スタートで一頭だけ立ち遅れてしまい、そこから集団に取りつくも後方2番手でレースを進めることに。
緩い流れの中でも折り合いはつきまして、脚を溜めつつ勝負所からじんわりと加速して前との差を詰めていきました。
それでも直線に向いたときにはまだ後方。そこから内外にバラけかけた馬群の間を縫って外めに持ち出し、直線半ばで追い出されるとグンとギアが上がり、あっという間に先頭に立つ勢いで脚を伸ばします。
一番人気のオヌールに猛追して、差し切れるかというところまで追い上げましたが、オヌールの脚も残っていてクビ差だけ凌がれ、惜しくも2着でのゴールとなりました。
ノーザン仕上げでじっくり乗り込まれてきましたし、追いきりでもそこそこ動いていましたから、惨敗はないだろうとは思ってはいましたが、前評判の高かったオヌールにここまで際どい競馬ができるとは、正直思ってもみませんでした。
ていうか、スタートで2馬身くらい遅れていての勝ち馬とクビ差。出遅れなかったら勝っていたじゃない!!
まあ、オヌールは詰め寄られても余力がありましたし、キチンとゲートをでていたらそれはそれで、ビビりだけに周囲に気を遣ったりしてここまでポテンシャルを引き出せることなく終わっていたかもしれません。
いや~、それでもレース内容としてはかなり高いものを見せてくれました。
開幕週にしては差し届く馬場だったにしても、スローペースの中を後方に位置して、ほぼ直線だけの競馬。
上がり3ハロンは32.8秒と33秒を切ってきて、次位の上がりを計時したオヌールと3着のスズカトップバゴよりもコンマ6秒も速い。
パドックでもレースでも繊細な面は見せずに直線では開いたスペースを割って伸びてきていた。
また馬体重も472kgと十分な馬格。今年の春先までは調教を進めると馬体が細化してしまい、450kg前後で推移していた馬がレース用に仕上げていって470kg台ですから、当時をやきもきしていた私としては成長ぶりに感慨深いものがあります。
ほんとゲートの出を除いたら100点満点をつけてあげたい濃い内容。
其れだけにオヌールを豪快に差し切ってくれていたら、2歳牝馬の新星誕生ともてはやされたことでしょう。
ケガやこの後の精神面の悪化さえなければ、すぐに勝てるレベルにはあると思いますので、まずは激走の疲れを癒して次に向けて頑張ってほしいものです。
早めに勝ち上がってくれたら、来春が楽しみになるんだけどなあ...
ローテーションを考えると、やはり今日勝ってれば楽だったんだけどなあ...
いかんいかん、タラレバばかりの文章になってきちゃったよ(笑)
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