛想いいバイトちゃんがいました(二人は一時期かぶっていたかも)。それはそれでよかったんですけどね。綾瀬はるかにそっくりなバイトちゃんがいてるとFに自慢して以来、ここに来るようになったのは事実です。



恐れていたことが起こりました。ここの最大のアトラクションである「日本酒を一升瓶で注ぐ」も終了。
「こぼしてね」
「ほんまにこぼれた!」
とテーブルにまでこぼしたバイトちゃんがいたのも今は昔。
加えて、酒のグラスがキリンビールってのはね…。以前は冷酒用のグラス(上が開いたやつ)だったと思います。しかも店で出しているビールはサントリーなんですけど?
ちなみに、オーダーしたのは「金陵」「土佐鶴」「八海山」でして、いずれも税込@528円也。「八海山」のみ一人2杯飲みました。アテの〆は(写真がありませんが)焼きなすおろしをオーダー。税込418円也。
「ボケなす一つ」とボケたかったのですが、バイトちゃんを呼んだのに、聞きにきたのは野郎バイトでした。ボケる気しまへんわ。
なお、珍席は壁に向いていたので店内の様子がわかりませんでしたが、意外と女子一人客が多かったようで、F情報では珍の背中後方にいきなり熱燗を飲んでる女子などがいたそうです。女子客にとってはオレらはうるさかったでしょうな(苦笑)



「こんなメニューもあるやん」
「アテになる品数も多いし、食う量が減ったんで量的にもちょうどええやん」
「オトナも頼めるんかな?オレらは中学2年生なんでギリセーフやろ?」
「ボケろよ」
「普通にこれ2つって言うたらどうするやろ」
「普通に、はいって言って下がっていったりして」
「ある意味コワいな。それなら、申し訳ありませんがお子様向けでして…って言ってくれたほうがボケやすいで。これ!これ!アンパンマン!アンパンマン!でんちゃ!でんちゃ!と幼児言葉で返すとか」
「ドン引き確実やな。鉄道警察隊が来るで」
「ああ、これがあるってわかってたらボケてたのに」
「ヘタレがほんまにやれるんかいっ」



〆のうどん。うどんも「かけ」「ぶっかけ」は半額というやはり閉店セール状態。Fが「ぶっかけ」を、珍は「かけ」をオーダー。いずれも税込264円也。



なじみの店がまた一つなくなるってのは寂しいですな。10月の「八雲」から立て続けですからね。明日29日はFと京都忘年会です。「八雲」の穴をどの店で埋めるか…。



佐近ちゃん。勘定の際に会話できました。Fが右近さんとか精一杯のボケでスベっていましたが(笑)そのとき佐近ちゃんはFをスルーしながら「佐近の佐は左じゃなくて人べんが付いているんですよ」と名札を見せてくれました。苗字に誇りがあるのはいいことですね。ご先祖様もお喜びですぜ。
もう1~2回通ったら左近ちゃんと馴染めそうなんですけどね。「号」の称号を授与できる潜在能力があると思います。佐近ちゃんは閉店する大晦日(18時閉店)までバイトが入っているそうです。「来てくださいよぉ」と言われたという珍の記憶は幻だったとは思いません。
「ああ言ってたけど明日から大晦日まで毎晩来たらドン引きされるやろな(笑)」
さよなら、萌えるうどん屋。
コメント

楽園再興、最高_06

2019-12-02 07:11:52 | 萌えるうどん屋
ここからは怒涛のサービスショット!



バイトちゃん二人のキャラがぶってるので、後ろ姿だけだとどっちがどっちだか…。



近っ(笑)
しかし、よぉ撮りましたな(苦笑)



ライブ感のある写真になりました。
って、かなり大胆に撮ってますけど、大丈夫でっか?



〆のうどん食ったのに、まだ飲むかー。



「まあ飲めや」
〆の酒は「豪快」熱燗。



この日も記憶は海の底に置いてきました。



オラオラ!飲まなやってられへんわ!



幽かな記憶を辿りますと、ニューヒロインはもう間もなくバイトを辞めるようなことを言っていたような気が…自信がないのですが(←やんな?F?)そうだと近々もう一回行かないと!
いずれにしても、1年来ない間に楽園は再興され、最高の楽園となっていました。ニューヒロインがいなくなると、ヒロイン代表の座を懸けて萌えな争いが勃発しそうで、F&珍にとっては目が離せない楽園となりそうです。定期的に来ないとね。
(おわり)
コメント

楽園再興、最高_05

2019-12-01 08:49:29 | 萌えるうどん屋
この日もよく飲みました。(珍は糖尿外来の検査前週なんですが…)



残っている日本酒は「司牡丹」「土佐鶴」「金陵国の光」「豪快」などでして(これらすべて税抜@480円)日本酒の種類も減りましたが、こぼしの量は増えています。



〆のうどんです。珍は「天おろしぶっかけ」をチョイス。やはりパーツがデカいです。税抜860円也。



海老の天ぷらがしゃちほこ状態。四国と言うより名古屋ですがな。



海老天のスケール感がお分かりいただけるでしょうか。



Fがチョイスしたのは「温玉とろろぶっかけ」。見た目もおとなしく、〆にふさわしく胃にもやさしいうどん。税抜780円也。



サービスショット!店内が少し混んできました。
さらに二人は日本海溝ならぬ日本酒海溝の深海へ…。
(つづく)
コメント

楽園再興、最高_04

2019-11-30 07:24:02 | 萌えるうどん屋
楽園は一時存続の危機にありましたが、見事に再興を遂げておりました。



右がニューヒロインですが、二人はルックスも似てますし、総じてキャラかぶってまっせ(笑)
愛想の良さでニューヒロインですけども、この店でのバイト経験も長いような気がします。



おっと!Fの背後に囲碁の菫先生が!(笑)



ニューヒロインの登場と野郎バイト消滅にFはご機嫌さんでございます。



これぐらいから珍の記憶は混濁しています…。



ニューヒロイン、キターっ!
(一応お客さんのお顔にはモザイクを施しております)



再び味噌おでんです。定番の居酒屋系コースはなくなりましたが、かえって単品のほうがいいかも。
なお、配置がビミョーにエロいんですが…次回は玉子2個とごぼ天をオーダーします(笑)
ちなみに、3種類とも税抜90円也。
(つづく)
コメント

楽園再興、最高_03

2019-11-29 07:10:27 | 萌えるうどん屋
冷酒が進むとアテも変化していきます。



いかの刺身もやはりビッグです。税抜630円也。



グイっと飲み干すF。いかの刺身のスケール感がおわかりいただけるでしょうか。



ニューヒロインに「こぼしてね」を連呼。
「あ、こぼしすぎちゃいました」(萌え!)
Fと珍に対する警戒心も緩み、こぼし量が増えてきました(^.^)



こちらはFの冷酒。かなりサービスしてくれていますが、実際は(テーブルに)こぼさずに飲むのが難しいです。



ニューヒロインをロックオン、艦砲射撃!



18時半になり、もう一人のバイトちゃんが登場!これで破壊力は倍加算か?!
(つづく)
コメント (2)

楽園再興、最高_02

2019-11-28 07:21:55 | 萌えるうどん屋
メニューが大きく変わった中で、不思議というかなぜ?ってのが味噌推し。以前「秘密のケンミンSHOW!」でも他県人に比べ大阪人は味噌がさほど好きではないと放送されていました。確かに味噌汁だって毎日あるわけではないですしね(関東じゃ毎日マスト)。かといって嫌いではないです。例えば名古屋の味噌カツや味噌煮込みうどんとか、豆腐やこんにゃく、生麩の田楽とかは食べますからね。まあ、たまにですけど。



味噌文化が定着していない薄口の大阪で勝負に出てますなぁ。なんで普通の関東煮にしないの?オーナーか板長が大阪人じゃない?味噌おでんと言えば、静岡か愛知ですよね。群馬もあったかな。しかし「四國の味噌おでん」ってのも無理ありますよね。店の名前の冠なのでしょうが、四国に名物となる味噌おでんはあるのかな。この店ではおでん以外にも味噌を使ったメニューが3つぐらいありました。N市・大阪府であまりオーダーがあるとは思えないんですけど…。



おでんの焼き豆腐です。税抜100円也。味噌おでんというわりには味噌の量は控えめ。濃厚なのを想像していましたが、普通に味噌味のおでんです。さすがにそこは大阪人への配慮でしょうか。逆に中途半端ですけど(苦笑)焼き豆腐は大きいです。てか、この店、メニューの種類は減りましたけど(うどんメニューは増えた)全体的にボリューム感が増しました。話に夢中で撮り忘れましたが、じゃこカツ(じゃこ天のカツ)なんて大きいのが2枚あり、思わず2人前じゃないよねと伝票を見たぐらいです。



お酒がお酒が進むくん。
とここで、当日は気づかなったのですが、日本酒のグラスがキリンビールやん!雑やな、オイ!以前は無地透明の冷酒用っぽいグラスでしたけど、この店で日本酒をやたら飲むのはFと珍ぐらいなんでしょうね。



この時点(18時頃)で客はわれわれ二人とFの後方に陣取るオジジとオババだけでした。オババさまは相当な高齢だとお見受けしましたが食欲は旺盛で、餅入りのうどんを食べておられるようでした。餅を空中に引っ張るように伸ばしておられたのでわかったのです。って、大丈夫か?そんなメニュー。喉に詰まらせまっせ。
と、さらにここでFが違和感を覚えました。



「ここ、うどん屋やんなぁ?えらいクリスマスムードを醸してるけど?」
「以前は竹を使ったりして和テイストの設えで、年中ジャズが流れていたよな」
「うどん屋でメリークリスマスはないやろ」
「クリスマス特別メニューでもやるんちゃうか。うどんケーキとか」
「糖分多っ」



そう言えば、前回の珍ブログ記事を見ると、そのときはハロウィン推しでした(笑)
節操ないんかい、うどん屋!(笑)
(つづく)
コメント

楽園再興、最高_01

2019-11-27 07:42:23 | 萌えるうどん屋
ファンのみなさん、お待たせいたしました。昨夜Fと珍で久々にK園駅の“萌えるうどん屋”へ行ってまいりました。前回いつ来たのか覚えていないので珍ブログで確認すると、昨年10月25日なんですよね。ですんで、ほぼ1年1か月振りの来店でした。すると楽園は…



記憶が混濁していますので(笑)写真中心にイキます。ご容赦を。
昨日は友人Fが夕方K園の歯科医へ行く予定というので、ならば待ち合わせようということになり、退職により完全フレックスタイムとなっている珍は日程さえ入っていなければ早めに退社できますので17時に合流。って早っ。キケンな匂い(笑)



一番恐れていたのは野郎バイトが蠢き、バイトちゃんが楽園を完全に追放されているのではないかということでしたが、幸いにしてホール係はバイトちゃんでした(17時時点でホール係1名)。前回いた「かしこまりました」のビミョーなバイトちゃんは辞めたのか見かけませんでしたが、愛想のいいニューヒロインが登場!



ド定番「たっぷりこぼしてね」と求めると…



なかなかのこぼしっぷりにはしゃぐプリティな中2二人に対し、彼女はドヤ顔で下がっていきました。
さらに店内を見渡すと使えそうなネタが満載。



これは使えます(笑)
Fと珍の楽園うどん屋は知らない間にメニューが変わっていまして、居酒屋系のメニューは減り、うどんの種類が増えていました。しかも初来店以来の伝統の酒セットメニューはついに駆逐され、替わってガキンチョメニューが登場。それにしてもかなりコスパのいいセットメニューですな。しかもボリューム的にもほどほどにいい感じ。
で、当然使います。
「ボケるとこやな」
「オマエがな」
「オマエやろ」

さきほどのバイトちゃんに…
「(指差し)これのドリンクを酒に替えれるの?」(ヘタレか、ナニ普通に聞いとんねん)
「すいません、それはできないんです」(そりゃそう答えるしかないよね)
「オトナがオーダーしていいの?」(F精一杯のボケ)
「はい、大丈夫です」
「ええの!?(二人で合唱)」(バイトちゃんに負けとんがな)
ノンアルで、しかも一人じゃオーダーできませんが(笑)次回使えそうですな。
(つづく)
コメント

かしこまりました_04

2018-10-31 06:55:41 | 萌えるうどん屋
ある意味ニュー・ヒロインの登場でして、二人はそれなりに楽しんでいたわけですが、そもそもあまりの変化球、それも左アンダースローから繰り出されるスローカーブみたいな左打者には背中からの球筋というクセ球なわけです。掴みどころのない“ミス・かしこまりました”にはさらにロックオンからミサイルを発射。



「生真面目な中にも客をまるでうんこを見るみたいな上から目線やな」
「それはあまりにもオマエがうんこみたいな客やからや」
「オマエはうんこそのものぢゃ」
「そういう意味で言うと、生真面目でもないんやろな。ミッションには忠実やねんけど、コミュニケーション能力に問題があるというか…」
「よぉ客商売のバイトする気になったよな」



上の写真をズーム。



「最初はあの子がニューヒロインか?!と思ったけど…」
「普通に愛想がいいしな。よく笑うし」
「しかし毒気のあるヒロインには負けるわな」
「オレらはまだまだ青いな」
「半分青い」
「残り半分エロい」



上の写真をズーム。



この日日本酒3杯目(生ビールを加えると通算6杯目)となる「八海山」(税抜399円)と「金陵国の光」(税抜336円)をオーダーし(もちろん「かしこまりました」付き)大胆にも注ぐ手元をパチリ。もちろん「撮っていい?」と聞きましたけど、完全にわれわれに心を許していますよね。



「こぼしてね」「すげぇー」「これは凄い」「素敵!」「素晴らしい!」を連発。しかし酔っぱらってるからか語彙は少なく、単調な盛り上げ方(笑)
それでも“ミス・かしこまりました”はけっこう嬉しそうに見えました(珍's Eye)。



「ニューヒロインに認定するかどうかは次回の結果しだいやな」
「オマエ、戦略偵察しとけよ」
「一人で彼女にツッコミ入れたり、ボケたりするのはコワい」
「ヘタレか」
「そもそも次回行っても忘れてるかもしれんで」
「今日のことは忘れたい…みたいな?」
「これで来週一人で行ったら勘違いされるで」
「ストーカーに?」
「せや」

ちなみに、〆のうどんをオーダーする際にボケてみました。
「〆のうどんをお願いします」
「かしこまりました
「牡蠣カレーうどんで」
「えっと…それはセットメニューにはございませんので…」
「ネタですよ」
「…」
見事不発でした。あと、「空いたお皿をお下げしてよろしいですか?」にいつもの「こいつも下げといて」をかましましたが、こちらも不思議な愛想笑い(無愛想笑い?)で不発。高度なボケへの対応力はまだまだ未開発ですな。



先の記事にも書きましたけども、勘定ももちろん彼女に。
ただし、この店は勘定のタイミングが難しく、ターゲットがホールにいるとき中途半端に立つと、別の子、もしくは調理場から野郎料理人(この日も何度か出現)が現れるので、もっとも確実なタイミングは、ターゲットが別の客の勘定をしているときに立つことです。

「ごちそうさまでした」
「ありがとうございました」
「お酒の注ぎ方よかったよ。いっぱいこぼしてくれたし(ほんとはまだこぼせるはずと思いつつ…)」
「そうですかぁ」
「今度来たらまたこぼしてね」
「(嬉しそうに)かしこまりました」(珍's Ear)

なお、これまたレシートを確認すると、根本メニューの「酒膳」にまで火・木曜アルコール30%割引が適用されていて、税抜@1,680円が504円引きの1,176円に。つまり2人前で1,008円引き。〆のうどんとかアテ類もセットなわけでして、きっと間違ってますよね…。あるいは感謝か好意のしるし?
「かしこまりました」(笑)
(おわり)
コメント

かしこまりました_03

2018-10-30 07:03:13 | 萌えるうどん屋
「もう完全にキャラが屹立してる」
「下の名前を聞けよ」
「クール過ぎてもはや話の接ぎ穂が見つからん」
「根性なしか」
「オマエが聞けよ」
「オマエが聞けや」



「髪型はボブというかショートボブというか、でも実際はおかっぱやんな」
「化粧っ気ないしメガネも黒縁でビミョーに大きいし…」
「でも…よく見るとけっこう美人顔やで。いまどき珍しい黒髪やし、髪型をちゃんとオシャレしてメガネをフチなしとかにしたら、けっこうシュッとした美人や」
「性格がな…」
「まあ、あの見た目とビミョーな性格でキャラが立ってるからなぁ」
「とにかく2杯目イコか」
「すいませーん」
と彼女を呼ぶオレたち。



オーダーしたときは<またかよ…>と再びため息まじりの「かしこましました」でした。
「このクソどもが…と思いながらも『かしこまりました』は言うんや」
「彼女の中では王様にもゴミ箱にも『かしこまりました』はマストなんやろ」



「梅錦」「玉乃光」(ともに税抜570円→399円)2種類の酒を同時に頼んだので、落とすんちゃうかと思うような危なっかしさで一升瓶を2本抱えて彼女が登場。

「たっぷりこぼしてね」
「かしこまりました」
と言いながら1本を脇に置き、注ぎ始めるとやはり初動でこぼしたものの、どちらも1杯目よりは少しだけ多め。
「おおっ、素晴らしい!」
「やるねー」
二人して褒めまくると、立ち去るときの彼女の表情が少しだけ和らいだように見えました。



「ちょっとだけ嬉しそうやったで」
「何でも褒めて欲しいタイプやな」
「普通に褒めてもらえるタイプには見えへんもんな。愛想ないし」
「面倒なのは俺らよりあの子やろ」



「じゃこ天炙り」は税抜520円也。このほか「牛すじの煮込み」(税抜530円)や「お新香盛り合わせ」(税抜410円)を五月雨的にオーダー。もちろん彼女に。

「まだうどん屋ヒロイン番号で何号とかまでは言われへんけど、何か名前はほしいな」
「“ミス・かしこまりました”やな」
「ミセスかも…」
「それはコワいな」
「でもどう見ても女子中学生やで」
「見たんか」



「しかしまあ今日は楽しいな」
「あの子はオマエみたいなゲスい客に遭ってもて最悪な一日やろな」
「オマエのせいや」
「オマエぢゃ」
(つづく)
コメント

かしこまりました_02

2018-10-29 08:20:19 | 萌えるうどん屋
G談義で盛り上がっているとき、ふと気づくとバイトちゃんがもう一人。おでん数種を頼むと丁寧に、ゆっくりと(苦笑)伝票に記載していきます。最後に
「かしこまりました」
「…」

丁寧といえば丁寧ながら暗い無表情で立ち去る彼女の背中を見ながらFが苦笑い。
「新キャラ登場」
「ビミョーやけど」
「愛想はゼロ」
「キャラ的にはわるくない…というかツッコミどころ満載」
「ボケは通じんで、きっと」
「生真面目やねんな」
「単に暗いだけなんちゃうん?」
「メガネっ娘なんでそこの得点は高い」
「オマエだけやろ」
「見た目は中学生みたいや」
「居酒屋で中学生がバイトしたらあかんで」
「JCが『かしこまりました』は言わんやろけど」
「さっきの『かしこまりました』はマニュアルか?」
「いや、最初の子はなかったしあの子しか言わんで。オリジナルやろ」
「あのキャラで『喜んでぇ』はないわな」
「しかし、うどん屋で『かしこまりました』はないやろ。秘書とか経理のイメージや」
「そのギャップに萌えさそうとしてるんちゃうか?うどん屋でまっさかの…みたいな」
「まんまと術中にはまっとるやんけ」
「あの子がそれ狙ってたらほんまの“まさか”やろ」

ビールのお替りをお願いしようと声をかけました。珍だけがお替りで…
「生中1つ」
「かしこまりました」

「ヤバい、ヤバい(笑)」
「女子中学生にビール頼んでるみたいで背徳感が凄い」
「しかも委員長か生徒会長系やし」
「萌え以前の萌え」

その後再び彼女がやってきて…
「酒膳にはもう1杯お酒が付いているのですが…」
「じゃあ、その生小2つで」
珍がそう言うとこの日初めて彼女の表情が動きました。動揺したのか戸惑った表情で…
「えっとぉ…この生ビールはキャンセルですか?」
「いや、それは保留にしといて。あとで頼むので」
「かしこまりました」
と伝票から切り離した紙片を伝票に戻すと立ち去って行きました。

「融通は利かんタイプやな」
「イレギュラーなんに出会うと衝突事故になるよな」
「ビールは一旦キャンセルしておきますね、で済んだわな」
「紙片持たれて聞かれたら保留にしたくなる」
「さっきは客席の椅子に思い切りぶつかっとったで」
「客に呼ばれると右往左往というか、一瞬焦ってるよな」
「もしかしたら融通利かんように見せかけて、それが狙いやろ」
「それがほんまなら諸葛孔明ぐらい凄い軍師やで」



カキフライは確か長い髪女子にオーダーしていたと思います。カキフライ単品ありますか?と聞いた記憶があります。そもそもこの盛り上がりなのに記憶が曖昧に(苦笑)
ちなみに、このカキフライがレシートに見当たらなくて、該当してそうなのが「うどんその他」。それが税抜@800円也。何だかお高いですな…。レジは(当然タイミングを見計らって行った)メガネっ娘委員長でしたけど間違ってない?(苦笑)



珍しい出汁巻き玉子のおでん。税抜@120円也。これはお得かも。
なお、他にオーダーしたおでん種は大根(税抜@90円)、ちくわ(同90円)、厚揚げ(同110円)でした。
このあたりからメガネっ娘委員長にオーダーロックオン。

「すいませーん」
「はい」
「日本酒、司牡丹」
「2つ」
「(ふーっとため息をつくようにしてから)かしこまりました」
どこかしら怒りすら滲むような無表情で立ち去る彼女。

「今ため息ついとったな」
「ええ加減にせぇよな…みたいな」
「しかし客のオーダーにため息はないやろ」
「やったらあかんことやけど不思議と腹立てへんけどな」
「ブログ行きのネタいただきました…みたいな」
「完全にロックオンがバレとるで」
「なんでロックオンされてるのかの意味はわからんやろけど」
「まずは『かしこまりました』に萌えやん」
「見た目とのギャップな。しかも愛想わるいのになぜか気になる」
「この店特有の“たどたどしさ”の伝統は見える」
「ヘタしたら要領わるいところを持ちこたえてるのは、見た目ギャップと不思議ちゃんキャラやな」
「われわれの真骨頂はここからや」



一升瓶を抱えるようにしてやってきた彼女に…
「たっぷりこぼしてね」
「かしこまりました」
注ぎ始めてすぐ瓶から勢いよく数滴が飛び出しました
しかし彼女は何事もなかったかのように注ぎ終えると一礼して調理場へ。
なお、司牡丹は税抜@480円也。ただし、この店では火曜・木曜のアルコールは30%引きという大盤振る舞いでして、@336円に。

「ほんまにこぼしたな」
「こぼしたことには悪びれてなかったよな」
「酒をこぼすのはあかんことやねんけどな」
「めんどい客に付き合うのを早よ終わらしたかったんやろ」
(つづく)
コメント